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PC/HP日記 98年6月分

■1998/06/29こんどはStealth II G460
 Stealth II S220いまいちだったので……というわけでもないが、友人のトイさんから、intel740搭載ビデオカード・Diamond MultimediaStealth II G460を譲り受けた。トイさんの環境(MVP3チップセットマザーボードだそうである)では、安定稼働しなかったためである。
 S220がちょっと期待外れだったのと、価格がまずまずで折り合ったことから、譲り受けることにした。また、intelのビデオチップがどの程度なのか機会があれば試してみたい気もしていたというのもある(高解像度で多色・ハイリフレッシュレートが出せないということもあって、なかなか購入に踏み切れなかったのだが)。
 今日、カードがトイさんから到着し、メインマシン"Sakurako"に搭載してみた。

 まず、XPERT@PlayのドライバをスタンダードVGAアダプタに変更して、電源断。カードを入れ換えて起動すると、G460が新カードとして認識された。とりあえず、スタンダードVGAアダプタとして組み込む。そして、OSR2.1USBサプリメントをインストール。自動的に再起動するので、米国のDiamond Multimediaのサイトから落とした最新版のドライバをインストールした。
 以上の手順で無事動作するようになった。

 画面モードを試してみると、1280*1024*フルカラーでは垂直同期周波数60Hzまでしか出ないが、1280*1024*ハイカラーなら85Hzまで出るようだ。S220よりちょっとマシである。
 画質は、かなりくっきりとしている。S220よりも、よりシャープな印象である。ただ、その弊害か、1280*1024*ハイカラーでは、白地に黒い縦線を引くと、線の横に若干影が出ているようである。ディスプレイとの相性かもしれないが、ちょっと残念だ。
 Final Realityを動かしてみたところ、3D画像はXPERT@PlayやS220とほぼ同程度のクオリティのようだ。速度は、両者よりも若干速い程度らしい。評判通りというところだろうか。

 ほかの欠点として、G460に変えたところ、マウスカーソルがワープするようになってしまった。カーソルの書き換え間隔が長くなった感じである。マウスを早く動かすとカーソルを見失ってしまう。しかたないので軌跡を残すよう変更したが、どうも気に入らない。

 しばらくはこのままG460を使ってみようと思う。

■1998/06/28掲示板を運用開始
 昨年末に動作不良に陥り、ながらく運用が停止していたNot Enough Resource掲示板だが、ついに再び運用開始した。自作のスクリプトによる掲示板である。
 以前の掲示板は加瀬氏の知り合いの方にお借りしたスペースでの運用だったが、今度はBIGLOBEでの運用である。そのため、使用言語がC言語からPerlへと変更になった。
 Perlに不慣れなのと気力不足から、思い立ってから完成するまでに、思いのほか時間がかかってしまった。
 現在のところは機能にも制限がある(記事の削除ができないなど)が、ぜひご利用いただきたい

 そのうちにスレッド一括読み、Cookieの使用、番号指定の一括読み込み、未読の管理(本当にできるのか(笑))など、機能強化を図っていきたいと思う(いつになるやら……)。
 もしも超高機能のものが完成したなら、フリーウェアとして公開しようかと夢想している。目標はとりあえずうぇぶ会議室だろうか。先は遠い(苦笑)。

 秋葉原Hot Line!によると、フリップフラップLabwayYMF724搭載カードD12が入荷したようだ。明日にでも行ってみるつもりである。この土日で売り切れていなければよいのだが……。

