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PC/HP日記 99年11月分

■1999/11/30液晶一体型PCの分解、リカバリーCD
 知人が先日、日立の液晶一体型デスクトップPC、FLORA Prius 310Lを購入した。購入前には機種選定で相談されたのだが、液晶一体型にしてはめずらしくPCIスロット(ハーフサイズ)が1基用意されていること、また家庭用PCにもかかわらず100BASE-TXのNICが内蔵されていることなどから、私もPriusには賛成したのである。実売価格も、液晶一体型としては、比較的安価な部類である。
 実物を見せてもらったのだが、液晶は明るく、なかなか美しい。しかしながら、マニュアルは、初心者にはいくぶん難しいように思えた。NECや富士通のようには、こなれていないのだろうか(といっても、最近のNECや富士通のマニュアルを読んだことはないのだが)。渋い仕様からいって、ある程度PCを使いこなしたユーザー向けなのではないかと感じたりした。
 ちなみに、310Lは夏モデルで、現行モデルの310MではNICが削られている。

 それはさておき、その知人に頼まれて、TVチューナー・キャプチャーカードを購入してきた。DirectXを使って、PCIバス経由でオーバーレイするタイプのカードである。T-ZONEミナミにて\11,800アルファデータの製品で、いかにも台湾製らしい(?)、粗雑な日本語マニュアルが印象的な一品だ(価格相応なだけで、けなしているわけではない)。
 そのカードのインストールを手伝ったのだが……液晶一体型だけあって、解体一苦労であった。外したネジは、合計14本である(苦笑)。
 筐体外側のプラスチックカバー、その内側の金属カバーを外し、いよいよPCIカードを挿入しようとするが……ブラケット部分が筐体に接触して、どうやっても入らない。カード側のブラケットをずらしてもサイズが合わないため、知人と協議のすえ、仕方なく筐体側のフレームを若干ずらして、スペースを確保した。
 あらためてカードを差そうとすると、今度はカード上の背が高い部品(電解コンデンサ)がDIMMに接触してしまうことが判明。コンデンサの足が短いため、曲げることもできない。
 ハーフサイズよりも短いPCIカードなのだが、カードの長さはともかく、部品の高さは考慮されていないらしい……。電解コンデンサを買ってきて交換するしかないか、と思ったが、DIMMを別のソケットに移すことで、コンデンサとDIMMが接触してはいるものの、なんとか納めることができた。

 その後、筐体を元に戻そうとしたわけだが、これがまた難しかった。電波障害防止用と思われる金属カバーが、なかなかはめられないのである。もともと、金属カバーと筐体フレームとが、どういう具合に組み合わされていたのか、きちんと覚えていなかったのが悪かった。また、カードを差すためにフレームを歪めたのも、理由のひとつらしい。
 結局、知人と一緒に1時間近くも悩んだすえ、なんとか満足する形に納めることができた。

 液晶一体型のように、高密度に部品が組み合わされているPCを分解するときには、慎重の上にも慎重に行なうべきだと実感した。
 また、分解のときには「デジタルカメラで撮影しておくのが有効」とよくいわれるが、まさしくその通りであった。
 もっとも、分解するときには「ぜんぜん大丈夫」などと、どんどん分解してしまうのであるが……(苦笑)。

 リカバリーCDだが、今月号(2000年1月号)のASCII DOS/V ISSUEに、リカバリーCD作成記事が掲載されていた(P.213)。それも、ブータブルCDである。
 もっとも、HDイメージ作成の方法が具体的に書かれていないので、私の書いているものとは方向性が異なる。とはいえ、同じことを考えている人間はたくさんいるようなので、さっさと仕上げたほうが良さそうだ。

■1999/11/29リカバリーCD、AoK
 11/15付け日記で書いたように、リカバリーCDの作成記事を鋭意執筆中なのだが、現在発売中のPC USER誌(12/8号)によると、そのままずばり、リカバリーCDを作成するためのパッケージソフトが発売されるらしい。ネットジャパンDrive Image for CD-Rというソフトである。価格は\11,800と、けっこうな金額である。もちろん、私が書こうとしている記事よりも、はるかに手軽、かつ確実に、リカバリーCDが作れるのであるが……。
 リカバリーCDの需要は強いようだ。がんばって書くことにしよう。
 ところで、この紹介記事(P.189)だが、書き出しからの話の持って行き方が、11/15付け日記にそっくりである。苦笑してしまった。

