1983 R6 鈴鹿200km 500 Result
Result Rider Machine Point Total Ranking
1 木下恵司 YZR500 15 45 4
2 伊藤 巧 RGB500 12 44 5
3 上野真一 TZ500 10 47 3
4 上田幸也 RS500R 8 13 10
5 島田 進 RGB500 6 29 6
6 鈴木 修 TZ500 5 14 9
7 保立秀男 RGB500 4 9 15
8 荘 利光 RS500R 3 12 12

9

草間郁夫 RGB500

2

11 13

200kmレースはこの年まで500ccクラスで行われていた。
公式練習(6月10日)中、スプーンカーブ入口にて木山が転倒、
スポンジバリアに衝突、すぐに病院に運ばれたが間もなく息をひきとった。
HRCはこのレース全クラスを棄権した。
また平も前回菅生で転倒した負傷のため欠場している。
そうすると、レースは木下の思うがまま、独走でチェッカー。
無給油作戦の伊藤が2位、出遅れて、給油にも手間取った上野が3位に入った。
木下3戦3勝、ポイントリーダー阿部とその差5ポイントと縮まった。

追悼  「木山賢悟」
1973年 ノービスデビュー、125クラスにCB125を駆りランキング3位
1974年 ジュニアに昇格、再びCB125でランキング4位
1975年 エキスパートジュニア CB550改
その後、CB750改、CB900改などを操り、
1981年 究極の4ストロークマシン「NR500」にめぐり合う。
その年の雨の200kmレースで、NR500唯一無二の優勝を飾った。
1983年から2ストロークRS500Rへスイッチして、勝利を目指すライダーへ変身した。
しかし、思うように結果は残せず、R1;3位、R2;5位のあとR3〜5をノーポイントが続いた。
NRでの勝利から2年をへだてた83年鈴鹿200kmを木山はむかえた。
ミスター4ストローク
ミスター鈴鹿
ミスターホンダ
木山賢悟は鈴鹿に散った。
心からの冥福をお祈りします。


1983 R6 鈴鹿200km 250 Result
Result Rider Machine Point Total Ranking
1 斉藤光雄 TZ250 15 66 1
2 樋渡 治 TZ250 12 30 3
3 古屋喜一郎 TZ250 10 14 8
4 毛利良一 TZ250 8 33 2
5 森 雅彦 TZ250 6 8 14
6 酒井 克 TZ250 5 5 18
7 仲川 昇 TZ250 4 7 15
8 松本憲明 TZ250 3 3 21

9

山本義隆 TZ250

2

6 17

今回もB級との混走レースとなったが、B級で圧倒的な速さを見せる
三浦 昇(中部Mr.Bike)が並み居るA級ライダーを尻目に総合優勝してしまった。
波に乗ってしまえば、全く手のつけられない速さを見せつける三浦、
将来有望株の1人だ。
A級はというと、古屋と樋渡が必死で三浦を追うがなかなか差は縮まらない。
またも斉藤が後方からじりじりと追い上げ、スルスルと2位へ浮上。
斉藤は無理に三浦を追うことはせずにポイント獲得を優先する作戦だ。
結局A級トップは斉藤、樋渡と古屋のバトルは樋渡が制し、表彰台ゲット。
残り3戦を残し、2位毛利との差33ポイント。タイトルに王手をかけた。


1983 R6 鈴鹿200km 125 Result
Result Rider Machine Point Total Ranking
1 江崎 正 TZ125 15 55 1
2 山本陽一 RS125 12 40 4
3 五百部徳雄 RS125 10 43 3
4 栗谷二郎 RS125 8 47 2
5 富田英志 RS125 6 35 5
6 小沼賀代子 RS125 5 12 9
7 築地三千盛 RS125 4 6 12
8 佐藤順造 RS125 3 3 16

9

奥村 裕 TZ125

2

2 20

ランキングトップ争いをしている、江崎と栗谷。
その2人のバトルが激しかった。
トップを走る栗谷をTZRのトップスピードに物を言わして
バックストレッチで江崎がパスした。
続くシケインの突っ込みで仕掛けた栗谷は突っ込みすぎで
転倒、しかしエンジンは掛かったままで再スタート。
右ステップとブレーキペダルを失ったマシンで完走した。
レースは江崎が勝った。
江崎と栗谷のポイント差は8に広がった。


1983 R6 鈴鹿200km TTF-T Result
Result Rider Machine Point Total Ranking
1 清原明彦 KR1000 15 27 1
2 岡 正弘 KR1000 12 21 4
3 喜多祥介 Z1000J 10 10 8
4 八代俊二 KZ1000 8 24 2
5 和田将宏 KZ1000J 6 6 10
6 大塚茂春 RS850 5 23 3
7 ロブ・フィリス KZ1000      
8 横井 猛 CB750 3 6 12

9

宮川 康 ZX750

2

2 15

10

荒木利春 VF750

1

5 13

夏の8時間耐久をにらんで、各チーム気合が入る200kmレース。
ヨシムラはクロスビー、モリワキはフィリスを招いた。
もちろんポールはクロスビーで、ラップレコードの2分25秒95。
ヤマハ和歌山も2分27秒22、三上2分27秒32と続く日本人ライダーも
従来レコードタイムを抜いて一気にタイムアップが計られ、レースに期待がかかった。

レーススタート直前に雨が降り出し全車タイヤ交換にテンヤワンヤ。
カワサキワークスはスーパーレインをチョイス、クロスビーはインターミディ、
和歌山はカットスリックと、各車タイヤチョイスはバラバラ。
スタートして天候が見方したのはカワサキワークス、雨あしが強くなったのだ。
クロスビーはタイヤ交換するもじりじり後退、
和歌山は一時清原をかわす検討を見せるがS字で転倒。
清原、岡、喜多のカワサキワン・ツー・スリーフィニッシュで幕を閉じた。
モリワキの八代、和田、フィリスも健闘した。

カワサキは前のルマン24時間耐久レースでもワンツースリーを飾り、
1000cc時代に有終の美を飾るべく、来る8時間耐久に向けて幸先良い結果となったのだが・・・


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