| てんびん座 |
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| ★逆「く」の字の形のてんびん座 | |||
| おとめ座のスピカとさそり座のアンタレスの、2つの一等星を目印にして、 ちょうどその中間当たりを見ると、3個の3等星が「く」の字をひっくり返 したような形で輝いて見えます。 秋分の日にここで太陽が輝いて、昼と夜を同じ長さに分けあったという 意味から、それまではさそり座のはさみの部分だった所を切り取って、ローマ 時代に誕生しました。 | |||
| ★人の善と悪をはかる | |||
| 正義の女神ディケは、天秤を使って人の善悪をはかる裁判官です。 ケンカをしている二人を、女神が天秤に掛けると、悪い人の方が軽くなって 上がってしまうのです。 ところが、時代の流れと問いもに、人間はだんだん悪くなっていき、ついに 武器を持って戦争を始め、殺しあいをするまでになってしまいました。 墜落した人間達の姿を見た女神ディケは、嘆き悲しみ、天にのぼって、星に なってしまいました。この時に女神の使っていた天秤も、いっしょに天に上げ られて、星座になったのです。 | |||
| ★てんびん座の南中位置での見つけ方 | |||
| 1.まず最初にてんびん座の逆くの字中心で輝く、α星を見つけましょう。 真南を向いたらげんこつ4個分上を見ましょう。そこに白く輝くα星が 見つかります。 もう一つの見つけ方としては、さそり座のアンタレスから、乙女座のス ピカに向かって、げんこつふたつ分の所を見つけてみましょう。 2.次は、逆くの字をつくるために、α星の北東(左上)げんこつひとつ分と 南東(左下)にげんこつひとつ分の所に、3等星が見つかります。 この3つの星を結ぶと、逆くの字に見えます | |||