 11/26に発売されたAge of Empires II: Age of Kingsを、当日に購入してきた。ヨドバシカメラにて、\9,200。秋葉原の大手ゲームショップでは\8,500弱〜\8,900程度だったので、10%ポイント還元を考えて、辛うじて安い程度である。
 ゲーム内容は、まだやりこんでないのでのちほどレポートするとして、AoKになってから、ゲーム起動にCDが必須になった。そこで、CDを入れっぱなしにするために、「シンプルPC」の節を曲げて、あえてCD-ROMドライブを増設した。手元にあまっていたNEC製4連装8倍速ATAPIである。
 それはいいのだが、コピープロテクトがきつくなったため、起動に時間がかかること、この上ない(2分くらいだろうか)。高速なCD-ROMドライブなら、もうすこし速いのだろうか……。

■1999/11/25'99のプリンタ選び
 年末の年賀状特需を前に、インクジェットプリンタ各社から、今年の冬モデルが出揃ったようだ。各雑誌などでは、プリンタの比較記事が盛んに組まれている。
 今年、特筆すべきは、ついに印刷品質キヤノンエプソンに追いついたことだろう。キヤノン・BJ F850の画質は、(私の見たところ)エプソンのPM-800Cに勝るとも劣らない。
 思えば数年前から、印刷品質ではつねにエプソン他社を一歩リードしていたといえる。
 プリンタを購入するとき、画質優先なら迷わずエプソン、という状態がしばらく続いていたわけだが、今年は選択に悩むことになるだろう。

 ところで、プリンタ選択にあたっては、印字品質や速度以外にも、重要な要素がいくつかある。そのひとつが、印字ヘッドの違いである。
 エプソンのマッハジェットは、ユーザーが印字ヘッドを交換できない。年賀状印刷が主な目的のような場合、長い期間にわたって1枚も印刷しないでプリンタをほうっておくので、そのあいだにヘッドが詰まってしまうことも多い。
 たいていはクリーニングで解決するのだが、もし解決しなかった場合には、メーカー修理となる。これは痛い。また、クリーニングで詰まりが解消されたとしても、クリーニング時にはインクを大量に消費してしまう。
 この点、キヤノンやHPのように、ヘッドごとインクカートリッジを交換できるのは、安心感がある。また、サードパーティ製の詰め替え用インクについても、失敗してもヘッドを交換できるので、試してみる気になる(メーカーは推奨していないが)。
※ キヤノンのBJ F850については、調べてみたがヘッドの交換がユーザーレベルで行なえるかどうかわからなかった。昨年までのモデルについては、この通りである。
 ただ、それとは逆に、印刷にかかるコストを考えるなら、ヘッドを使い捨てにするのは無駄である。大量に印刷するなら、馬鹿にならない。
 この点ではキヤノンとエプソンが、インクカートリッジのみの交換が可能で、コストパフォーマンスが良好である。特にキヤノンは、カラーインクを各色独立して交換できる。各色を必ずしもバランスよく使うわけではないことを考えると、評価できる。もちろん、それぞれの色についてカートリッジを購入、交換する手間はかかるわけだが。

 このように、使用頻度と印刷量なども考えて、プリンタを選ぶ必要があるだろう。

 例に漏れず、私もプリンタを買い換えたいと思っている。現在使っているのはHPDeskJet720Cで、2年前のモデルである。同時期にPM-700Cなども発売されていたが、こちらを選んだ。印刷速度(特に白黒)が速く、またきわめて静粛なので、自分にとっては悪くない選択だったと思う。
 ただ、Windowsからしか印刷できない(Linuxなどからは使えない)のと、4色インクのため、どうしても粒状感があるのが多少不満である。前者は、買ってから1年以上あとになって気づいた、思わぬ欠点であった。
 Windowsからしか使えないというのは、すなわちプリンタがページ記述言語を解釈できないということである。そのため、最近のプリンタでは当たり前となった、プリンタドライバレベルでの拡大縮小割り付け印刷が使えない。特に、割り付け印刷は、試し刷りや読み捨てする書類に適していてなかなか便利なだけに、私にとっては買い換えを検討する理由のひとつになっている。また、ネットワークによる共有にも、公式には対応していない(いまは共有して使っているが、プリンタドライバを最新のものにアップデートすると、使えなくなる)。

