1983 R1鈴鹿2&4 500 Qualify
Position Rider
1 浅見貞夫
2 木山賢悟
3 水谷 勝
4 上野真一
5 阿部孝夫
6 伊藤 巧
7 平 忠彦
8 鈴木 修
9 藤本泰東
10 上田幸也

 

1983 R1鈴鹿2&4 500 Result
Result Rider Machine Point
1 阿部孝夫 RS500R 15
2 水谷 勝 RG500γ 12
3 木山賢悟 RS500R 10
4 平 忠彦 TZ500 8
5 藤本泰東 TZ500 6
6 鈴木 修 TZ500 5
7 上野真一 TZ500 4
8 荘 利光 RS500R 3
9 山川 守 TZ500 2
10 浅見貞男 YZR500 1
スタートシーン

浅見(8)木山(16)水谷(1)上野(3)

始動性の良いRS阿部(11)が
セカンドローからダッシュ
ヤマハワークス入りした
平(6)はTZで参戦

水谷 勝の驚異の7連勝で終った82年シーズンだが
今年スズキはワークスマシンRG500γを与えて、その連勝記録を
いくつまで更新出来るかに期待は集まった。
一方、ホンダは、去年WGPで好成績を収めたNS500の
市販レーサー版RS500Rを世に出した。(500万円)
ワークスHRCの木山賢悟、阿部孝夫もRS500Rだが実質NS500だ。
木山は去年までの4ストロークNR500からの乗り換えで真価が問われる。
残るヤマハはエース木下恵司がテスト中の怪我でエントリー中止。
新型YZR500(OW70)はベテラン浅見貞男により、
ポールポジションでデビューした。
尚、今年ヤマハワークス入りした平 忠彦はまだTZでの参戦だ。

レースは御覧の通り「雨」。それに今年から最終コーナーに「シケイン」が
設けられ、各ライダーを悩ませた。
鈴鹿を知り尽くしている阿部孝夫選手が、
ぶっちぎりでRS500Rのデビューウインを飾った。
連勝記録をストップした水谷 勝選手は、木山賢悟との2位争いで
競り勝った。

83年からファクトリーマシンにもポイントが与えられるようになった。

このレースは、私が最初に見たレースです。雨で寒かったのを覚えています。
上の写真は、スタート押しがけのシーン。始動性の良いRS500Rの木山(16)は
もう、マシンにまたがろうとしています。次の写真ではもう木山の姿は無く、
2列目スタートの阿部(11)が割って入ってきています。
最後の写真は平(6)と上野真一(3)のTZ勢。平はワークスヤマハに入ったのですが、
OW70はまだおあずけだったのでしょう。
映画「汚れた英雄」でおなじみのカラーリングです。
平のつなぎの肩に「KADOKAWA NOVELS」のワッペンがしばらく付いていました。


1983 R1鈴鹿2&4 TTF-T Result
Result Rider Machine Point
1 森田泰男 Z-1 15
2 和歌山利広 XJ750 12
3 大塚茂春 Z-1 10
4 上田幸也 RS1000 8
5 八代俊二 Z1000 6
6 岡 正弘 KZ1000J 5
7 荒木利春 RS1000 4
8 横井 猛 RS1000 3
9 市川 康   2
10 森光一馬 RS1000 1
八代(36)と和歌山(21)

ウォーミングアップを
ホームストレートに
パイロン(旗)を立てて
回っていた。

優勝した森田(15)
惜しくも最終ラップに
転倒した清原(31)

84年からレギュレーション変更で、1000ccモンスターマシン最後の年となった
83年TTF-Tクラス。一番の話題はカワサキからHRCへ移籍した
82年チャンピオンの徳野政樹だ。
また、各チーム84年の750cc化を見越して色々なマシンを投入している。
中でもホンダはRS850Rを市販化。
カワサキもWGPから撤退し、国内F-Tに全力投球の構え。
全くのニューマシン83年型KR1000を投入。
ヤマハもはXJ改で和歌山利広が孤軍奮闘だ。

レース序盤をリードしたのはルーキーの喜多祥介。雨の中快走を見せるが
10周目に転倒。代わってトップになったのが、ヤマハの和歌山。
82年の豪雨の8耐でもトップを走ったが、それを再現した。
しかし、クラッチトラブルまで再現してしまい、森田泰男にかわされる。
終盤に清原明彦が実力を見せトップに出るが最終ラップに転倒。
結局、森田、和歌山、大塚茂春の順でチェッカーを受けた。
BEETは森田、大塚のワンスリーフィニッシュで幸先の良いスタートとなった。


レースプログラム
阿部孝夫選手(上)

F2の中嶋 悟選手
(下)


1983Top R1 R2 R3 R4 R5 R6 R7 R8 R9 総合ランキング