安全に長く水泳を続けるために・・・その9

水中での呼吸について

 水中と陸上での運動の一番大きな違いは、水中では自由に息が吸えない、水から顔を上げ
て息継ぎをが必要だと、云うことです。水泳は呼吸がいかに大切か実感出来るスポーツです。
 例えば走る時には鼻で息を吸って口から息を出しますが、一方水泳では“ブクブクバー”って
言われるように、口で息を吸って鼻から息を出します。この呼吸の仕方が陸上の運動と逆にな
っている事を理解することが水泳上達の大切な要素と言えます。

 口から息を吸う為に誤って水を飲んで苦しくなることが有ります。その時は一休みすればすぐ
に回復します。しかし、水泳中に激しく水を飲んだ場合、時には水が気管の中に入った事により、
反射を起こして心臓の働きを休息に弱め血圧が下がり、意識が無くなってしまう事が有ります。
意識が無くなれば当然“レース中に選手が溺れる”事件も起こるのです。
 この気管内吸水によって“第一回世界マスターズ大会(1986年)”で実際に溺れてしまった例
が有ります。又、潜水前に数多く深い呼吸を行って(過呼吸状態)泳ぎ始めると、途中苦しさや呼
吸への飢餓感が無いまま意識を失って溺れる事故も有ります。
 又、止めて激しい運動をすると血圧が上がり易くなり、中高年者では脳血管障害や心筋梗塞の
引き金になることも有ります。

 水泳で上達する為にも、事故の予防の為にも、呼吸は大切なのです。しっかりたっぷり呼吸し楽
しく泳ぎましょう。


2002年2月は“安全に長く水泳を続けるために・・・その10”を予定してます。


先月までの豆知識はここです。

安全に長く水泳を続けるために・・・その1
安全に長く水泳を続けるために・・・その2
安全に長く水泳を続けるために・・・その3
安全に長く水泳を続けるために・・・その4
安全に長く水泳を続けるために・・・その5
安全に長く水泳を続けるために・・・その6
安全に長く水泳を続けるために・・・その7
安全に長く水泳を続けるために・・・その8


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