 買い換えの候補は、同じくHPのDeskJet955Cである。
 高品質のBJ F850やPM-800Cは魅力だが、私にとっては若干オーバースペックである。それよりも、白黒印刷の美しさや静粛性、速度などを重視したい。
 上位モデルのDeskJet970Cxiに装備されている両面印刷ユニットも魅力的だが、実際にそれほど両面印刷をするとは思えない。片面印刷後に裏返して、手で給紙しなおせば十分だろう。

 欠点として、HPのプリンタは、インクカートリッジにヘッドが装備されているため、カートリッジの価格が高いということが挙げられる。カラー、黒とも、1本\5,000近くする。
 ただ、DeskJet720Cを2年間使ってみて、インク交換は黒がわずかに1回のみ。カラーはいまだに交換せずに使えている。このくらい使えるなら、高価とはいえ、我慢できる範囲だろう。

■1999/11/22不安定の原因、SP97-Vに電池ボックス
 先日のリカバリーCDのPCだが、不安定だった原因が判明した。なんとCD-ROMドライブが原因であった。ちなみに、松下寿製の24倍速ATAPI CD-ROMドライブである。
 諸事情から、Office97のセットアップにバックアップしたCD-Rを使っていたのだが、そのCD-Rが読み込めなかったようだ。そのため、セットアップが正常に完了せず、ページ違反を起こしていたらしい。
 Officeのインストーラーが、CDからデータが読み込めない場合でもエラーを出さずに処理を進めてしまうので、気づくのが遅れた。

 Office以外のCD-Rでも、エラーは出ないものの、読み込みに妙に時間がかかるものが散見された。通常のCDではおおむね問題ないが、ときどきひっかかるような動作を見せる。やはりCD-ROMドライブ自体の調子が悪いらしい。
 レンズクリーナーを使っても、症状は改善されなかった。分解清掃を試みたが、うまく分解できないので、あきらめた(昔の同社の4倍速は簡単に分解できたのだが……)。

 PCの持ち主である知人によると、わざわざCD-ROMドライブを買い換えるのも気が進まないとのこと。しかし、ドライブの調子が悪いとなると、リカバリーCDを作ってもしかたがない。
 ということで、リカバリーCDの作成は断念、私の手元にある別のCD-ROMドライブを一時的に接続し、セットアップだけ行なった。

 しかしながら、たった2年、それもたいして使用頻度が高くないらしいのに使えなくなるとは、松下寿のCD-ROMドライブは今後買わないようにしよう……。マザーボードを疑ってしまって申しわけないことをした(笑)。
 また、Officeでおかしくなったのは、CD-Rメディアの経年劣化もあるらしい。該当のCD-RメディアはLEAD DATA製なのだが、他のPCの32倍速CD-ROMドライブで読み込んだところ、約600KB/s程度でしか読み出せなかった。

 それにしても、エラーをレポートしないOfficeのインストーラーは始末におえない。これのせいで、原因解明までに時間がかかってしまった。かなりとほほである。

 今回の件では、当初マザーボードを疑ったので、手持ちのSP97-Vを利用することも検討していた。そのため、PCよもやま話 No.14に書いた、電池ボックス付加を実行してみた。単3乾電池をつけてみたのだが、結果はうまくいったようで、一晩放置してもCMOS設定はきちんと保持された。
 詳しいことは、後日PCよもやま話に追加しておこうと思う。
 今回は出番はなかったSP97-Vだが、せっかく復活したことだし、2.2V稼働の新コアK6-2/400MHzでも搭載して、最後の活躍をさせてやりたいところである。

