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PC/HP日記 98年12月分

■1998/12/23リチウム電池、Aptiva D1J
 サブマシン"Kaede"のバッテリバックアップ用の電池を交換してみた。詳しくはPCよもやま話に書いたので、ご一読いただきたい。
 SP97-Vで電池消耗が早い理由がどこにあるのかはわからないが、個人的には、チップセットのせいではないかと感じている(ちなみにSiS5598)。ただ、そうするとSiSチップセット搭載マザーはすべて電池消耗が早いことになってしまう。あまりそういう話も聞かないので、やはりSP97-V固有の問題なのだろうか。

 IBMから最近発売された1,000ドルパソコン・Aptiva D1Jをご存じだろうか。
 このPC、私が会社で使っている、MicrostarCONCERTOシリーズにそっくりである。
 今日、地元のパソコンショップの店頭で触ってみたところ、フロントパネルこそIBMのAptivaデザインになっているが、筐体のその他の部分はうりふたつだった。雑誌の記事によると、チップセットも同じだし、筐体内部のレイアウトも似ている。BIOSも、IBM製ではなくAWARD製だった。
 これは、絶対にOEMに違いない

 IBMにOEMされるとは、それだけCONCERTO良くできている、ということだろう。個人的にもちょっと嬉しいような気がする(笑)。

■1998/12/20AMiTY購入
 AMiTYだが、前回の日記の翌日、火曜日に、パソコン通信を得た情報を元にソフマップ大宮店に電話してみると、在庫ありとのこと。取り置きしてもらい、無事に購入することができた。どうもありがとうございました>ALL。

 そのAMiTYだが、詳しいインプレッションはまた後日書きたいと思う。いまのところは……「まあまあ満足ってとこかな」(Age of Empires風)

 ここのところHPの更新が滞っている。新携帯PCも導入したことだし、ばしばしと更新していきたいと思っている。ま、思っているだけなのだが……すみません

■1998/12/14無情なり
 AMiTY CN model Sマイナーさはよく分かったので、より安い店を探すのはあきらめ、\168,000で手を打つことにした。
 そこで、今日、いざ買わんと秋葉原を訪れたのだが……なんと、どこにも売ってないのである。ことごとく「完売」「予約受付中」などの掲示が出されていた。
 決して売れ筋の機種ではないので、まさか売り切れることはあるまい、とたかをくくっていたのだが……意外であった。さすがボーナス支給後の週末だけある。
 ちなみに、回ってみたのは、石丸電気本店ツクモ本店LaOXザ・コンピュータ館、その裏のダイナ・ミックスT-ZONEミナミソフマップシカゴ館の各店舗。いずれも先週は在庫があったのを確認している。
 また、ほかにも何軒か行ってみたが、それらの店舗ではAMiTYの展示すら行なわれていなかった。

 しかたがないので、どこかの店に予約を入れるか、こまめに秋葉原を回ってみるかしようと思っている。もし在庫を持っている店をご存じなら、ぜひご連絡いただきたい(苦笑)。
 うーむ、先週中に買っておけばよかった……。

 たまにはノートPC以外の話題も。
 つい先日、100BASE-TXリピータハブを購入し、NTマシンをルータとして10BASE/100BASEを接続しているのだが、ここ最近のスイッチングハブの値下がりには悲しい思いをしている。
 現在の5ポート100BASE-TXハブは約\10,000で購入したのだが、プラネックスから発売された4ポート10/100スイッチングハブは、なんと実売\12,500程度である。
 ルータを介した現在の構成では、各PCの設定がいろいろと面倒だし、ダイヤルアップルータやプロキシソフトウェアの導入も困難だ。どうせならスイッチングハブのほうが便利なのである。
 もう少し待っていれば、と悔やむことしきりである。

 そんな折、今日、俺コンアキバ緑電子製の10/100スイッチングハブ(おそらく各1ポートずつのもの)が\8,800で販売されているのを発見。かなり惹かれたが……これを買うとさらに傷口を広げることになりそうだったので、止めた(笑)。