■1998/06/26アップグレードの梅雨
 秋葉原へ行った。ボーナスも出たことだし、物欲が中爆発。ふたつほどデバイスを購入してきた。

 まずは、プレクスターCD-ROMドライブPX-32TSiである。Ultra SCSI32倍速、内蔵トレー式だ。メインマシン"Sakurako"で使うのではなく、CD-R焼きマシン"Kaede"で使うために購入してきた。
 いままで"Kaede"で使用していたパイオニアの12倍速ドライブ・DR-466は、全周で12倍速ということもあってそれほど遅くはない。しかし、CD-Rをオンザフライで焼くには若干力不足である。
 最近はCD-Rを焼くのに、イメージを作るのが面倒で、危険とは知りつつもついオンザフライで焼いてしまう。しかし、4倍速書き込みの場合、ハードディスクからのオンザフライはまず成功するのだが、CD-ROMからの書き込みではバッファアンダーランで書き込めないことも多かった。CDによって、書き込めたり、書き込めなかったりするのである。先日などテスト書き込みは成功したのに、実際の書き込みで失敗し、メディアを無駄にしてしまった。
 また、音楽CDからのWAVEファイル作成も、ノイズが乗るときがある(乗らないときもある)のが難である。
 そこで、各所で評判のいいプレクスターのドライブを買ってきたのだった。T-ZONEミナミ\19,800であった。
 早速1枚、オンザフライ4倍速で焼いてみたが、無事成功した。評判通りの性能が期待できそうである。

 ふたつ目は、ビデオカードだ。
 "Sakurako"で使っているXPERT@Playに特に不満はない。あえていえば、モアレが出るくらいである。
 また、G200RIVA TNTSavage3Dが控えている今は、はっきりいってビデオカードの買い時ではないだろう。それなのに、なぜ購入したのかというと……まあ、なんとなく他のカードを試してみたかった、というのが正直なところである(苦笑)。昔の日記を読んだことのある方なら、一時期の私がビデオカードをいろいろ試していたことをご存じだろう。

 購入前には、それでもいろいろ検討した。
 まず、AGPのカードは却下である。AGPスロットがあるマシンは1台しか所有していないため、新カードがXPERT@Playより格段に劣っていた場合に、使い回しが効かなくなってしまうためである。
 また、XPERT@Playよりも好みに合わなかった場合のダメージが大きいので、価格の高いカードも買う気はしない。
 3D性能については、できるかぎり高いことが望ましい。サブマシンにインストールしてXvTなどを対戦プレイをするケースも想定されるからだ。
 さらには、どうせ買うなら冒険して、マイナーなカードにしてみると楽しいかもしれない(笑)。

 ET-6100CL-GD5464なども検討したが、前者はRAMDACの性能がいまひとつ、後者は3Dのサポート機能がそれなりということで見送り。
 最終的には、Diamond MultimediaStealth II S220を選択した。RenditionVerite 2100チップ搭載カードである。RAMDACは内蔵で170MHzだが、Diamondのホームページの記述によれば1280*1024・ハイカラーで垂直同期周波数85Hzが可能なので、まずは問題ないだろう。

 かなり以前からFlip-Flapでバルク版が\12,800で販売されていたのだが、今日、T-ZONEミナミで製品版が同価格だったため、そちらを購入した。

 XPERT@Playと入れ換えて起動し、まずは米国のサイトから落としたバージョン1.04の英語版ドライバを導入してみた。インストーラが文字化けするのはいつもの通りだが、かまわず導入して再起動した。
 ところが、再起動後もVGAモードで立ち上がってしまった。どうやら英語版のドライバでは動作しないらしい。
 カード付属の日本語版ドライバ(バージョン1.01)を導入したところ、きちんと動作するようになった。

 しかし……問題点発覚。リフレッシュレートが上がらないのである。1280*1024では75Hzまでしか表示できない。
 米国サイトのS220情報を見ると、こちらでは75Hzになっている。どうやら日本サイトの記述が間違っているらしい。ひどい話である。
 せっかく製品版を買ったのだから、サポートに怒りのメールを送るつもりである。

 調べてみたところ、Verite 2200ならRAMDACが220MHzらしい。うーむ、Verite 2200搭載カードにすればよかった……といっても、そんなカードを秋葉原で見かけたことはないのだが(苦笑)。さらに調べたところ、HerculesのThriller 3Dが該当するらしい……うーむ。