■1999/11/18プロバイダ変更
 私はメインプロバイダにSANNETを使っている。今年の4月に、ここに変えたばかりなのだが、9/26付け日記に書いたように速度が遅くてたまらないので、新しくプロバイダに加入した。今度選んだのは、@nifty。11月にNIFTY-ServeとInfowebが合併してできたプロバイダである。
 以前は、両方のプロバイダとも月30時間までの料金制しかなかったので、ネットワークゲーマーの私には選択対象外だったのだが、最近になって150時間コースや無制限コースができた。そこで150時間コースを選んで加入したのだ。
 加入してから半月ほど経過したが、いまのところ、テレホタイムでも速度はまずまずである。ただ、ビジーは多いようだ。テレホタイム以外でも、ときどき電話がつながらないことがある。
 とはいえ、サブプロバイダとしてK-Netに加入しているので、非常時にはそちらが使える。繋がっても遅いSANNETよりはマシである。
 ちなみに、今月はテレホーダイの電話番号の変更を忘れてしまったため、SANNETをメインで使っている。

 SANNETの回線状況やAP新設のページを見ると、どうやら通常の(いちばん小さな)APは、23回線に対して128kbpsの専用線が用意されているようだ。私の使っているAPは、多いときには23回線がすべて埋まってしまう。128kbpsの帯域を23人で使っているわけで、遅いのも当たり前である。ビジーがまったくないのは評価できるが、128kbpsはいかにも細すぎるといえよう。
 また、SANNETはオンラインでは退会できないため、解約申請書を請求したのだが、送られてきた申請書を読むと、提出の翌月末で退会とのこと。1か月分余計に料金を支払っているようで、かなり不満である。

■1999/11/17安物キーボードとマウス
 もともと安物なうえに、ときどきしか使わないせいか、サーバマシン"hikaru"に接続してあるキーボードの使い勝手が、きわめて悪くなってきた。何度も押さないと反応しないキーが、いくつかあるのだ。
 そこで、先日、秋葉原で新しいキーボードを物色してみた。すると、最近オープンした中古パーツショップ・あぷあぷで、安価なものを発見。なんと新品で\998である。キータッチは、いかにも安っぽい、すかすかした感じであるが、たまにしか使わないので問題はないだろう判断し、購入してきた。
 ところが、109キーボードだと思って買ってきたのに、実はSleepキーなどが追加された112キーボードだった(笑)。一部のキーのレイアウトが変わっていて使いにくいし、WindowsNTをインストールしたサーバマシンで使うので、まったく意味がない。もう少し確かめて買うべきであった……。

 同じ日に、USBマウスも購入してきた。Let's note ace・CF-A77J8を自宅で使うときに接続するためである。タッチパッドは、やはりマウスに較べると使いにくい。また、Let's noteはPS/2マウスポートがオプションなので、マウスは基本的にUSBしか使えない。
 こちらは、それなりの品質のものが買いたいので、Microsoftロジテック(ロジクール)のものを前提に探してみた。携帯するわけではないので、あまり大きさにはこだわらない。数軒回ってみると、ロジテックのFirstMouse+のUSBバルクで約\3,000、というところが相場らしい。そんななか、ツクモ本店でロジテックのOEM向けバルク品らしきマウス(ただしホイールなし)が\980で販売されているのを発見。毎日使うわけでもないのでホイールはなくても我慢できる、と購入した。
 が、マウスの外見、ボタンの感触などは本物そっくりなものの、掃除用のフタを開けて内側をのぞくと、作りが安っぽい……どうも偽物のようだ。
 それはさておき、実際に使ってみた。すると、カーソルの動きが遅い。マウスのプロパティで最高速に設定し、さらに高加速に設定して、どうにか使い物になるレベルである。試しにMicrosoftUSB IntelliMouseを使ってみると、速度は普通なので、マウスの個体差らしい。
 マウスのプロパティの設定は、外付けマウスと本体のタッチパッドで共通なので、マウス用に設定すると、タッチパッドではカーソル速度が速すぎる。マウスを使うたびに設定しなおす必要があるようだ。

