7月を迎えると、「いよいよ夏だ!」と言う感じがしてきますね。しかし、本当の
夏の青空がひろがるのは、夏休みが始まる下旬頃になるようです。 それまでは、
梅雨空がひろがる事が多くて、高温多湿の過ごしにくい日々が続きます。
星祭りとして広く知られている七夕の頃は、東京の晴天率は20%位ですから、
織り姫星ベガと牽牛星アルタイルの輝きを見られるチャンスは、極少ないのかも
知れませんね。
そもそも七夕祭りは、陰暦の7月7日に行われていましたから、現在の暦で言うと
8月に当たります。実際8月になれば、主役の二星も天高くのぼり、見やすくなり
ます。 七夕はどちらかというと8月の話題にした方が、良いのかもしれません。
太平洋高気圧が、梅雨前線を押し上げて梅雨が明けると、夜空は一気に夏の装いに
なります。 まず、梅雨払い役に昇るのが、二人の巨人ヘルクレスとへびつかいです。
二人に押し出されるように、春の星座は西空に消えていきます。 |
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