| エリダヌス座 |
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| エリダヌスとは川の神の名前で、これは星座を流れる大きな川の星座と 言うわけです。 オリオン座のリゲルの北で始まるエリダヌス座は、4等 星以下の星たちが大きく蛇行しながら連なっています。終点には1等星 アケルナルが輝いていますが、日本では奄美大島以南でないと、見るこ とは出来ません。 | |||
| ●太陽馬車に乗ったファアトンが落ちた川 太陽の神ヘリオスの仕事は、地上を光と希望で満たすことです。毎朝、 4頭だての馬車に乗って、天空を東から西に駆け抜けます。ある日息子 のファアトンは、父に無理を言ってこの馬車を借りて、空に舞い上がりま した。ところが、上手く操ることが出来ずに迷走して、森を焼いて砂漠にし 人々の肌は真っ黒になってしまいました。 この様子を見ていたゼウスは、雷で馬車を撃ち落としました。ファアトン は、馬車もろともエリダヌス川に落ちて死んでしまいました。そして、ファ アトンの姉たちは悲しんで、川岸でポプラの木になったと言うことです。 | |||
| ●南中位置での見つけ方 1.まず最初に、川の途中にある3等星のγ星を見つけてみましょう。 真南を向いたら、げんこつ4つ上を探します。 2.次は川の出発点となるβ星です。γ星から東北東(左下)に、げんこつ 2つ弱の所に、3等星が輝いています。オリオン座のリゲルのすぐ北 (上)になります。 3.あとは、γ星から4等星以下の星が、まず西(右)へげんこつ3つ、次に 東(左)にげんこつ2つと言うように蛇行しながら、南の地平線へ連なっ ています。あまり明るくはないので、星座図を見ながら双眼鏡でたどって みると良いでしょう。 | |||