 というわけで、安いものにはそれなりの理由があるということらしい。

 先日のリカバリーCD作成失敗したPCだが、Windows95OSR2・FAT32が悪いのかと思い、Windows95OSR1・FAT16環境で試してみた。しかし、結果は同じで、Word(の文法チェック)で必ずハングアップしてしまう。
 BIOS設定をデフォルトにしたり、最新BIOS(といっても1997年末)に書き換えてみたりするが、いずれも変化なし。拡張カードの取り外しを試しても、やはり同様である。
 ちなみに、このPCのマザーボードはHOT-557という430VXチップセット搭載の比較的マイナーな製品である。思い切って中古のSocket7マザーボードに交換することも検討中である(せいぜい数千円だろうし……)。

■1999/11/15リカバリーCDを作る
 最近のメーカー製PCには、HDDを出荷直後の状態に戻すリカバリー用CDが付属している。不安定になったシステムを初期化するのに、わざわざWindowsの再インストールから行なう必要がなく、なかなか便利である。
 このリカバリーCDだが、D2Fというフリーウェアを使うと、自作PC用にも比較的簡単に作ることができる。近日中に、その方法をPCよもやま話に書こうと思っている。
 しかしながら、公開する前には、実際に試してみる必要がある。ちょうど知人が自作PCを初期化したいというので、昨日、リカバリーCDの作成に挑戦してみた。

 作業の基本的な流れは、まずHDD上に通常通りWindowsとアプリケーションをインストールし、次にそのHDDのイメージをCDに落とす、ということになる。
 コツは、HDDのイメージを作成する領域として、大きめのリムーバブルメディアか2台目のHDD、もしくは別のパーティションが必要になることである(細かいことはのちほど公開する)。
 今回はHDDが用意できなかったので、最後の方法で行なった。これは拡張機器が特に必要ないのが利点だが、そのぶん時間がかかることになる。
 細かいことは省略するが、最終的に、HDDのイメージを格納したCD-Rができあがった。HDDのパーティションを切り直したあと、リストアを行なうFDを作成して動かしてみると、無事に書き戻すことができた。リカバリーCDの作成は成功である。

 と、ここまではいいのだが……そのPCでWordを動かそうとすると、ハングアップしてしまった。つまり、きちんと動かない環境のリカバリーCDを作成してしまったわけである(爆死)。
 アプリケーションの設定はデフォルトのままがよいだろうと、インストール後、動作させずにCDを作ったのがまずかった。大型のアプリケーションはOfficeとInternet Explorerくらいなのだが、インストールの順番が悪かったため、正常に動かなくなってしまったらしい。

 ……と思ったのだが、今日になってWindows95を再インストールしてみたところ、Windows95+Officeだけの環境でも、同様の不具合が起きることがわかった。HDDを初期化する前には動いていたのだが……困ったものである。

■1999/11/13ノートPCを購入
 先日の日記の翌日、10日の水曜日に、さっそくノートPCを購入してきた。こういうときだけ素早いやつである(笑)。

 ショップとしては、まずはポイント還元の大きいカメラ系量販店を候補とした。が、いつも利用しているヨドバシカメラに問い合わせてみると、延長保証は扱っていないとのこと。他の店(サクラヤやビックカメラ)は、通勤経路に店がないので、出向くのが面倒である(ポイントカードも所持していない)。
 そこで、秋葉原をうろついたところ、やはりどのショップも\258,000の値札が付いていた。
 数軒回ったすえ、結局、LaOXザ・コンピュータ館を選んだ。5年間ショップ独自の保証が受けられるのと、たまたま「\30,000ごとに\1,000のお買い物券プレゼント」というキャンペーンをやっていたためである。