 ちなみに、画質はまずまずである。予想していたよりもクッキリとした表示だった。いらゆるMillennium系である。白と黒のコントラストが高いように感じた。なお、モアレは改善されなかった。
 Final Realityを実行してみたところ、速度はXPERT@Playよりも若干遅いながら、画質はかなりのものだった。Final Realityがわりと美しく表示されるXPERT@Play(RAGE PRO)よりも、ガンマが高いこともあって、印象は良い。

 それだけにホームページの偽りが残念である。
 Tom's Hardware Guideによればオーバークロックが可能のようなので、挑戦してみよう。

■1998/06/25ヘンなマシン
 久しぶりに秋葉原へ行った。
 ソフトアイランドで、CD-Rメディア徹底比較にも書いたようにCD-Rメディアを購入した。とりあえず1枚だけでよかったのだが、ばら売りされてないので、しかたなく10枚買った(笑)。
 ソフトアイランドでは、私が先日購入したCONCERTO IIによく似たマシンが、筐体のふたを開けた状態で展示・販売されていた。価格と型番はメモしてこなかったのだが、マザーボードの形状や搭載されているチップを見ると、CONCERTO IIとほとんど同一のものらしい。違うのは、拡張スロットがPCI/ISA*2であることだ。なんと、PCI/ISAのシェアスロットが2本あるのである。
 物理的に不可能と思われるかもしれないが……それが可能なのだ。
 CONCERTO IIも、このマシンも、マザーボード上にライザカードがあって、そこにスロットを挿すという構造になっている。
 CONCERTO IIの場合、ライザカード上のスロットは、上からPCIISAISAと3つ並んでいて、上の2つがシェアスロットを構成している。
 ところがこのソフトアイランドのマシンは、上から、PCIPCI/ISA複合ISAという並び方なのである。  つまり、上のPCIと下のISAを使う、複合スロットのISAと下のISAを使う、上のPCIと複合スロットのPCIを使う、などのバリエーションが可能なのだ。
 PCI/ISA複合スロットは、ISAとPCIのスロットが一体成形されていて、実に妙な形をしている。ちょっと説明しにくいのだが、ISAとPCIが5mmほどの間隔で二列に並んでいるのだ。なんというか、よくもまあわざわざ作ったものだ、という感じである(写真を撮ってくればよかったと後悔している)。
 しかし、使い方によってISA*2でもPCI*2でも可能というのは、このような小型筐体マシンとしてはなかなか魅力的である。こちらのマシンを購入していれば、先日のようにSCSIカードでトラブルこともなかったであろう……。

■1998/06/24DOS/V Special
 CD-Rメディア徹底比較を更新すべく、黙々とスキャン作業を行なっている。近日中に更新予定である。

 本日発売のDOS/V Special8月号を購入。あいかわらず単純なミスライターの誤解の多い雑誌である。
 なかでも、特集中の「オンボードでLANやSCSIを搭載しているマザーボードは拡張性が低い」という記述は疑問である。オンボードのデバイスの分だけスロット数が少なくなっているならともかく、そうでないなら、限りあるスロットを有効利用できると思うのだが。少なくとも、自分が必要とする機能がオンボードになっているなら、決して拡張性は損なわれないだろう。
 P2B-LSを使っている私としては、うなずけない記事である(笑)。

 しかし、これだけ文句をいうなら買わなければいいのにといわれそうだが、電車の中の暇つぶしについ購入してしまうのだった……。

■1998/06/22Modem Timeのバージョンアップ
 このところ仕事が多忙で、秋葉原にも行けない日々が続いている。たいへん残念である……。

 倉庫の通信時間計算プログラムModem Timev1.11にバージョンアップし、Windows98 Beta3およびWindows95 OSR2+IE4に対応した。モデムログファイルの書式が、これらのバージョンのWindowsでは若干変更されていたため、v1.10では動かなかったのである。
 プロバイダの契約を無制限にしてから、Modem Timeを起動することもなかったため、私自身は気付かなかったのであった(苦笑)。
 情報をくださった松澤さん、どうもありがとうございました。
 しかし……IE4が出てからかなりたつのに、いままでバグレポートがなかったということが、ユーザーの少なさを物語っているといえよう(笑)。

