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PC/HP日記 2001年5月分

■2001/05/31デジタルカメラ
 今まで私は、常時持ち歩くデジタルカメラに、三洋電機DSC-X110を使っていた。まずまずコンパクトなうえ、動作も機敏で、気に入っているのだが、最近、やや重いと感じるようになってきた。というのも、ザウルスをMI-P1(アイゲッティ)からMI-E1にかえたり、ノートPCをX21にしたりと、かばんが重くなってきたのである(まあ、たいした違いではないのだが)。
 ちょうどデジタルカメラを使ってみたいという知人がいたため、DSC-X110を譲り、新しいデジカメを購入することにした。
 常に持ち歩き、メモ用途に使うだけなので、それほどの性能は必要ない。そこで、カシオ計算機LV-10を選んでみた。地元の電器店で\8,980であった。
 LV-10は、最近はやりの、いわゆるおもちゃデジカメの代表的存在である。しかし、このクラスの製品としてはなかなかの性能で、35万画素4MBフラッシュメモリ、USB接続、フラッシュ内蔵と、あなどることはできない。また、PC接続時はUSBカメラとしても使える。
 外見も、他のおもちゃデジカメに較べると、カメラっぽく、抵抗なく使える。

 さて、購入後、実際に撮影してみると、そこそこの画質である。かつて使用していた富士写真フイルムのDS-7やDS-10と大差ない感じだ。
 質感はやや安っぽいものの、価格を考えれば納得できる。
 重量は、DSC-X110が250gに対して、150gと、ちょうど100g軽くなった。デジカメとしてはかなりの軽さである。

 ただ、残念な点が二点ほどある。
 まず、暗所が苦手なことである。蛍光灯の室内で、フラッシュをたかずに撮影すると、とてもみられたものではない写真ができる。いままで、デジカメは比較的暗所に強い印象があったので、やや意外だ。フラッシュ内蔵とはいえ、フラッシュを使えないシーンも多いので、この点は改良してもらいたい。
 また、カメラ本体のUSBコネクタが独自規格なのもいただけない。付属のUSBケーブルがない環境では、カメラから画像が取り込めないのである。ぜひ、最近メジャーになってきたminiコネクタを採用して欲しかった。

 とはいえ、細かい不満はあるものの、総じて価格のわりにはよくできている、といえるだろう。

 さて、その三洋電機から、まるで狙ったかのように新しいデジカメが発表された。DSC-MZ1である(PC Watchの記事ニュースリリース)。ズームレンズ搭載モデルとしては比較的コンパクトで、CCDサイズも大きく、なかなか良さそうだ。三洋のデジカメの伝統として、地味ながらも長く売れるモデルになりそうな気がする。

■2001/05/29DVD-R/RAMドライブ
 松下電器産業から、DVD-R/RAM兼用のドライブが発売になるとのこと(PC Watchの記事ニュースリリース)。気になる価格は、\67,000とか。DVD-RAMドライブでも実売価格で\40,000はするので、比較的リーズナブルである。
 個人的にも、CD-Rでは容量的にやや心もとないので、DVD-Rメディアの価格にもよるが、魅力を感じる。私と同様にCD-Rの容量に不満を感じている人は多いと思われるので、CD-RからDVD-RやDVD-RAMへの移行が、いよいよ進むかもしれない。

■2001/05/28CD-ROMドライブ
 ノートPCにあわせて、USB接続CD-ROMドライブを購入した。
 ThinkPad X21は、CD-ROMドライブが付属していない。純正でなくても、PCカード接続のものをDOSから認識させればリカバリに利用できるようなので、それを購入しようかと考えていた。しかし、購入して初めて知ったのだが、X21は、HDDの隠し領域からリカバリする機能があるとのこと。となると、極端な話、CD-ROMドライブは必要ない。
 ただ、アプリケーションをインストールするにしても、CD-ROMドライブがあるとやはり便利である。というわけで、USB接続のものを入手した。TEACCD-110PUで、地元の電器店で\8,980であった。
 筐体はかなり小型で、USBのバス給電で動作するため、ACアダプタも必要ない。持ち運びには便利だ。速度は10倍速だが、特に問題ないだろう。
 また、マニュアルによると、USB接続ながらDOSから認識させることもできるようだ。X21でリカバリに使えるかどうかは不明だが(使えそうな雰囲気ではある)、なかなかの優れものである。

