| くじら座 |
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| みなみのうお座のフォーマルハウトとおうし座のアルデバランの間は、一見星がないように 見えますが、実はここには全天で4番目に大きなくじら座が描かれています。 古代バビロニア時代には水の守り神だったた星座ですが、ギリシャ神話では、アンドロメダ姫を 襲う凶悪な海の怪物として登場します。秋の夜空には、なくてはならない星座のひとつです。 また、この星座には、長期変光星ミラがあることでも有名です。 | |||
| ●ペルセウスに退治された、お化けクジラ! 海の怪物のお化けクジラは、海の神のポセイドンの命を受けて、エチオピアの、海へとやって 来ました。そして生け贄のアンドロメダ姫に、襲いかかろうとしたその時、魔女メドゥサの首を取って 帰る途中だったペルセウスが通りかかりました。 ペルセウスは姫を助けるために、険を抜いて 果敢にくじらに立ち向かいましたが、形成はたちまち不利になってしまいました。そこで、自分が 勝ち取ってきたメドゥサの首を、袋から取り出すと、くじらの目の前に差し出しました。すると、お化け くじらの巨体は、見る見るうちに、黒い岩へと変わり、とうとう海に沈んでしまいました。 | |||
| ●南中位置での見つけ方。 1.まず最初に、真南に昇ったお尻の部分のβ星を探しましょう。β星が南中する時刻を調べておき、 その時間に真南を向いたら、 げんこつ3つ半上を探します。 2.次に胴体の部分を探します。 β星から北東(左上)にげんこつひとつの所に、ゆがんで傾いた四辺形が見つかります。 げんこつひとつの大きさで、4〜5等星が並んでいます。 3.最後に頭の部分を探してみましょう。 先ほど探した四辺形から北東(左上)にげんこつふたつ分の所に、3等星が東西(左右)に 2つ並んでいるのが見つかります。さらに、これを底辺として、げんこつ半分の広さで、4等星と 5等星が、少しいびつな五角形で並んでいます。 変光星の「ミラ」は頭と胴体の間にありますが、この星が明るい時と暗い時とでは、星座の形が 違って見えるので、注意が必要です。 | |||
| ★くじら座探検のポイント ●変光星ミラ くじら座の胸の部分に輝いている赤い星は、とても不思議な星です。ある時に2等星で輝いていると 思ったら、気がつくと10等星まで暗くなってしまい、肉眼では見えなくなってしまいます。 これは星が、 歳をとってしまったために、およそ322日間の周期で、膨らんだり縮んだりを、繰り返しているために起こる 現象です。ミラのように、長い時間を掛けて、明るさが変わる星を「長期変光星」と呼んでいます。 | |||
●τ(タウ)星 地球に近い20個の星の仲間です。太陽によく似ていて地球からの距離は、11.9光年で見かけの 明るさは3.5光年です |