 さて、いざ購入しようとして、店頭の展示PCを前に、ふたたび悩んでしまった。店頭には、CF-M1Vのほかに、前モデルのCF-A77も並んでいたのである。
 価格差は、本体のみで較べると、約\20,000だけ、CF-M1Vのほうが高い。さらに、CF-A77に64MB増設メモリを付け、Office2000プリインストールモデルを選ぶと、CF-M1V本体のみとほぼ同じ\257,800となるのだ。実に微妙な価格設定である。
 この2つのモデルだが、外見や各種機能は、まったく変わりない。違うところといえば、CF-A77のCPUがCeleron 300MHzなのに対して、CF-M1Vは333MHz。HDDが6.4GB対8.1GB、OSがWindows98対Windows98 Second Edition、という3点くらいである。
 かなり長いこと悩んだが、CPUパワーにはあまり魅力を感じないし、HDDも6.4GBあれば十分だろうと考えて、CF-A77のほうを選んだ。

 現在は、とりあえず主なアプリケーションのインストールが終わった段階だが、XGA液晶はさすがに広い。反面、1.4kgの筐体はやはり重く感じるし、AMiTYに較べるとサイズも大きい。
 詳しい使用レポートは、また後日、書きたいと思う。

 LaOXのお買い物券のプレゼントキャンペーンは、年内一杯、秋葉原の各LaOXで実施してるらしいので、ショップ選択の決め手に欠けるときには、考慮していいかも知れない。
 また、CF-A77の展示があったのも、LaOXだけであった。

 ちなみに、私のお買い物券は、さっそくPhotoShop LEに化けたのであった。

■1999/11/09ノートPC
 ノートPCの買い替えを検討中である。
 現在使っているのは、MITSUBISHIAMiTY CN model Sである。MITSUBISHIはノートPCから事実上撤退してしまったのだが、このAMiTYはなかなか良くできたマシンである。A5+サイズのミニノートで、MMX Pentium 233MHz搭載、HDD 3GBと、大きさや重さ、演算速度には、実はいまでもあまり不満がない。不満なのは、その液晶パネルの解像度SVGA)とサイズ8.4インチ)なのである。
 昨年12月の日記に、AMiTYを選んだ経緯はいろいろ書いた。ミニノートなら機動性が増してより活用できるのではないか、と思ったのだが……実態はそうではなかった。やはり、有効に利用できたとは言い難い。
 どうやら、狭い画面には耐えられない性格(というか、アプリの使い方)をしているらしい。現に今も、画面上にいくつかのウィンドウを最大化しないで広げている。こういう使い方だと、SVGAはいかにも狭い。
 アプリを最大化して切り換えるなど、狭いなら狭いなりの使い方をすればいいのだろうが、慣れ親しんだものを変えるのは抵抗がある。

 というわけで、次期ノートPCである。
 もともと携帯するのが目的なので、筐体サイズはサブノート以下という前提がある。解像度は、SVGAで狭いとなると、XGAで決まり。この時点で、候補はかなり絞られる。
 さらにいえば、液晶パネルのサイズはなるべく広いほうがよい。CD-ROMの内蔵にはあまりこだわらないが、あれば便利である。
 となると、やはりLet's noteCF-M1Vが、バランスが取れているようだ。XGAで11.3インチの液晶パネル、CD-ROMが内蔵可、それを外せば1.4kgの筐体と、無難にまとまっている。CPUがCeleronでパワーが低いためか、実売価格が比較的安いのも魅力だ。
 同社のS51Vは、CD-ROMを外したCF-M1Vとほとんど変わらないので魅力に欠け、CF-A1Rは液晶が小さいので積極的に選びにくい。
 VAIOMebiusにもXGAサブノートがあるが、価格が高かったり、液晶パネルが10.4インチだったりするのがいまひとつである。

 さて、わりとあっさり機種は決まったのだが、いまは購入ショップで悩んでいる。
 ノートPCをよくこわす(らしい)私としては、ショップ独自の延長保証の付く店で買いたいので、多少安くても現金問屋系は却下である。
 仕事が忙しいので秋葉原を回れないのだが、大手量販店ではどうやら\258,000くらいが相場らしい。そのあたりで妥協してしまおうかとも思っている。

 ところで、Let's noteの製品一覧のページだが、Netscape Navigatorで見ると、不正終了してしまう。今日は巻き添えでエディタまで落ちてしまった。困ったものである。

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