 フリーマーケットに売却物品としてAHA-2940を追加した。リファレンスSCSIカードということで、持っていても損はないと思う。ぜひご覧ください。

■1998/06/17Windows98日本語版の発売日決定
 ついにWindows98日本語版の発売日が決定したようだ。7/25だそうである。

 Windows95+IE4に較べて、ユーザーインターフェースも大きく変わらず、あまり新味はない。しかし、USBのサポートなど、いくつか改善点もあるので、いちおう購入しようと考えている。
 ただ、最近のMicrosoftのソフトウェア(IEやOS自体など)は、勝手にインターネットに接続したがる癖があって困る。OSのアップデートくらい、自分で管理したいものだ(苦笑)。きっと同時に、Microsoft個人情報も伝わってしまうのだろうし……。まあ、こまめに設定を確認する、パスワードは毎回入力するなどして、自衛するしかないだろう。

 東芝から、世界最薄最軽量のB5サイズノートが、今夏発売されるそうだ。なかなか興味深い。同時にA4サイズノートも発売されるそうなので、XGA搭載を期待したい。あとは、値段がそれなりなら、いいのだが……。

■1998/06/15はまり道
 いろいろと、はまっている(苦笑)。

 まず、小型筐体マシンCONCERTO IIだが、SCSIカードでトラブっている。
 以前の日記に書いた通り、SCSIカードを探していたところ、秋葉原のDOS/Vパラダイス・ガレージショップで、AHA-1510B/Jの中古を\3,980で発見。購入した。
 導入しようとしたところ……やっぱり入らない(爆死)。今度はカードの幅(ソケットと平行の方向)が3mmほど長く、CPUクーラーに干渉してしまうのだ。店頭で、この大きさなら大丈夫だろうと判断して購入したのだが……甘かった……。
 そこで、会社の別のマシンに入っていた、Compaq製のかなり古いAHA-1520B?互換EISA(!)カード(ジャンパでISA互換モードに設定できる)(カードエッジはISA互換)に交換してみた。すると、カードに接続されたMOが無事に認識された
 ところが、なぜかWAVE再生音がおかしくなってしまった。あらゆるサウンドが、頭の0.1秒ほどで無限ループ状態(ぷぷぷぷぷ……と鳴り続ける)になってしまうのだ。
 リソースが衝突しているということはない。原因不明だが、古いカードなので、なんらかの障害があるのだろう……。
 SCSIをあきらめるか、パラレル-SCSIインターフェースでも物色するか、新しいISA SCSIカードを買うか、悩みどころである……。

 また、CPUを6x86MXに交換したあと、一般保護例外が出るなど不安定になったので、K6に戻した。

 メインマシン"Sakurako"も不安定である。
 先日、ホイールマウスのドライバ・IntelliPoint2.2にバージョンアップしたので、導入してみた。ホイール非対応のアプリケーションでもホイールを使えるようになる「ユニバーサルスクロール機能」が売りである。
 しかし、このユニバーサルスクロール機能が看板倒れだった。うまくスクロールしてくれないのである。秀丸などで使うと、ぎくしゃくとした動きでとても使い物にならない。ホイールをくりっと回すと、三歩進んで二歩下がる、といった感じのスクロールなのである。ぐるぐるぐるぐる回しても、なかなか進まない。
 これなら、いままで使用していたどこでもホイールのほうが、はるかに操作性がよい。
 しかたなく、ユニバーサルスクロール機能はオフにしたのだが……いつのまにか、もともとホイール対応のはずのアプリケーション――エクスプローラやNetscape Communicatorなど――でも、ホイールが効かなくなっていた。
 2.2をアンインストールして、2.0に戻してみても、症状は変わらない。ホイールはもはや手放せない状態なので、たいへん困ってしまった……。

