聖天山の宝物
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御正躰錫杖頭
(みしょうたいしゃくじょうとう)
妻沼聖天山の御本尊として祀られている。
1197年、斎藤別当実盛公の外甥、宮道国平と実盛公の 2人の孫により奉鋳寄進されたものであり、秘仏とされている。
(国指定重要文化財)
(昭和25年8月29日指定) -
鰐 口
暦応2年(1339年)、南北朝時代に奉納された鋳銅製鰐口。直径31cm。
内側に「武州福河庄聖天堂常住也、大檀那当庄住人沙弥来阿」と陰刻がある。
(埼玉県指定文化財)
(昭和36年3月1日指定) -
紵絲斗帳
明国世宗(1522~1566)の代の織物。 第16代忍城主成田長泰が奉納したもの。
忍(おし)は現在の行田市付近一帯であり、
長泰は聖天堂の造営にも関わった。荻生徂徠の「度量衡考」に嘉靖(1552~1566)の古物也と紹介されている。
(埼玉県指定文化財)
(昭和34年3月20日指定)