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PC/HP日記 99年8月分

■1999/08/28Linux、マシントラブル
 サーバマシン・"hikaru"に、TurboLinux4.0をAfterstepでインストールしてみた。すると、今度はX-Windowも問題なく動作した。
 ところが、次はサウンドカードの設定で詰まってしまった。
 "hikaru"には、ESS1868チップがオンボードでISA PnP接続されている。turbopnpcfgを実行するとチップが正しく認識され、引き続きturbosoundcfgを実行するよう、メッセージが表示される。
それにしたがってturbosoundcfgを実行するのだが、そこのサウンドカードリストに、当該チップが出てこないのである。出てくるのはSoundBlaster系のカードばかりである。
 "kaede"上のVineLinux 1.1では同じESS1868チップでまったく問題なく動作したので、ドライバサポートなどの問題は考えにくい。
 インターネット上の資料を当たったりしていろいろと悩むが、結局のところ、turbosoundcfgではSoundBlaster16などを適当に選んでおけばよいことがわかった。IRQやI/Oポート、DMAだけ正しく設定すればいいらしい。PnPで認識されたIRQなどを設定すると、ようやく音が鳴った。
 まったくもって、turbo〜のメッセージはわかりにくいこと、この上ない。

 さて、続いてInitioチップ搭載のSCSIカードを使えるようにする。conf.modulesscsi_hostadapterの記述を追加し、mkinitrdinitrdファイルを作成。lilo.confを、そのinitrdを使用するように修正して、liloを実行すれば完了である。
 また、sambaを導入して、Windows98マシンからファイルやプリンタが共有できるようにした。

 しかし、sambaでトラブルが発生。設定が悪いのか、日本語ファイル名を使用したファイルをMOに作成したところ、ディレクトリエントリが異常になってしまった。ファイル削除すらままならない状態である。
 しかたないのでそのディスクをフォーマットしようとするが、今度はフォーマットができない。ext2なら可能なのだが、msdosでフォーマットしようとするとSegmentation faultで落ちてしまうのだ。MOディスクは、Linux以外のOSでもアクセスするので、ext2fsでフォーマットするのは避けたいのである。
 また、これもsambaがらみなのだが、場合によって資源が利用できたり、できなかったりする現象も起きた。Windowsマシンからコンピュータを開こうとすると、ときどきエラーが表示されるのだ。しかし、プリンタフォルダ(ネットワークプリンタが登録されている)を開いてから、コンピュータにアクセスすると、エラーは出ないのである。

 というわけで、いろいろと細かい不具合が発生したため、根気が尽きてLinuxをサーバOSとして使用するのはあきらめた。
 当面はWindowsNT WorkstationをサーバOSとして利用し、Linuxは実験環境として使うことにしようと思う。

 さて、Linuxを使おうとしていろいろやっていたところ、メインマシン・"sakurako"に挙動不審な点があることを発見した。LAN上でTCP/IPを使って転送を行なうと、受信のみ極端にスループットが悪くなるのである。7キロバイト/s程度しか出ないのだ。最初はLinuxマシン側の設定を疑ったが、サブマシン・"kaede"との間の通信でも同様の症状なので、"sakurako"側に問題があることは間違いない。
 ちょうどWindows98 Second Editionを導入直後だったので、いちばん怪しいのはSEである。
 SE導入時に、NICのドライバが新しいものに置き換えられてしまったため、まずはドライバをいろいろと換えてみるが、まったく改善されない。
 そこで、余っていたNICを一時的に挿入して試してみると、まったく同じ現象が発生することがわかった。
 どうやら、OS自体が、どこかおかしくなっているらしい。

