シャレー機大破
シャレー機 主翼大破
(2013.09)
たった3フライトの「TOMCAT」 修理してみま〜す
「スロープ機 TOMCAT(RCRCM社 中国)」この機体です。
今シーズン用に製作したRCRCMの「TOMCAT」今シーズン気象条件に恵まれず調整の1フライト、セッティングもほぼ決まっての2フライト、自分でもなかなかの飛びだと自己満足していましたがまだ2フライトしかしていなくまもなくシーズンを終えようとしているこの日あの感激をもう一度なんて思い、そこそこのリフトが有りましたので投げ込みました。 走りも浮きも絶好調、う〜ん納得なんてボチボチ下ろそうかと思っていた矢先いきなりフラットスピンで2回転位した。何が起こったのか全く分からずその瞬間「接触したんだ」 と我に返り高度が少し有ったのでエルロン、エレベーターを切るとそれなりにコントロールが利き小枝に当たって不時着の様な感じでした。 回収してみると見るに耐えない無残なTOMCAT君、思いっきりかじるどころかかじられてし まいました。 相手も私も全くぶっつかる事すら予期していず普通に飛ばしていて「あれぇ」ってな感じでした。 私の方は主翼の前縁部がバッサ リ切れた感じでかなりの大破ですが相手は無傷でどこが当たったのかも全くの分からない程のものでした。 ちょっぴり元気をなくした私でしたがこのままそっと持ち帰りシャレーの大手術をすることにしました。 破損部を眺めると幸いな事に「スパーが無傷」で有る、言わば外観的な破損で「形作りをすれば元に戻る」ものですし、さほど強度もいらないところなので初心者の私でも何とかなるのではないかと思いシャーレの修理を試みる事にしました。
そのままそっと持ち帰りました。
作業性が悪いので前縁部を切り取ってしまいました。
形つくりの為、瞬間でそれなりの形づくりに修復しました。
形がそこそこ決まったところで裏側からマイクログラスを充てがいエポキシボンドで貼り付け少し強度を持たせました。
この近辺は少し力が掛かるのでカーボンクロスをほぐして貼り付けてやりました。 少し重くなってしまうが仕方がない。
この近辺の下地は接触時に散ってしまい無いのでバルサを継ぎ当てしました。
凹凸部分をサンディング
わざわざカーショップに出向いてパテだけを買いに行ってきました。自宅に戻りキャップをひねったら「シンナーの臭いが」あれぇ?これラッカーパテ。てっきりポリパテ
かと思ったのですがと塗装のとき大丈夫かな?
パテ塗りしたところですがかなり削り落とさないと重量が加算でしまうのでちょっと心配です。
上面を塗っては研ぎ、塗っては研ぎの4回行いました。裏は見えないからいいや〜と3回かなり凸凹です。久しぶりのサンディングにちょっと根負けしてこんなもんでいいんじゃない。飛んじゃえばわかんねぇ〜や、凹凸は有りますがこれでヨシとします。
いつ塗装したのかまったく記憶が有りません、「ウレタン塗料」この数週間前に点検して見たらとんでもない事になっていました。 主剤も硬化剤も半分以上死んでいました。 さらにすっかり忘れていた冷蔵庫奥深くに保存して置いた硬化剤までやられていました。ですから最後の塗装からかなりの年数が経ってしまっていた様です。 「塗装の仕方」までまるっきり忘れてしまいましたので一からスタートです。 主剤、硬化剤、シンナーの割合まで忘れてしまい参りました、入れて有ったはずの私が培った虎の巻の用紙が無い!。 塗料の濃度(滴り具合)も忘れてしまいました。 久々にコンプレッサー引き出したら重いのなんの、少し腰が痛くなりました。 数年ぶりの塗装準備に色々とパニック状態でしたが何とか吹きつけ出来る状態まで漕ぎ着けました。
顔料溶かして割合もこんなもんでしょう。 でも何か垂れ具合がサラサラしてる?う〜とっ?こんなモノかな?でも薄い感じがするけど??全く吹きつけ塗装初心者に戻ってしまいました。 もういいや〜やっちまえ!!