■1998/12/11次期携帯端末を策定
 掲示板にはすでに書いたが、またもや秋葉原へ行ってPCをチェックしてきた。

 Let's note comm/C33をじっくり調べてみると、やはりカメラ部分の強度不足は否めない。カメラ部分を下に、20〜30cmくらいの高さから落としたら、もう壊れそうである。筐体の端といういちばん衝撃が加わりやすい部分に、ああいった複雑なものが付属しているのは、どうしても不安だ(この点は、PCG-C1のほうがよく考えられていると思う)。もし購入したとしても、結局カメラを外して携帯するような気がする。
 AMiTY CNはその点、丸いデザインで安心感は高い。まあ、実際の筐体強度は未知数だが……プラスチック製なので、ひょっとしたら昔使っていたPronote miniのように、ヒビが入ったりするかもしれない。

 いろいろ考えてきたが、価格も安いことだし、次期携帯端末はAMiTYにしようかと思う。もし不満なようなら、買い換えればよいだろう。そのころには、B5のXGAノートが、各社から出揃っているはずである。

 しかし、AMiTYの流通状態の悪さは、なんとかならんものだろうか。実は今日も、少しでも安い店を求めて秋葉原を歩いてみたのだが、ちょっと規模の小さい店になるとことごとく扱っていない。
 もっとも、そのマイナーさに惹かれたりもするのだが……(笑)。

 ちょっと調べてみると、SOTECから出ていたAMiTYと同型のWinBook Trimシリーズはいつのまにかなくなっているようだ。売れなかったのだろうか(苦笑)。

■1998/12/04ノートPCの探索は続く
 今日も秋葉原へ行ってみた。訪れたのは、ソフマップChicago館である。

 ここにはCASSIOPEIA FIVAがあったので、さっそく触ってみた。
 実物を前にすると、筐体サイズの小ささにあらためて驚く。雑誌の評価記事などを読んで、かなり筐体が厚い印象を持っていたのだが、実際にはそれほど感じなかった。筐体サイズが小さくても、厚いと携帯性が損なわれてしまうが、これくらいならまあ許せるだろう。
 キーボードは、このサイズとしてはよくできているとは思うが、さすがにキーピッチも狭くかなり使いにくい
 親指で操作するサムパッドは、想像通りいまひとつだった。通常のパッドを、さらに使いにくくした感じである。液晶の右側というパッドの場所はまだ許せるものの、面積が狭いのが操作性に影響しているようだ。ボタンの方は、ちょっとヘンな場所ながら、わりと押しやすいと感じた。
 液晶パネルは見やすいが、6.7インチと狭いところにSVGAを無理やり表示しているので、画素が小さい。文字がたいへん細かくて目が悪くなりそうである。素直にVGAで良かったような気がする。
 全体的に見ると、サイズ以外にはあまり売りがないノートPC、と感じた。ちょっと残念である。

 ずっと悩んできたが、こうやって日記に書いたこともあって考えが整理されて、候補がある程度は固まってきた感じである。

 先日も書いたように、私は現在、少し前のLet's note(AL-N2T516J5)を使っているのだが、決して有効活用しているとはいえないと感じている。
 まず、出先などでちょっとしたヒマがあっても、つい使うのをためらってしまう。筐体サイズが大きく、いちいち取り出すのが面倒なのである(まあこれは、一度転倒時にPCを壊してから、鞄の中でさらにインナーケースに収納するようにしたため、という理由もある)。
 また、自宅でも、Let's noteのディスプレイがSVGAで狭いためか、ほとんどデスクトップPCしか使わない。
 そのため、Let's noteを使う場面は、出先でわりと長時間のヒマを持て余したり、環境劣悪でインターネットに接続できるマシンがなかったり、急ぎの作業があったりする場合などに限られていた(もしくは、デスクトップPCの調子が悪いときの非常用(笑)とか)。
 次に使うマシンでは、この状況をぜひ打開したいと思っている。ちなみにLet's noteは、B5サイズで厚さ39mm、1.54kg、SVGAである。

