戸高雅史 チョモランマレポート



ここでは、FOSの杉山さん、前田さんのご協力により、現在単独のチョモランマ登頂を目指している、
日本FOS チョモランマ登山隊 1997」 
の戸高雅史氏とBCマネージャーの優美さんのレポートをお届けいたします。


レポート6  速報

       9月30日午後10時 突然戸高雅史から衛星通信で連絡が入りました。
     10月1日からアタック開始、10月5日にはベースキャンプ撤収、早けれ
     ば10月8日には帰国とのこと。
      これが最後のアタック、皆さんの思いがチョモランマへ届かんことを…
                       Feel Our Soul


号外  ●結果報告です。
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 7月28日〜9月5日までチャングチェ(約7000m)で順応し、チョモランマ峰に北西壁取付(6200m)
にアタックキャンプをつくり3回アタックのためキャンプ入りするが、モンスーンの不安定な天候と雪質
のためアタックをかけられなかった。
 その後ノーマルルートからアタックすることにし、9月12日、1回目のアタック。
ノースコル(7000m)から膝上のラッセルが続き、7600mで雪崩に会い断念。雪が落ち着くまで休養もかねて
ラサへ行き、9月26日から2回目のアタック。しかし8000mで強風の為、断念。以後10月2日まで再度
のチャンスを待つが山には冬の寒気が入りジェットストリーム(強風)が例年より早く訪れた為、遠征の
終了を決定。10月4日、BC撤収、翌5日カトマンズ(ネパール)に到着。10月8日帰国予定。
(今シーズンは8月〜9月にかけての多量の降雪、そしてその後すぐに強風が吹き出したことから、8隊
すべてが断念。南のネパール側(すなわちエベレスト)もすべて断念した模様です。)
            カトマンズにて 戸高雅史
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