■2001/05/21フレッツ・ADSL地域拡大、ノートPC購入
 先週の金曜日、またもやNTT東日本から、フレッツ・ADSLの提供地域拡大が発表された。今回の拡大で、私の住んでいる地域も対象となった。ようやくブロードバンドがやってくるかと思うと、感無量である。
 さっそく今日、申し込んできた。それによると、調査の上で1か月後に連絡するとのこと。さすがに、悪評高いNTTだけあって、待たされるものである……。とはいえ、インターネット上の掲示板によると、局からの経路が途中まで光ファイバになっている、という理由で門前払いのケースもあるようなので、まずは第一関門突破だろうか。

 簡単に、機材に関して調べてみると、ADSLモデムとスプリッタは、NTTからの提供のものしか使えないらしい。CATVやADSL用のブロードバンドルータは、すでに比較的潤沢に出回っているようだ。

 先日ここに書いたように、ノートPCを購入してきた。選択したのは、ThinkPad X21である。
 店頭で実際にSOLO 3400や、DELLの薄型ノートを触ってみたのだが、前者はたしかに薄くて軽いものの、やはり質感がいまひとつ安っぽい。後者も、筐体が大きめで、魅力に欠けた。
 X21にもいくつかモデルがあるのだが、Celeron搭載のWindows2000モデルを選択した。ニッシンパルにて\188,800であった。また、128MBのメモリも、若松通商\6,400で購入した。
 飛びぬけて優れた点はないものの、やはり完成度は高い。スティック型のポインティングデバイスも、パッド型より使いやすいようだ。まずは満足である。

 ただ、今日になって、各社からノートPCの新製品が相次いで発表されたのは、わかっていたとはいえ、やや寂しいものがある。

■2001/05/16
モバイル定額制
 DDIポケットが、8月にも、PHSのパケット通信に定額制を導入するらしい(ニュースリリースケータイWatchの記事)。価格は、各種割引を使えば、月額\5,000台に抑えられるとのこと。モバイルな常時接続でこの値段なら、まずまずといえるだろう。
 常時接続も当たり前になってきたのでインパクトは薄いが、モバイルの常時接続というのは、コンピュータの利用方法を大きく換えてしまうポテンシャルを持っているのではないかと思う。
 私は、現在はNTT DoCoMoのPHSを使っているのだが、個人的にも乗り換えてもよいと思っている。ただ、欠点は、対応端末がカード型しかないこと。もちろんデータ通信にはこれでよいのだが、私はPHSを会話にも使っているのである。しかし、PHSと携帯電話を両方持つのは、運用コストの面で困難だ。
 とりあえず8月までは間があるので、それまでに決めようと思う。

 2/25の日記に、ノートPCの買い換えは考えていない、と書いたのだが、ここにきて突然、それが現実味を帯びてきた。というのも、弟がノートPCを買うというので、私のCF-A77を譲ることにしたのである。
 買い換えの最有力候補は、IBMThinkPad X21のCeleronモデルである。実は会社に実機があるのだが、やはりパッドよりもスティックは使いやすい。また、以前候補に挙げたGateway SOLO 3400は、キーボードや液晶がいまひとつとのことなので、重量100gほどの差ならX21を選びたくなる。
 懸案は、今月中にintel新モバイルCPUの発表があるらしいこと。それにあわせて、各社から新しいノートPCが発表されるはずである。しかし、弟の都合で、今月中には買い換えなくてはならないのだ。
 まあ、新CPUが激安、とか、片落ちモデルが数万円も下落、とかは考えにくいので、あまり意識せずに購入してしまおうと思う。