 そこで、次に買うのは、まず大きくわけて、XGAノートミニノートにしようと考えている。
 XGAサイズがあれば、ホームページ更新などの比較的軽めの作業をするなら、デスクトップとそれほど遜色ないだろう。自宅での作業場所を、自由に選べそうだ。出先でも、作業環境が快適になることで、使用する機会が増えるかもしれない。キーボードも必然的にわりと打ちやすいサイズになる。しかし、どうしてもサイズは、かさばってしまう。
 それに対してミニノートは、携帯性の高さが魅力である。鞄からパッと出してすぐ使えるなら、短い空き時間を有効に利用できそうだ。逆に、作業環境は落ちるといわざるを得ない。液晶はSVGAの狭いものになるし、キーボードも打ちにくいだろう。

 どちらにするかは、いままでの経験を踏まえ、さらに今後の使用形態を想像して決めるしかないのだが……いまのところはどうにも決めかねている。

 ところで、具体的な機種を挙げると、XGAノートではLet's note ace/A44がよさそうだと思っている。CD-ROMは必要ないが、携帯時には外せば多少軽くなる。重量はそれでも若干重いが、今のLet's noteよりは軽いので、なんとか持ち歩ける範囲だろう。
 細かい点は実物を見ないとなんともいえないが、Let's note/S51と同じ面積、似たような外見なので、完成度はそれなりに高いと思われる。
 PCG-505RXもXGAではあるが、パッドが使いにくいのと、入手性がきわめて悪いので、対象にはならない(ace/A44の入手性も悪いかもしれないが(笑))。

 ミニノートでは、Let's note comm/C33AMiTY CN ModelSが候補である。
 前者は、その全体的な完成度と、筐体サイズが魅力だ。一部荒削りなところもあるが、よくできているといえよう。デザインも、善くも悪くも特徴的で、そこが魅力ではある。
 ただ、カメラはあまり使わないと思われるので、すこしでも軽くすることを狙って、外して携帯することになるかもしれない。そうなると、デザイン的にはマヌケである……。
 後者は、全体的にはそつのない作りである。ただ、重量がミニノートにしては若干重いのと、筐体サイズがちょっと大きめなのが気にかかる。また、Chicago館で筐体をふたたび確認してみたところ、金属製ではなくてプラスチックにメタリック塗装だった。まあ、強度的には問題なさそうだが。

 ことここに至って問題となるのは、価格である。やはりこれは軽視できないファクターだ。
 比較してみると、comm/C33は、現金問屋系で\23万を切った程度。AMiTY CN ModelSは、量販店でも\17万弱。それに対してace/A44は、発売当初は値段も高いであろうから、\30万を大きく越えることはほぼ確実と思われる……。

 さて、どうしたものか。

■1998/12/02ふたたび秋葉原へ
 昨日の火曜日、ふたたび秋葉原を訪れて、引き続きノートPCを実物調査してきた。今度は、LaOXザ・コンピュータ館へ行ってみた。

 ノートPCフロアに赴き、まず触ってみたのは、シャープMebius PC-PJ1-M3
 液晶パネルを開いた状態では、キーボードとパッド以外には、ほとんどなにもないのっぺりしたデザインが特徴である。個人的には、あまり好みではない。
 キーボードは、キーピッチが確保されてなかなか打ちやすい。パッドは、サイズが小さい点が若干使いにくく感じた。
 筐体を見ると、前端が薄く、後ろに行くにしたがって厚くなるデザインである。いまいち。また、後端部の28.3mmという厚さも、不満である。全体的に、他社のノートに比べて、妙に密度が低いような印象を受ける。PORTEGE 3010などと比べると顕著だ。
 それと、筐体底面のゴム足が妙に背が高いのは、どういう理由によるものなのだろうか(放熱のため?)。どんな理由があるにせよ、減点である。
 剛性は十分。背部のコネクタが一部むき出しなのが気になるが、実際に使う上では、これが問題になることはまずないだろう。
 液晶が11.3インチと、他社のB5ノートの標準である10.4インチよりも大きいことをメーカーは売りにしているらしい。しかし、このクラスのモバイル系ノートでは、液晶サイズよりも実際の画素数のほうが訴求力があるだろう。SONYPCG-505RXが売れているのを見ればわかる。個人的にも、あまり魅力は感じない。
 NICが内蔵なのは評価できる。

