12月の星空

     1日:21時の星空
    15日:20時の星空
枯れ葉を飛ばしながら吹き抜けていく木枯らしとともに、あわただしい
中で過ぎ去ってしまいそうな12月ですね。しかしこの吹き付ける季節
風のおかげで、大気中の塵が飛ばされて、太平洋側の空は澄み渡ります。
夕焼けに空が染まり闇に紛れはじめる頃、西の空には夏の夜空に羽ばたい
ていたはくちょう座が、くちばしを下にしてまるで十字架の様に見えます。
そう言えば、街もクリスマスムードに、包まれはじめてきました。
 その反対側の東の空からは、冬の星座たちが次々と昇ってきます。冬の
星座は、明るい星が多いのが特徴です。澄んだ空気も手伝って、都会の空
にも、たくさんの星が輝くでしょう。帰宅途中に少しだけ足を止めて、
星空からのメッセージに耳を傾けて見ましょう。輝く星たちのメッセージに
改めて感動することでしょう。

クリスマスの
クリスマスツリーの飾り付けには、一番上に大きな星を飾り付けることで
しょう。 これにはちゃんとした訳があるのです。 ツリーの一番上で輝
く星の名は「ベツレヘムの星」といいます。 かつてイエス・キリストが
生まれたときに、空に輝いて、東方の博士たちをキリストの誕生地である
ユダヤの小さな村ベツレヘムへと導いたとされる星です。
 この星は実在していたのでしょうか? 実在していたとすれば、どんな
星だったのでしょうか? キリストの誕生年月日が解れば、コンピュータ
で特定できるはずですが、それが解りません(少なくても12月25日で
はない)。そのために昔から、天文学者たちの研究テーマとなり、金星説
・新星説・彗星説・惑星会合説など、いくつかの説が発表されています。
しかし、結局のところは、現在でも解っていません。

ペルセウス座
くじら座
エリダヌス座
ろ座
ちょうこくぐ座
ふたご座流星群