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PC/HP日記 98年7月分
■1998/07/23・M II-300GPを買う、スチールラックの自作
会社で使用している小型筐体マシン、MicrostarのCONCERTO II用に、最近とみに安くなったCyrixのM II-300GPを購入してみた。会社ではゲームはプレイせず、もっぱらオフィスアプリケーションを使用するだけなので、整数演算の速いM IIのメリットが存分に発揮できるはずである。
CONCERTO IIはM IIには対応していないが、6x86MXのPR233までは対応している。M IIもおそらく動くはずである。
K6-PR2/200と交換して電源を投入すると、6x86MX-PR266と認識されるものの、ちゃんと立ち上がった。自動認識される電圧も、2.9Vと適正である。
そのままWindows95を使用してみる……うむ、多少速くなったようだ。ウィンドウの移動や、Wordでのスクロール(特に表の部分)のレスポンスが向上している。しかし、K6の200MHzでもそれほど不満はなかったこともあって、劇的な差は感じられなかった。オフィスアプリケーションを使う程度なら、すでにCPUパワーは飽和状態らしい。
実際のところ、オフィスアプリケーションを使用している上での主な待ち時間は、アプリケーションの起動とデータファイルのオープンくらいである。高速なHDDを導入したほうがメリットは大きいのだろう。
ちなみに、自宅のPCでの待ち時間といえば、インターネットの転送待ちである。住んでいる場所もあって、これはいかんともしがたい……(田舎なのでプロバイダの選択肢が少ない)。
先日のデジタルピアノ・RD-600を置くべく、スチールラックの購入を検討した。専用スタンドは\27,000と高価であり、また別にステージで演奏するわけではないので、外見にはこだわらないためである。
しかし、適当なサイズのものが見つからない。そこで、ラックを自作することにした。そう、スチールラックはPC同様(笑)、自作が可能なのである。ホームセンターなどへ行くと、柱、棚板、ボルト・ナット類、キャスター、その他金具などが取り揃えられているのだ。
適当な設計書を作り、パーツを選んで購入、組み立ててみた。今回作成するラックのサイズは、天板が30cm*60cm、高さが60cmである。
組み立ては、各部品を組み合わせてボルトとナットで締めつけるだけと、とても簡単である。ものの30分ほどで完成した。
できばえは……自分でいうのもなんだが、なかなかのものである。サイズ的にも、自分でパーツを選んだだけあって、ぴったりだ。価格も\4,000弱と、かなり抑えることができた。
スチールラック組み立ては、PC自作に通じる面があると思う。PCを自作したら、そのPCを置くラックも一緒に組み立ててみると面白いのではないだろうか。
■1998/07/18・YMF724搭載カード
水曜日(15日)、フリップフラップのホームページに、LabwayのYMF724搭載カード・D12が入荷したとの情報が書かれていたので、さっそく赴いて買い求めた。\4,380であった。たいへんな人気ですぐ売り切れるこのカード、購入できてラッキーである。
いままでメインマシン"Sakurako"で使用していたEnsonic AudioPCIと入れ換え、起動すると、無事に認識された。付属のCD-ROMからドライバを組み込み、さらにYAMAHA製のWAVE・MIDI・CDプレイヤーとXG Stationなるソフトウェアをインストールした。
WAVEやMIDI、CDなどを、ひととおり鳴らしてみる……きちんと動作するようだ。Age of Empiresを立ち上げてみると、BGM(MIDI)・効果音ともに問題なく再生された。ジョイスティック・Microsoft SideWinder 3D Proも動作したので、ゲームポートの互換性にも問題ないようだ。
さて、巷間で評判のMIDIの音質だが……なかなかのものである。AudioPCIを8MB Wave Setで使用した場合に比べても、雲泥の差である。サウンドカード1枚でここまでできるのかと思うと、感慨深いものがある。
私は外部MIDI音源としてSC-55mk2を使用しているのだが、それと比べても遜色ない品質である(個人的にはSC-55mk2の音のほうが好みだが)。
また、最大同時発音数が128音というのも魅力的だ。
私の環境でのMIDI演奏時のCPU占有率は、各種エフェクトを有効にした上で、かなり複雑な曲を演奏した場合でも20%そこそこだった。
MIDIに最高の音質を求めるなら外部音源という選択には変わりはないが、それなりの音でかまわないなら、YMF724搭載カードはなかなかお勧めできる選択である。
ひさしぶりにPC関係以外で大きな買い物をしてしまった。デジタルピアノである。
いままでRolandのXP-10を使用していたのだが、これは鍵盤が61鍵でどうにも数が足りず、困っていた。また、鍵盤のタッチも、ピアノ風ではない通常のもので、いまひとつだった。