 また、ほぼ同時期に、Windows98が正しく終了できない――本来は電源が落ちるべきところ、リブートしてしまう――という異常も現れてしまった。

 ことここに至って、私はWindows98の再インストールを決断したのだった。……環境復元には、三日ほどかかった(泣)。

 なお、Windows98をインストールし、その直後にSEをインストールする、という手順でSEへのアップグレードを行なったところ、なんのトラブルも発生しなかった。
 現在はアプリケーションの再インストールも完了しているが、いまのところTCP/IPや電源断の異常は起こっていない。

 私の経験からすると、Windows98 SEへのアップグレードを行なうなら、まっさらのWindows98環境に対してアップグレードを行なうのがよいといえるだろう。

 いよいよサブマシン・"kaede"のSlot1+ATX化計画を実行したくなってきた。
 ケースはTQ-700MK.IV、マザーボードはちょっと趣向を変えてGIGA-BYTEGA-BX2000にしようかと思っている。
 マザーボードは、SCSIデバイスの関係から("kaede"のSCSIデバイスはすべて内蔵だが、"sakurako"は内蔵・外付けが混在している)、P2B-LSを"kaede"に移植したいところである。しかしそれだと、"sakurako"のマザーボードを変更することになるので、またWindows98のインストールを行なわなくてはいけない(かも知れない)のが面倒である……。

■1999/08/22Windows98 Second Edition、Linux
 注文していたWindows98 Second Editionが届いたので、さっそくメインマシン・"sakurako"にインストールしてみた。しかしながら、IE5がすでにインストール済みだったため、どこがどう新しくなったのか、さっぱりわからない。システムファイルの日付を見ると、いろいろと新しくなっているようだが……。
 新機能・インターネット接続の共有を、そのうち試してみるとしよう。これがうまく動けば、サブマシン・"kaede"(Windows95)や、サーバマシン・"hikaru"(WindowsNT・Linux)からも、インターネットにアクセスできるはずである。

 会社のPCに、仕事でLinuxをインストールした。ディストリビューションはTurboLinux4.0である。
 Pentium 200MHz搭載のCOMPAQDeskpro 4000なのだが、内蔵NICのドライバがないなど、COMPAQのPCはLinuxには向いていないらしい。とくにこの時代のモデルは、チップセットがCOMPAQ独自であるため、さらにその傾向が強いようだ(同じDeskpro 4000でも、MMX Pentium搭載モデルはVIAのVP2を使用している)。
 内蔵NIC(Netilligentとかいうもの)を使うのはあきらめ、DECチップ搭載NICを増設したところ、起動時にPCIバス関係のエラーが表示されるものの、なんとか動作した。

 会社では、ここのところ仕事でLinuxマシンを運用している。http・sambaなどを導入して、なかなか快適である。ファイルサーバ、CGI実験用サーバといった用途なら、WindowsNTにひけを取らない。
 そこで、自宅のサーバマシン・"hikaru"のLinux化を敢行することにした。
 まずはVineLinux 1.1を導入してみる。しかし、X-Windowの設定が正常に行なえなかったり、640MB MOを使うためのパッチ当て・カーネル再構築がうまくいかなかったりと、なかなか難しい。
 このマシン、NICこそintel82557チップでメジャーだが、VGAチップセット(SiS・5597)内蔵SCSIアダプタinitioチップ搭載のIOI-4203Uと、かなりマイナーである。
 そこで、カーネルが2.2.7と新しい、TurboLinux4.0を試みることにした。このバージョンなら、initioチップのドライバもあり、640MB MOにもアクセス可能らしい。
 インストール後、ASCIILinuxMagazine第3号を参考にSCSIアダプタを有効にすると、無事にMOにアクセスできるようになった。
 Xは、同期周波数の設定がいまひとつうまくいかず(ディスプレイの追従範囲ぎりぎりに設定されてしまう)、画面がゆがんでいるものの、まあ妥協することにした。
 しかし、GNOMEのデスクトップからコマンドラインに戻れないという現象が発生。Ctrl+Alt+BSを押すと、電源が落ちてしまうのだ……。Linuxに無知な私には、よくわからない現象である(そもそも戻らなくてもいいのかも知れないが……)。
 明日は、TurboLinux 4.0+AfterStepの環境で再インストールしてみる予定である。