■2001/05/14
HTMLエディタの導入
 ホームページの作成を始めてから、今にいたるまで、HTMLファイルはすべて通常のエディタで作成してきた。しかしながら、さすがにだんだん面倒になってきたので、HTMLエディタの導入に踏み切ることにした。
 導入にあたって、候補はいくつか検討した。
 Webで簡単に調べてみると、どうやらもっともメジャーなのはMacromediaDreamweaverらしい。ちょうどバージョン4に更新されたばかりなので、買い時でもある。ネックは、フォトレタッチソフトのFireworksと組み合わせたパックが、\20,000弱ということ。本職のウェブデザイナーではないので、やや高価である。
 それでは、と低価格なものに目を転じると、きわめて初心者向けのものが多く、これも選びにくい。
 価格だけでいえば、MicrosoftFrontPage ExpressAOLNetscape Composerなど、無料のものもある。このふたつは試したことがあるのだが、どちらも、ブラウザで見た通りには表現されず、操作性もいまひとつであった。
 AdobeGoLive!Dreamweaverについでメジャーなようだが、仕事で以前、同社のPageMillを使ったときに、完成度に関してあまり良い思い出がないので、どうも採用しにくい。
 IBMホームページビルダーは、中級者向けとしては比較的評判が良いようだ。しかし、私としては、やや余分な機能が多い。

 最終的に選んだのは、MicrosoftのFrontPage2000である。
 Microsoftというと、Wordの出力するHTMLが非常に汚いのが有名である。ごくまれにWordで作成されたWebサイトがあって、くらくらするような代物に仕上がっていることが多い。しかし、FrontPageの吐くHTMLは、2000になってからというもの、なかなかどうして素直である(98時代は汚かったが)。
 WYSIWYGについても、なかなかのレベルである。FrontPage Expressとは比べ物にならない(そもそも、まったく別のソフトである)。
 また、Microsoft製ながらも、対象ブラウザにNavigatorを選択することもできる。

 仕事でも使用しているので、素性はだいたいわかっていることと、次期バージョンアップへの優待サービスが開始されたため、いま購入しておいても無駄にならないのもポイントとなった。近所の電器店で\7,280であった。

 このWebサイトに導入してみたところ、テーブルが入れ子になったタイトルページが、ほぼそのまま表示されるなど、特に問題はないようだ。
 いまのところ、このWebのほとんどのページはまだそのままだが、今後はだんだんと手書きでないHTMLが増えていくことだろう。
 ……というわけで、なにかおかしな点があったら、ご連絡願います(苦笑)。

 VACSから、VJE-Delta 4.0が発売された。今回は、親指シフトに対応したらしい。MS-IME2000+親指ひゅんQでも困っていないが、幸いにも、前バージョンのユーザーは\3,000でアップグレードできるようなので、申し込もうと思う。

■2001/05/09カードリーダ、CPUの消費電力
 今年になってザウルス・MI-E1を購入したため、コンパクトフラッシュをしばしば利用するようになった。また、以前からデジカメの記録メディアとして、スマートメディアを使っている。
 そこで、CFカード兼スマートメディアリーダライタが必要なのだが、そのつもりで買ったPhotoSmart1000がうまく動作しないため、改めてUSB接続のリーダライタを購入してきた。
 地元の電気店にはいくつか製品が並んでいたが、Windows2000で使うときにドライバが必要ない(OS内蔵のドライバで動作する)点に魅力を感じて、アルファデータAD-SMCFRWを選択した。価格は、約\6,000であった。値段はともかく、ブルーのトランスルーセントというのが、いまひとつである。

 さて、接続してみたところ、ドライバ組み込み時にエラーが出てしまい、正常に動作しない。トラブルを避けるためにドライバを必要としないものを選んだのに、本末転倒である。

