二回目のシャレー機大破

なんと二度目の空中接触

(2016.09〜)



勉強の為直せるか分かりません「TOMCAT」  修理してみま〜す



「スロープ機  TOMCAT(RCRCM社 中国)」この機体です。


「空中接触での大破」一度目の修理です。


「岩にヒットさせてしまった」修理です。


「胴体骨折」修理です。

度重なる戦歴です。



 この日はフライヤーも少なくフライトしていた時は私ともう一機しか飛んでいませんでした。リフトもそこそこ有り飛ばし易い環境でも有りましたし、普段数機飛んでいる時は左右を確認しながらフライトしているのですがこの時は二機だけでしたので気を抜いてフライトしていた様でした。 甲高い音で「バッキ〜ン〜」その直後クルクルッとスピンしながらキラキラ落ちて行くでは有りませんか。 アッやっちゃった!!ってな感じで回収してみると見るに耐えない姿になっていました。 ノーズ、バラスト、バッテリー、キャノピーは衝撃でスッ飛んでしまい見当たりませんでしたのですぐあきらめました。Lipoでなく良かったです。 先方さんもいつものおなじみさんで互いに「すみませんでした」でなぐさめ合いの笑いで終わっちゃいました。 取りあえずそっと持ち帰り帰路中に考えるながら持ち帰りました。破損部を眺めると幸いな事に「スパーが無傷」で有る、前回と同じで言わば外観的な破損で「形作りをすれば元に戻るかも」しかし「ノーズは困ったな〜」と言う感じですが「シャレー修理の勉強の為にも」やってみようかと思います。今シーズンは間に合いませんが来シーズンまでたっぷり時間は有ります。 でも直し方が解りません。途中であきらめるかもしれません。

    



胴体&ロッド骨折



       


どこから手を付けて良いやら途方に暮れたところでまず真っ二つ折れ、今回はロッドまで折れてしまいましたので取り会えず手持ちのカーボンロッドパイプが有りましたので接続しました。

 前回の古キズも有りましたので思い切ってサンディングして下地を出しました。もう怖いモノなんぞ何も有りません、勉強の為ガンガンやっちゃいます!!


主翼破損



    





      


   


   


 バルサシャレーなので瞬間で繋ぎ合わせてみましたがノリ代も無く固定出来ません。どうやろうか思案、発砲スチロールを詰め込んでバルサを貼ろうかと考えましたが周りに無く、買いに行くのもめんどくさく他の方法を考えましたがバルサで中空を作るにはかなり厄介そうでめんどくさそう(作り方が解らない)なのでこれもヤメ、手持ちの部材で考えたのがバルサブロックの積み重ね。これで進める事にしました。 4mmバルサをブロックとしまして思い切って前縁を切開しました。

翼型サンディング後マイログラスを貼り付けましたが少し凹凸が出来てしまいましたがパテを埋め込んでごまかしてしまうつもりです、また前回の古キズも結構ブサイクでしたので軽くサンディングしておきました。


ノーズ部の復元、構想イメージ



     


     


 


衝突時にノーズ部分がもぎ取られたかたちで有りません。 ここをどの様に作るかが大きな問題です。  生活用品で「細長いパイプの様なモノ」はないかと色々探して見たのですがありそうで中々無いです。だとするならば作るしかないですがその方法は?? また胴体の断面を見てみるとオーバル形をしているのでその様なモノは尚更ないです。径25mm位の丸いモノ、丸いモノ?何かないかと考えた挙句の策が「500円玉」です。径的には良さそうで胴体内部に固定して胴体形状を取ろうと試みたのです。 1mmバルサが有りましたので水を浸しながら絞ってテストしてみました。 それなりに構想イメージは有るのですが作れるのか、うまく行くのか全く分かりません。 所詮ダメ元です。

   



古キズも修正

   

アングルの上で締め付けられて痛々しそうです。
 




ノーズ延長

   


アングルの上で固定したので大丈夫かと思ったのですが思った以上にネジレが発生してしまい芯がズレてしまいました。 参りました、どう修正しようか。
 修理するのイヤになっちゃいました。 おまけにバカな事に受信機搭載位置にガラスクロスが無かったのでカーボン貼っちまったです。ロングアンテナRX有ったっかな?
 



ノーズコーンタイプに

     


キャノピータイプにするかノーズコーンにするか悩みました。 私的にキャノピーだけを復元するのであればさほど厄介な事ではないかと思っていましたが何しろノーズの同枠がない事が一番の悩みでした。製作、外観もそこそこ見栄えをだしながらとなると尚更難しく少しでもごまかしを隠す方法となるとこちらの製作も厄介ですがコーンタイプの方が行けるかと思いこちらで進めてみました。

 同枠の形状取るため仕切りの防火壁設けてみました。

 事前に1mmバルサにマイクログラスを貼りつけたものを作って置きました。
バルサ裏側より水を浸しながら胴体に巻きつけて行きましたが思った程綺麗に曲がらず良く見ると多角形のRの様になってしまいました。やはりバルサのみを巻きつけた方が良かったかに感じましたが後の祭り。 形状を取るためかなり力を入れて巻きつけてしまったので本体からコーンが抜けるか心配でも有りましたので敢えて固定せずテープ止めで水分が抜けるまで放置する事にしました。乾燥後、案の定抜けませんでした。仮のテーピングで正解でした。

