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PC/HP日記 2001年3月分

■2001/03/03WinDVR PCIを返品
 返品までは考えていない、と書いたカノープスWinDVR PCIだが、その後考え直し、返品を申し込んでしまった。
 タイムシフト再生、録画予約、MPEG1/2ソフトウェアエンコードなど、WinDVR PCIの便利な機能は、添付のWinDVRというソフトウェアで実現されている。このソフトだが、infoMagicから、WinDVR ARENAという名前で、単体で発売されているのだ。TVチューナーカードについては、WDMドライバが提供されているカードに対応しているため、各社の製品が使用できる。
 となると、ノイズに我慢しつつ、わざわざWinDVR PCIを使う必要はない。

 さて、PCでのTV視聴は私にとって不可欠になりつつあるので、返品するためには、新しいTVチューナーカードが必要である。どうせなら、ステレオ音声に対応したものが欲しい。
 infoMagicはつい先日から、WinDVR ARENAにNEC製のカードをバンドルした製品(WinDVR ARENA MAX)を発売開始している。これを購入することも考えたが、価格が意外に高い(\2万弱)。
 他の候補には、アイオーデータ機器GA-BCTV4/PCIがある。実売価格は\14,000前後なので、WinDVR ARENAを単体購入してもこちらのほうが安くつく。Windows2000に正式対応していないのが欠点だが、ベータ版ドライバは提供されており、まずは問題なさそうだ。

 ということで、GA-BCTV4をさっそく秋葉原で購入してきた。クレバリー\13,980であった。

 WinDVR PCIと交換してみたところ、WinDVR PCI用のドライバが組み込まれそうになってしまったので、キャンセルしてからGA-BCTV4用のドライバを組み込んだ。ハードウェア構成はWinDVR PCIとよく似ている、ということだろう。
 TV視聴アプリケーションは、地域を指定すると自動的にチャンネルが設定され、たいへん便利である。
 肝心の画質は、WinDVR PCIに較べると、かなり改善された。一部のチャンネルでノイズが残るものの、その量は激減した。以前使用していた、アルファデータのAD-TVK501よりも良いだろう。私の部屋は、TVアンテナ入力をビデオデッキとテレビ、それにチューナーカードの3つに分配しているので、かなり環境は悪い。それでこの画質なら、通常の使用においてはまず満足できると思う。

 結局、WinDVR PCIの出来が、いまひとつだったということになりそうだ。カノープスが製造しているのではなく、他社からのOEMのようだが、ユーザーには関係ない。ブランドイメージに傷がついたのは否めないだろう。
 返品にまで応じる姿勢は評価できるが、今後はこれを教訓にして欲しいものである。

 なお、GA-BCTV4の欠点としては、オーバーレイ表示に対応していないためか、CPU占有率が意外に高いことが挙げられる(5〜10%程度)。また、フルスクリーン表示にすると、コマ送り状態になってしまう。改善を望みたい。ただ、これらの欠点はTV視聴アプリケーションによるものと思われるので、WinDVR ARENAを導入すれば改善される可能性は高い。また、Windows2000以外のOSでも状況は異なるだろう。

 GA-BCTV4だが、その後、地元の電気店にいってみると、さらに安く販売されていた……。

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