 そこで、先週末を利用してWindows95の再インストールを敢行してしまった。わずか2週間での再インストールである……とほほ。
 現在は、ほぼ元の環境に戻ったが、結構な手間であった。ちなみに、今回はIE4も入れたのだが、いまのところ安定している。
 ただ、何度か青画面(例外0Eなど)が出たため、今は266MHzで運用している。しばらく使って問題がないようなら、また300MHzにクロックアップしてみるつもりだ。

 さらにトラブル。
 先週、秋葉原のT-ZONEミナミMWave搭載カードを見つけた。MWaveといえば、IBMのAptivaやThinkPadで有名なDSPである。このカード1枚で、サウンドカード兼モデムカードとして使える。いろいろと癖があると評判のMWaveだが、\1,000だったため、思わず購入してしまった。
 "Kaede"に導入し、IBMのサイトから落としたドライバを組み込んでみたのだが……案の定、動かなかった
 某所の情報によると、私の買ったカードのように、IDEコネクタが付いているものはIBM製のカードではないため、IBMのドライバでは動かないようだ。
 残念だが、お蔵入りさせるしかないらしい。

 と、以上のようにいろいろとトラブっていたのだが、ひとつだけ順調にいったのが、サウンドカードの2枚挿しである。
 ふと思い立って、メインマシン"Sakurako"に、余っていたSoundBlaster16を導入してみることにした。非PnP版のSB16なので、ゲームポートとMPU-401を無効化し、IRQをぶつからないように設定してスロットに挿し込む。
 Windows95を立ち上げ、ハードウェアウィザードを動かすと、きちんと認識された。そのまま、なんの問題もなく、あっけなく動作してしまった。
 2枚挿しの効果は、なかなかである。
 意外なことに、Windows95自体が2枚挿しに対応しているらしく、片方のカードでWAVE音声が鳴っているときに、さらにもう1音、再生すると、自動的にもう片方のカードで鳴るようだ。
 これで、MP3を再生中でも、他の効果音が鳴るようになった<これがやりたかっただけ、という話も(笑)。

 しかし、YMF724搭載カードにも食指が動いていたりするのだが……。

■1998/06/09CONCERTO IIの組み立て
 先日購入したCONCERTO IIを、先の週末にセットアップした。
 まずは、新たに購入したSDRAM DIMMCPUを差し込んだ。CPUは、先日までメインマシンで使用していたK6-PR2/200である。
 次に、FDDを組み込んだ。
 そして、MediaGX PCからパーツを移す。HDDCD-ROM、ビデオカード・XPERT XLは問題なく導入することができたのだが、SCSIカード・AHA-1522Aが入らないことが判明。高さ(ソケットに垂直の方向)が比較的高いカードなので、マザーボードのレイアウトの関係上、メモリと干渉してしまうのだ。しかたないので、とりあえず見送りである。
 組み立て後、電源を入れると、素直に立ち上がった。オンボードのチップセット内蔵VGAも自動的に無効になっているようだ。
 Windows95の導入もトラブルなく完了。
 現在、会社に持っていって二日ほど使用しているが、大きな問題は発生していない。また、今日はCPU6x86MX-PR233に換えてみたのだが、ベースクロック75MHzでも安定動作するようだ。
 まずは安定動作して一安心、である。

 ただ、小さな問題はいくつかある。
 たとえば、ケースの形状の関係で、いったん10BASE-Tのケーブルを差してしまうと、ジャックが抜きにくかったりする。
 また、オーディオ出力端子がLine Outで、Speaker Outではないため、音が小さくて困っている(会社で使っているスピーカーはアンプレスで、MediaGX PCはSpeaker Outだったのだ)。マニュアルには、Speaker Outと明記されているのだが……。どうせ会社で使うPC、音質にはこだわらないのでSpeaker Outのほうがありがたかった。
 CONCERTO IIと同じサウンドチップ・ESS1869を使ったサウンドカードなどの場合、ボード上のジャンパでLine OutとSpeaker Outを切り替えられるようになっていたりするのだが、このマシンにはそういうジャンパはないようだ。
 安物のアンプ内蔵スピーカー導入を検討中である。
 さらには、ファンの音が意外にうるさいというのも欠点だ。普通のタワーマシンと比べると、似たような音の大きさだと思うが、デスクの上に置いてあるためそう感じてしまう。MediaGX PCが恐ろしく静かだったのに比べると、ちょっと残念である。

