1983 R2 筑波 500 Result
Result Rider Machine Point Total Ranking
1 平 忠彦 TZ500 15 23 2
2 藤本泰東 TZ500 12 18 3
3 阿部孝夫 RS500R 10 25 1
4 伊藤 巧 RGB500 8 8 6
5 木山賢悟 RS500R 6 16 4
6 草間郁夫 RGB500 5 5 7
7 福島秀彦 RGB500 4 4 10
8 島田 進 RGB500 3 3 11
筑波第1ヘアピン突っ込みの平
独特の姿勢
後に「平乗り」と呼ばれる
(写真はOW70です)

またも雨のレース。去年82年の8耐以降雨にたたられている
日本のレースで、ライダー達の顔色はさえない。
木下はまだ怪我が完治せずエントリーしていない。
レースは阿部が好スタート。1周目の最終コーナーで水谷が転倒。
足を骨折してしまった。
中盤に平、藤本のTZ勢が挑みかかった。
そしてこの2人がトップ争いに変わった。
藤本が平を抜いてトップに出たが、最後は平がトップでチェッカー。
6位以下は周回遅れとなった。
平忠彦の500初勝利である。


1983 R2 筑波 250 Result
Result Rider Machine Point
1 小林 大 TZ250 15
2 斉藤光雄 TZ250 12
3 伊藤真二 TZ250 10
4 新井亮一 TZ250 8
5 佐藤三男 TZ250 6
6 寺田光良 TZ250 5
7 三上秀雄 TZ250 4
8 石川昌彦 TZ250 3

9

中山博文 RE-707

2

前年度チャンピオンの福田照男や池田 直、酒井清孝らがWGPへ
挑戦して行ってちょっと淋しい感がある83年の250である。

この筑波が250の開幕戦。あいにくの雨。
スタートで飛び出したのは福田照男であったが、4周目で転倒。
新井がトップにたつも、小林があっさりかわして逃げ切った。
スタートを失敗した斉藤が慎重に追い上げて2位に入った。
3位にはルーキーの伊藤が入る検討を見せた。

中山博文が乗ったRE-707というのは、画期的なマシン造りで
評判の「大真工業DIC」製のオリジナルマシン。
TZ250のクランクケースにRS125RW-V用のシリンダを後方排気として
オリジナルアルミフレームに載せた。9位入賞は立派だ。

また、スズキRGγの4気筒後ろ2気筒にしたマシンを岩崎 勝が
走らせ話題になったが、予選だけでこれ以降このマシンは姿を見せなかった。


1983 R2 筑波 125 Result
Result Rider Machine Point
1 五百部徳雄 RS125 15
2 山本陽一 RS125 12
3 富田英志 RS125 10
4 栗谷二郎 RS125 8
5 斉藤克己 TZ125 6
6 七五三掛文則 RS125 5
7 川島賢三郎 RS125 4
8 越山英利 RS125 3

9

榊原健二 RS125

2

80〜82年の3年連続チャンピオンの一瀬が
チャンピオンの最有力候補と見られていた。

このレースは、珍しい事が起こった。
転倒した五百部が優勝してしまう離れワザを演じた。
雨が得意な五百部とはいえ、すごい。


1983 R2 筑波 TTF-V Result
Result Rider Machine Point
1 福本 忠 CBX400F 15
2 花村忠昭 GSX400FW 12
3 佐々木美博 CBX400F 10
4 柴田真直 VF400F 8
5 大森健次 VF400F 6
6 幡谷壮太 VF400F 5
7 川幡 進 GSX400E 4
8 松野鈴一 CBX400F 3

9

安達龍蔵 XJ400

2

10

森谷慶一  

1

今年から始まったTTF-Vクラス。ノービスのみのレースで行われた。
はたしてこのクラスは、数々のヒーローを生み、瞬く間に大人気クラスになった。
ワークスがいない、コンストラクターズとライダーの戦い。
マシンとライダーが共に成長していく姿がファンを捕らえたのかもしれない。

レースはモリワキの福本と宮城が終始レースをリードする展開。
これを追ったのが、ヨシムラの花村。4ストロークマシンに長年経験を持つ
両コンストラクターチームが上位を独占する。
ところが、最終ラップに宮城のマシンがエンジントラブルで止まってしまった。
結局モリワキのワンツーはならず、3位に狭山R(ホンダ社内チーム)の佐々木が入った。


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