シーズン中に壊したもう一機もついでに塗装しちゃいます。 翼二枚と胴体二本。
気合入れて吹き付けたものの何かがおかしい!?!? 色(黄色)が載らない? 何回吹いても載らない!なんだろう? 下地吹き付けてないからなのかな〜、黄色だから薄い為か〜その内だんだん濃くなっていくだろう〜と何回も何回も吹いちゃいましたが一向にパテサンディングの跡が消えません???なんだろうな〜
その昔には経験したことがなかった!!
Oh My Got!!おお馬鹿者じゃん
色の載らない原因が分かった、しかしすでに遅し!! 数年間も寝かして置いた顔料、割合ばかり気にしていて主剤ビンの中を「かき混ぜる」のを忘れた!!沈殿した上モノだけで顔料を溶かしてしまった事を思い出した トホホッ〜。 塗装の終了間際に気づいた!!えらく厚くなってしまったが塗料垂れは無いのでもう一度顔料を少し溶かして塗ることにしました。
先ほどより大分、色が載る様になり分厚くなってしまったがこのまま作業を続けていましたら今度は訳の分からない塗装カスの様なモノが全面に?、水研ぎで落としてしまえばいいや〜何て無視してガンガン吹いちゃいました。
パテムラが結局消えませんでしたがこれでヨシ!としちゃいます。 飛んじゃえば分かんね〜しまた壊すだろうから。 増してや見栄えで飛ぶものでもないからと自分に言い聞かせてこの日の数年ぶりの塗装作業は終了しました。 この機体には3m以内近づいて見なければ良いだけのこと。 まだこの後二色残っていますが今度は忘れないで主剤をしっかりとかき混ぜてから配合します。 ハイ!
半年もほったらかし! いよいよ山開きも間近になり、やっと重い腰を上げて塗装しました。 今度は主剤をシンナーで少し薄め、しっかりかき混ぜました。 悲劇はまた起こりまして吹きつけ途中、少し風が出始め塗料をカップに追加しようとして見たら新聞の上に置いた塗料が風にあおられてひっくり返っていました。真っ青、翼を塗らないで新聞紙とガレージを塗っちゃいました。 そこそこ塗り終えていましたので追加の顔料は諦めてヨシ!としちゃいました。おまけにちょっと赤の色合いが違ってしまった様だが想定内で裏面なのでヨシとしました。黒はすんなり済み半年ぶりの塗装を終えました。 でも近日にサンディングしないと出来ない。面毒さぁ〜
追い詰められて最終仕上げの水研ぎ、多少の凸凹が有るもののそれなりにサンディングしました。 コンパウンドが無かったのでピカールでつや出ししてみましたらいい感じの光沢が出てきました。 思わず数年前使ったワックスを物置から出して掛けてみました。 車を乗り換えたのにワックスすら一度も掛けたことが無いのに愛機に愛情たっぷり込めて磨き上げました。 ワォ〜いけるじゃん!つるっつるじゃん!流石ウレタン!!、顔が写るまで光沢が出ました。光沢に酔ってしまい本体一式改めてピカールとワックスを掛けてみました。見違える様なお色直しに満足。 もっと時間を掛けて丁寧にやれば良かったのに後の祭りです。 これにて大破した主翼の修復作業は終りとします。 さぁ〜愛情込めた分、今シーズン頑張ってくれると思います。
シーズンの初日、仮死状態から生き返った猫を出しまして投げてみました。猫!♪飛んじゃった♪〜猫!♪飛んじゃった♪〜エレベーター二駒UPで気持ちよく走ってくれました。 私の腕では以前とさほど違いがないほどの飛びをしてくれました。 直した甲斐が有りました。胴体もごく細ですぐ折れちゃい そうな機体ですが結構飛ばし易い機体で気に入っています。ただ修理をしたにも関わらず左右のバランスを確認するのを忘れてしまいました。 帰宅後左右のバランスを確認したところ12gのバラつきが有りましたのでバラストを貼り付けました。
JFCラジコンクラブに戻ります