Result | Rider | Machine | Time | Point | Total | Ranking |
1 | フレディ・スペンサー | NS | 47:47.90 | 15 | 30 | 1 |
2 | マルコ・ルッキネリ | NS | 48:02.89 | 12 | 14 | 4 |
3 | ロン・ハスラム | NS | 48:24.18 | 10 | 20 | 3 |
4 | ケニー・ロバーツ | YZR | 48:32.01 | 8 | 20 | 2 |
5 | キース・ヒューエン | RGB | 48:32.75 | 6 | 6 | 6 |
6 | マーク・フォンタン | YZR | 48:33.62 | 5 | 13 | 5 |
7 | バリー・シーン | RGB | 48:33.99 | 4 | 5 | 9 |
8 | G・パーチ | RS | 49:18.09 | 3 | 3 | 11 |
9 | S・ペランディーニ | RGB | 49:21.75 | 2 | 2 | 13 |
10 | ジャック・ミドルブルグ | RS | 49:23.72 | 1 | 1 | 14 |
ポールポジション;ケニー・ロバーツ(1:36.80)
スタート良く飛び出したスペンサーだが、ロバーツがトップに立つ。
しかしロバーツはチャンバーが割れるトラブルで後退、
ホンダの1・2・3フィニッシュで表彰台を独占した。
南アフリカで骨折した片山敬済は、予選を走ったものの(予選19位)決勝は欠場した。
スズキの2人マモラとウンチーニはスタート時にクラッシュ、リタイアに終る。
マモラは足を骨折した。
このフランスGPの練習走行3月29日に石川岩男選手が亡くなった。
ロリス・レジアーニ(イタリア)に後ろから激突されほとんど即死だった。
石川岩男;76年デビュー N250ランキング6位
77年J350ランキング2位
78年A級昇格 A350チャンピオン(全レース優勝!)
79年A350 ランキング3位
80年A500 ランキング6位
81〜82年スズキワークス
83年WGPへ参戦 その矢先の出来事であった。
彼のご冥福をお祈りいたします。
Result | Rider | Machine | Point | Total |
1 | アラン・カーター | ヤマハ | 15 | 15 |
2 | ジャック・コルヌー | ヤマハ | 12 | 18 |
3 | テリー・ラピクー | ヤマハ | 10 | 12 |
4 | ディディエ・デ・ラディゲス | シュバリエ | 8 | 20 |
5 | トニー・ヘッド | アームストロング | 6 | 6 |
6 | P・フェルナンデ | 5 | 13 | |
7 | J・ポール | 4 | 4 | |
8 | H・エクル | ヤマハ | 3 | 3 |
9 | T・エスピ | シュバリエ | 2 | 2 |
10 | J・M・トフォロ | ロータックス | 1 | 1 |
予選は、サロン、フェルナンデ、コルヌーといったベテラン勢が上位を占めたが、
なんと、第2戦を制したのは、イギリスの若干18歳、アラン・カーターだった。
彼は、第1戦予選最下位だった。誰が勝つか予想がつかない大激戦区だ。
日本人ライダーも参戦を開始。(Y2レーシング)
池田直選手は予選17位、決勝19位。
酒井清孝選手は予選落ちに終っている。
Result | Rider | Machine | Point | Total |
1 | リカルド・トルモ | MBA | 15 | 15 |
2 | ジャン・クロード・セリーニ | MBA | 12 | 12 |
3 | マウリツィオ・ビターリ | MBA | 10 | 10 |
4 | ジョニー・ウィックストローム | MBA | 8 | 8 |
5 | T・M・ピーターソン | MBA | 6 | 6 |
6 | J・ヤーコラ | MBA | 5 | 5 |
7 | ブルーノ・ノイブラー | MBA | 4 | 4 |
8 | G・アスカレッジ | MBA | 3 | 3 |
9 | ピエ・ルイジ・アルドロバンデ | MBA | 2 | 2 |
10 | P・ラグリーブ | MBA | 1 | 1 |
この当時125は未だ多気筒が許されており、日本のホンダRSやヤマハTZでは
世界に通用しなかった。イタリアのモルビデリ社製『MBA』が大半を占める。
しかし、速いのは唯一のワークスチーム(ワークスマシン)『ガレリ』の
ディフェンディングチャンピオン、36歳ベテランの「アンジェロ・ニエト」
そしてサポートに50ccのスペシャリスト・小さな巨人「ユージニオ・ラザリーニ」で連覇を狙う。
しかし開幕から波乱が起きた。ガレリチームのニエトとラザリーニが相次いでリタイア。
軽量級を得意とするトルモがポールtoウイン独走だった。
Result | Rider | Machine | Point | Total |
1 | ステファン・ドリフリンゲル | クライドラー | 15 | 15 |
2 | ユージニオ・ラザリーニ | ガレリ | 12 | 12 |
3 | ヘイゲン・クライン | FKN | 10 | 10 |
4 | I・エマーリッチ | クライドラー | 8 | 8 |
5 | P・リメルツワーン | ロートン | 6 | 6 |
6 | G・ルーイステイン | クライドラー | 5 | 5 |
7 | P・ボルデス | モト | 4 | 4 |
8 | ツェオ・ティマー | ブルタコ | 3 | 3 |
9 | H・クープマン | クライドラー | 2 | 2 |
10 | M・デ・ロレンツィ | ミナレリ | 1 | 1 |
今シーズン限りで姿を消す「ミニマムモンスター」50ccクラス。
職人的なテクニックを必要とし、低く小さな車体にリッター当たり450馬力以上の
パワーを秘め、「ミニマムモンスター」と呼ばれた。
その最後で永遠のチャンピオンをかけてドリフリンゲルとラザリーニの一騎打ちとなった。
先ずはドリフリンゲルの先勝で幕を開けた。