新しく買ったのは、同じくRolandのRD-600である。88鍵、ハンマーアクション鍵盤、ダンパーペダルも付属している。
音やキーボードなど、全体的には非常に満足しているのだが……誤算だったのはその大きさ。かなり巨大で重い。とりあえず適当に置いてあるが、部屋の模様替えをしないと、きちんと納められそうにない(苦笑)。
■1998/07/08・G460、IW60
掲示板のバージョンアップを行なっていたので、久しぶりの更新である。掲示板にはいろいろ書き込んでいるが、こちらにも近況を書こうと思う。
先日導入したStealth II G460は、まずまず快調に動作している。ドライバを、Diamond Multimedia製のものからintelのリファレンスドライバに変更したところ、マウスカーソルのワープ現象はなくなった。速度は多少遅くなるらしいが、こちらのほうがよほど快適である。
いままで使用していたXPERT@Playに比べると、1280*1024*85Hzでは、G460のほうが画質が好みに合うようだ。XPERT@Playでは、導入直後の日記でも書いたように、同モードだと線が若干ぼやけたような感じになるのである(なお、それ以下の解像度・リフレッシュレートなら、XPERT@Playの画質に不満はない)。
G460は、1280*1024*85Hzでフルカラーが出ないのが大きな不満だが、実際のところはハイカラーでも我慢できなくはない。次世代ビデオカードが出そろうまでは、G460を使おうかと思案中である。
メインマシン"Sakurako"に接続してあるTA・Aterm IW60HSは、PHSが子機として使えるのが売りである。そのIW60の機能のひとつに、PHSとIW60を使用した内線データ通信機能がある。先日、その機能を使用可能にすべく、いろいろと試行錯誤してみた。
通常のモデム・TAでも、そのモデムに外部から電話を掛けることによって、PCの資源を使うことは可能だ。いわゆるダイヤルアップサーバというやつである。
IW60の場合はそれに加え、PHSを接続したノートパソコンから、PIAFSを利用してIW60に接続し、IW60が接続されたPCの資源を利用できるのがみそである。このときの接続は内線なので、電話料金はかからない。簡単にいえば、PIAFSを利用した無線LANが実現できるのだ。
まずは、"Sakurako"でダイヤルアップサーバを立ち上げる。これは、Plus!(もしくはISDNアクセラレータパック1.1)が導入されていれば、「ダイヤルアップネットワーク」フォルダから、「接続」メニューの「ダイヤルアップサーバ」を選択することで設定できる。サーバの種類には、とりあえず「標準」を選んでおく。
次に、携帯PC"Haiji"にPHSデータ通信カードを差し込み、IW60への内線通話を試みた。しかし、なかなかつながらない。そもそも、何番に電話すれば内線データ通信が可能なのかわからないのだ……。マニュアルやNECのサイトをチェックしても、情報はない。
結局、Super ASCII誌98年3月号の記事を参考にしたところ、「#*81」に電話すればよいことがわかった。「#*81」に掛けると、たしかにIW60が反応するようだ。
ちなみに、内線通話を行なうには、あらかじめPHSをIW60に登録しておくことが必要である。具体的には、TAのアナログポートにつないだ電話機と、PHSの間で、内線電話が利用できればオーケーだ。
さて、PHSとIW60はつながるようになったのだが、"Haiji"で接続を試みると「プロトコルが使用できない」という接続エラーが出て、うまくいかない。
いろいろと設定を確認したところ、ネットワークのプロパティで、ダイヤルアップアダプタに適当なプロトコルをバインドしていなかったことが原因と判明した。なお、Windows95でダイヤルアップを行なう場合、基本的にはNetBEUIをバインドしておくのが良いだろう。
プロトコルを"Sakurako"・"Haiji"の両方に組み込んだところ、接続が確立され、"Haiji"の「ネットワークコンピュータ」に、"Sakurako"および家庭内LANの各PCが表示されるようになった。
さて、肝心の使用感だが……まさに、遅いLANである。速度が遅いことさえ我慢すれば、相手のPCや、LAN上のPCの資源を自由に扱える。
IW60のマニュアルによれば、100mまでなら通信可能だそうなので、自宅およびその近辺なら、どこからでもメインマシン上の資源が利用できるわけである。場所を選ばないので、かなり便利だ。
ちなみに、このような形でダイヤルアップサーバを立ち上げておけば、出先などからPHSを使い、一般の公衆回線経由でメインマシンにアクセスすることももちろん可能だ。
PHSとノートPCを持っている方には、IW60はかなりお勧めである。
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