 乾燥後はそれなりに形状にクセが付いてくれていましたので淵に残ったグラスで少し隙間を設けて一気に固定してしまいました。今度は本番なので抜けなかったら最悪の事態となります。
 


ノーズ先端部

       


バルサブロックを積み上げ差し込んで、サンディング整形しました。この修理で大夫総重量がかさむのかと思いノーズを50mmほど延長させバラストを出来るだけ前に積み込み前回のノーズバラストより少なくしようと試みたのですがどうなるのでしょうか。この形で85g積めました。以前の時は220g積んでいた様です。残り140gほど。


ノーズ生地完

 


大方ノーズの生地が完成しました。 芯のズレも無くノーズコーンを差し込んだ位置で芯ズレした様な感じに見えるだけだったのでフライトには全く影響ないレベルで安心しました。むしろこうやって見るとみすぼらしい形状でブサイクなノーズとなった感じです。


下地作り



 


 凸凹、ピンホールにクレーターと沢山の補修個所が有ります。 塗装の出来もここ下地作りで決まる程重要な工程ですが何分時間の掛かるものです。 裏面はパテ一回塗りでごまかしちゃうつもりです。 取りあえず半日掛けてサンディングを行いそれらしい下地作りを行った所です。




飛ばせるかたちに



まだ下地作りが終了していませんがちょっとバラスト積んで重心をみてみました。 116g+85gの201gで釣合がとれましたので20g程軽量化出来た感じとなります。

 塗装しなければ飛ばせちゃいます


塗装(黄色)

(2016.10〜)
 


   


三年ぶりにコンプレッサーを引き出し色付けをしようとしたのですが事前準備が足らずドツボにはまり参りました。 エアーブラシ用「接手が見当たらず」有るモノ接手で何とか配管したかと思えば、今度はウレタン塗料の「キャップが開かず」往生しました。ここも何とかのり越えてブラシカップに顔料を入れた途端ブラシから「塗料が垂れる」やら、極わずかだがトリガーに「指を当ててないのに吹き付け」しちゃっているのです。コンプレッサーにコックを付けていましたのでこれでエアーをON、OFFして作業を行いました。いざ吹き付けに入ってもどうもブラシの調子が悪く四苦八苦、顔料を入れてしまったので分解も出来ず最後までブラシ不調のまま黄色着色を半日掛けて行いました。 吹き付け終了後、分解清掃してみると前回使用後の清掃で「トリガーOFFでニードル閉め位置が極わずか開きの状態」で組み付けを行ったのが原因でした。 漏れと塗料噴出し状態になってしまっていた「分解清掃組み付けミス」でした。塗装終了後、色合いが大夫違ってしまった様でかなり「濃いイエロー」となってしまいました。顔料の飛び散りも有り大失敗(ブラシ不調)でした。やはりこの手のモノは時間を於いてはダメですね、コツ、要領を忘れてしまう様です。 水研ぎ、磨きである程度対処出来るかですが昔を思い出せれば良いのですが。 取りあえず後日トライです。 ここが済めば次は黒塗りですが顔料が足りなさそう、購入しないとダメみたい。 


塗装(黒色)

     
もったいなかった! ウレタン顔料が足りないかと思って買って来てしまい、いざ作業してみると20ccで足りてしまい新品は手をつけづじまいとなってしまい次回いつ使用するのか分からないのに硬化剤が死んでしまうのかと思います。でももうしょうがない。  取りあえずカラーリングを終え後は磨き作業だけとなりました。 今回は現状(近くまで)復元が目的でしたのでお勉強作業の為、塗装に関してはかなりいい加減で思いっきり手を抜いています。




軽く磨き

 


塗装処理後やはり少し磨きを行わないと表面がザラザラですので 水研ぎ>コンパウンド>ピカール>ワックス と処理しました。 車にワックスも掛けた事がないのに一生懸命ツヤが出るまでいい加減ですが磨いてみました。

ワックスまで掛けると流石に光沢が出て顔が映る様になりました。 これで空気抵抗も減少し少しはスピードの足しにはなりますでしょうか。


終了

   


 この接触トラブル後、この機体をどうしようか、捨ててしまうか?出来るところまで修理か?で悩みました。骨格の無いシャレー機は指も入らず修理が厄介ですしその直し方も知らない私ですが山で飛ばす以上この様な機体破損はごく日常的なものです(操縦がヘタ)、捨てる事は簡単ですが今後の破損修理の発生を考えると避けて通れないところでも有ります。やれば出来るじゃん、少なかれ今回の作業ではそれなりのコツも習得出来、自信もつきました。 これで飛んでくれたら感激ですネ。でもノーズコーンのカバーリングをマイクログラスでやったのは失敗、着陸でノーズこすって一発で割けてしまうのかと思います、割けたらテーピングでごまかしちゃいましょう。割ける前にテーピングしたら多少強度が増すでしょうか。


おあつらえ向きのモノが

 


「まとめ書き」を書いていてふとっ思いついたモノが有りました。「シュリンクチューブ」でした。 バッテリーパックを作った時のモノが有りましたので入るかどうか差し込んで見ましたら驚くほど「あつらえ」したかと思うほどドン、ピッシャ!!でした。熱を加えなく少しきゅうくつな感じで入りました。 ちょっと文字が入ってしまっていますが上下の判断も出来てヨシです。それよりも着陸時にノーズをこするので割ける事もなくこのカバーリングは最高のモノです。もっと早く気付けば塗装処理をしなくて済んだ結末でした。この重みの分、ノーズバラスト30g減らしました。 




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