■1999/08/19SP97-Vの電池、NXTスピーカー
 先日、電池を交換したばかりのSP97-Vだが、またもや電池が切れてしまった。モバイルギアで多少使った電池とはいえ、ちょっと切れるのが早すぎる。メインマシンで使っていたころに較べると、マシンの通電時間が圧倒的に短いので、仕方がないのかもしれないが……。
 中森さんから教えていただいた乾電池バックアップ法を実行しようかと思ったが、それを行なうためには筐体からマザーボードを外さなくてはならず、かなり面倒だ(新規組み立てと同じくらいの手間がかかる……)。とりあえず、もう一度ボタン電池を交換することで対応した。

 CPUが余っていることでもあるし(PentiumII 266MHz)、ATX+Slot1に置き換えるのもいいかもしれない、と検討中である。

 しばらく前からフリーマーケットに購入希望を書いていたNXTスピーカーだが、FlipFlapで販売されているとの情報を入手し、さっそく買い求めてきた。特徴のある製品なので、いつかは秋葉原に出回るのではないかと思っていたが、案の定である。ちなみに、\3,980であった。
 ブツをあらためてみると、まさしくNEC98NXシリーズに付属しているものと同じである。NECのロゴも入っている。
 いままで使っていたFMVスピーカーと交換して、いろいろと再生してみた。
 音質は、わたしの耳で聞いたかぎりでは、低音から高音まで、まんべんなく再現されている感じである。FMVスピーカーと較べても遜色ない。
 ただ、出力が左右各1.2Wと小さいため、大音量で再生するには向かないようだ。通常のスピーカーより指向性が弱いらしいので、BGM用などには向いているのではないかと思う。
 薄型のデザインが気に入れば買いだろう。

 以前流れていたiMacTV CMを覚えているだろうか。5色のiMacがくるくる回るやつである。PCユーザーの私にも、けっこうかっこよく見えたのだが……。これを見た私の母(パソコンは使っていない)は、「これ何のCM? 消臭剤?」と述べたのだった……。たしかに、いわれてみれば消臭剤に見える……(笑)。

■1999/08/08Neo ATLAS
 ひさびさの更新である(こればっかりだな)。
 最近は、はやくも夏バテなのか、どうも気力に乏しい。EverQuest休止状態だし、夜も疲れているのでさっさと寝てしまう。早寝早起きである。
 PC関係も、面白いパーツや物品も特にないので、なにも購入していない。

 もっとも、更新がないウェブページほど、つまらないウェブページもないので、ぼちぼち更新していきたい所存である……。

 気力がない、ということで、だらだらプレイできそうなゲームを買ってきた(笑)。アートディンクNeo ATLASである。
 詳しいゲーム内容はメーカーのサイトを見ていただくとして、基本的にはPC-98時代の元祖ATLASと同じ内容である。プレイステーションに移植したATLASの、逆移植版だそうである。
 とりあえず、第1回目のプレイということで、素直にまともな世界地図を作るべく努力している。
 ただ、元祖ATLASと異なり、いろいろなイベントが発生するのが曲者である。好きなようにプレイしたいのに(たとえば、いきなり南極大陸を発見するとか)、イベントを通じて行動を強制されるのである。もうすこし自由にプレイさせて欲しいところだ。
 また、貿易航路の数が制限されてるのもつまらない。探検そっちのけで大富豪になるのが面白かったのに……。
 それに、マウスカーソルの動作が、ときどきもたつく。
 というわけで、いまのところの評価は「まあまあ」というところだろうか。

 フリーマーケットのPC-9821セットの、Power Window928だけ欲しい、という方がいらっしゃったので、お譲りした。
 引き続き、引き取ってくださる方を募集中である。

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