 いろいろと調べると、バスパワーのUSBハブでは動作しないが、セルフパワーのハブでは動作することが判明した。どうやら、消費電力が大きいらしい。
 どのくらい電力を使うのかと思って、Windows2000のデバイスマネージャで確認してみると、消費電力が表示されない。どうもUSB規格に正しく準拠していないような雰囲気である。
 しかたがないのでセルフパワーのハブに接続して動かしているが、その後は問題ないようだ。しかし、邪魔なACアダプターがまた増えてしまい、かなり嫌な感じである。

 はっきりいって、この商品は、まったくおすすめできないといえるだろう。

 消費電力といえば、どうもAthlonを積極的に使う気になれない理由のひとつが、その消費電力である。
 ご存知の方も多いと思うが、Athlonのそれは、かなりの量である。どのくらいなのか具体的な数値を探してみたところ、多少古いがPC Gaz!のコラムが見つかった。これによると、1GHzのAthlonは54.3W、Pentium IIIは33.0W。同クロックのPentium IIIは、Athlonの6割程度の消費電力である。これほど差があると、なかなか馬鹿にならない。

 まず、消費電力が大きいと発熱が大きくなるため、排熱をしっかり行なう必要がある。そのため、騒音も大きくなるといえる。
 また、電力料金の差は、CPU価格の差をくつがえすほどではないが、地球にやさしくない(苦笑)ことはたしかだろう。
 直接的には、部屋が暑くなる、という影響もある。

 もちろん、intelが優れているというわけではなくて、Pentium4になると、Athlonと同程度の消費電力になるらしい。

 AthlonやPentium4を導入するのは、プロセスルールがシュリンクし、消費電力が減ってからにしようと考えている。

■2001/05/07Cyrix IIIのパフォーマンス
 メインマシン・"sakurako"だが、ケース背面に排気用ファンを取り付けたため、ややうるさくなってしまった。
 そこで、発熱の小さいCPUを求めて、VIACyrix IIIなどを購入してきた。700MHz版で、秋葉原のフェイスにて、リテール版が\7,480であった。
 C3を選ばなかったのは、マザーボード(AOpen・MX3S)が対応していない(と思われる)のと、いまだに品薄だったためである。
 なお、Cyrix III情報に関しては、CZ-600C氏VIA Processorsがおすすめである。

 さて、ゴールデンウィークの暇をみて、Celeron 566MHzと交換して動かしてみた。MX3Sは公式にはCyrix IIIに対応していないが、正常に認識され、動作した。

 ベンチマークを動かしてみると……噂にたがわぬ遅さである。Celeron 566MHzと較べても、ものによっては数分の一の速度しか出ていない。
 しかし、整数演算はそれなりの処理能力のため、ウェブサーフィンやエディタなど、通常の操作には、まったく支障はなかった。

 予想外だったのは、発熱の多さである。しばらくベンチマークを動かしていると、ヒートシンクが、ずっと触っていられないほどに熱くなってしまった(やけどするほどではない)。この発熱では、ファンレスは心もとない

 しかしながら、発熱は大きいものの、Celeron 566MHzよりは消費電力が少ないはずである。結局、ファンをつけた状態で、Cyrix IIIを使うことにした。

 そのまま数日使っていたのだが、思わぬ問題が発生してしまった。WinDVRでのリアルタイムMPEG-1キャプチャに、CPUパワーが不足するのである。320*240、30fps、MPEG-1、2000kbpsの条件で、わずか3割程度のフレームしかキャプチャできない。
 同条件で、Celeron 566MHzでは、ドロップなしで60%強のCPU使用率だ。Cyrix IIIが遅いとはいえ、700MHzならなんとかなるだろうと思っていたのだが、誤算であった(WinDVRがSSEを利用しているのかもしれない)。
 というわけで、CPUは元に戻してしまった。

 PhotoSmart1000に続き、二連敗である……。

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