 続いて、三洋WinkyG1
 キーボード周りは、先のPJ1-M3と対照的にごてごてしたデザインである。ここまでうるさいのも、ちょっと嫌だ。
 キートップを触って驚くのは、そのキーの軽さ。クリック感が非常に乏しい。キーストロークは3mm確保されているそうだが、この軽さでは、そのメリットが全く感じられない。私にとっては、かなり打ちにくく感じた
 スティックとパッドを両方装備し、自由に切り替えられるのはなかなか斬新。しかし、TPOに応じて両者を使い分けるというのも考えにくいので(どちらか好みの方を使うことになるだろう)、あまりメリットとはいえないと思う。
 筐体は、はやりのメタル系ではなく、プラスチックである。触ってみると、どうにも貧弱だ。はっきりいって、これを持ち歩くのは不安剛性が不足している。

 次は、T-ZONEミナミでは売り場がわかれているために触れなかった、NECLaVie NX LB26/C50A(たぶん)である。
 キーボードは打ちやすくて合格点。パッドも標準的。
 デザインは、液晶パネルを開いた状態では、液晶のヒンジ部分が大きい(というか太い)のが目立つ。Let's note comm/C33に通じるデザインである。前にも書いた通り、個人的には嫌いである。それさえ除けば、シンプルで悪くない。
 液晶パネルを閉じると、筐体上面のギザギザが目を引く。これは持ちやすくていいのだが、反面、筐体の厚さを増している。このデザインの影響もあるのか、他社のB5ノートに比べると、ひとまわり厚く感じる(カタログ上はほとんど変わらないのだが)。この点は減点だ。また、好みをいえば、筐体の前端がアールを描いて凹んでいるのは気に入らない。

 さて、番外編として松下Let's note/S51
 これは、価格帯がひと回り高価なのと、バッテリ持続時間が短いところから、全くの購入対象外なのだが、触ってみるとなかなか魅力的なマシンだった。なんともいえない高級感があるのだ。ThinkPad560600Hi-Note Ultra 2000などに通じる、あのスマートさである。外見が『直方体』であることも、精悍さを与えているといえよう。
 筐体の上面はcomm/C33と同じくヘアライン加工のアルミニウムだが、シルバーのC33に対してブラックメタリックと、より落ち着いた印象である。また、液晶ヒンジ部分の脇には、なぞの光沢を持ったプラスチックがアクセントを添えている。
 また、LEDインジケータ部分は、透明のプラスチックでカバーが施され、そしてきわめつけ、高級ノートの代名詞ともなった(?)XGA液晶が美しい。
 随所に高級感あふれる仕上がりである。
 ……と、まるでPR記事のような褒め方(笑)。

 惜しむらくはB5ノートなのに、バッテリ駆動時間が圧倒的に短くなるPentium IIを採用したことだ。どういう用途と使用者層を想定したのか、理解に苦しむ
 松下からは、ほぼ同時にLet's note ace/A44というB5ファイルサイズのCD-ROM内蔵XGAノートが発売されるのだが(12/11発売予定なので、店頭にはまだ並んでいなかった)、CD-ROMを持ち運ぶメリットはあまり感じられない。また、CD-ROMを外しても重量は1.5kg程度と、PCG-505RX1.24kgに及ばない。

 松下には、MMX Pentiumなどを採用した、XGAノートの発売を、強く望むところである。

 ところで、前回・今回とサブノートPCについてずらずら並べてきたのだが、私の判断材料となっているのが、剛性・操作性・デザイン・重量といった、外見的な要素に限られていることにお気づきだろうか。CPU・HDD・メモリなど、性能面のファクターには、ほとんど触れていない。
 これには、ほとんどすべてのPCにおいて、私が求める性能は満たされている、という理由がある。しかし、それと同時に、いまのサブノートPCのスペックがきわめて画一化されている、ともいえよう。
 各社には、もう少しバリエーションに富んだPCを提供してもらいたいものである。

 個人的には、CPUはMMX Pentium 166MHzあたりでいいので、バッテリ駆動時間を重視してもらいたい。

 さて、購入候補に上がっていて、まだ触っていないPCは、CASSIOPEIA FIVAだけとなった。このPCは、そういう点では非画一的(?)なマシンなので、触るのが楽しみである。

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