 しかし、SCSIが使えないのはちょっと困った。PCIのSCSIカードなら余っているのだが、CONCERTO IIの拡張スロット構成はPCI/ISA*1ISA*1PCIは1本だけなのである。ビデオカードは、チップセット内蔵ではなくXPERT XLを使いたい。
 しかたがないので、中古のAHA-1510・1520か、Flip-Flapで売られているAHA-1510互換カードでも購入しようかと考えている。AHA-1520はバリエーションが多いので、サイズの小さなものもあるはずである……。
 もしISAのSCSIカードが余っている方がいらっしゃれば、ご一報ください。

 ……ふと考えてみると、このマシンはNLXではないようだ。NLXは、ライザカードがマザーボードの端にあるはずだが、CONCERTO IIは真ん中にある。……まあ、筐体が小さければいいわけで、別にNLXにこだわるわけではないのだが、ケースを換えることはできそうもない。そういえばMediaGX PCもNLXじゃなかったな……。

■1998/06/04チップセット内蔵ビデオ
 最近、多忙だったため、久々の更新である。

 メインマシン"Sakurako"のマザーボード換装に伴い、いままで"Sakurako"で使用していたASUSSP97-VをCD-Rマシン"Kaede"に導入した。
 このマザーボードには、SiSのビデオ機能内蔵チップセット・5598が搭載されている。そこで、このチップセット内蔵ビデオを、ためしに使用してみることにした。
 VRAMは、一時期話題になったUMAで、メインメモリから割り当てる。BIOSセットアップで1MBから4MBまでの間で設定できるのだが、思い切って4MB割り当てた(といっても、メインメモリ80MBに比べれば、わずかである)。

 マザーボードを交換したので、例によってWindows95を再インストールする。作業は、特にトラブルもなく終了した。ここまでは、ビデオ機能をVGA互換モードで使用しているわけである。
 次に、ビデオドライバを導入した。手順は、通常のビデオカードと全く同様だ。ドライバを導入すると、高解像度でも使用できるようになった。

 さて、その画質だが、思ったよりもよかった。にじみなども、それほど目立たない。速度そこそこである。通常のビジネスアプリなら、ストレスなく使えるだろう。MediaGXよりも高品質である。DirectDrawにも対応している。
 全体的な印象としては、2〜3世代前のビデオカード……Trio64VやTGUi9680と同程度だろうか。
 ただし、リフレッシュレートはあまり上げられない。特に、多色環境では顕著である。たとえば、1024*768*24bppではインターレースでしか表示できない。もっとも、1024*768*16bppや、1280*1024*8bppでは垂直同期周波数75Hzまで表示可能なので、用途によっては十分だろう。
 なお、当然ながら3Dアクセラレーション機能は、まったくない。

 最新のビデオカードとは比べ物にならないが、サブマシンなどでは十分な性能だと感じた。

 フリーマーケットで公開したMediaGX PCが、予想外に早く商談成立したため、先日秋葉原で新NLXマシンを調達してきた。SiS5597チップセットを搭載した、MicrostarCONCERTO IIである。A-Masterにて、\35,800であった。ちなみに、5597は、5598とまったく同機能のチップセットである。
 MediaGX PCが「ケース+マザーボード(CPU・ビデオ・サウンド搭載)+FDD」であったのに比べて、こちらは「ケース+マザーボード(100BASE-TX NIC・ビデオ・サウンド搭載)」の構成である。CPUこそ付いていないが、コストパフォーマンスはまずまずといえよう。
 今週末にも、MediaGX PCからHDDとCD-ROM、カード類を移す予定である。

 そのフリーマーケットに、購入希望物品、売却希望物品を追加した。ご覧になって頂ければ幸いである。

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