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PC/HP日記 2001年1月分

■2001/01/23ノートPCの選択
 ここ数年、になるとノートPCを買い換えている。昨シーズンに購入したのは、松下Let's note CF-A77である。一昨年末に購入したのだが、その時点でも片落ちで、発売は1998年6月のモデルである。
 いつもの年なら、ボーナスが出たころに物色をはじめるのだが、今年はどうも、食指が動かない

 ノートPCは、かなりの頻度で持ち歩いて、主に電車の中や出先での文書作成に使っている。MPEGファイルを再生し、ビデオプレイヤーにすることも多い(最近はこれが一番多いかも……)。また、頻度は低いが、自宅で使うこともある。
 そのため、私がノートPCに求める条件は、次のようなものである。
  1. 重量が軽いこと
     持ち歩くには、軽ければ軽いほどよい。目安としては最高でも1.5kg以下。(軽ければたかが知れているので)筐体サイズにはそれほどこだわらない。
  2. 液晶が広いこと
     画面が狭いと使い勝手が悪く、結局使わなくなってしまうため、解像度はXGAが必須。パネルサイズは10.4インチはやや狭いため、11.3インチ以上欲しい。
  3. そこそこのCPUパワー
     ゲームを動かすわけではないので、CPUパワーはそれほど必要ない。MPEG2のビデオがソフトウエア再生でそれなりに動けば充分である。
  4. CD-ROMは内蔵にこだわらない
     出先で使うことはまずないので、外付けでよい。CD-ROMよりは、DVD-ROMが望ましい。
  5. 常識的なバッテリ寿命
     電源のない環境、といえば電車の中だが、私が乗るのはせいぜい1時間半。その程度持続すればよい。
 こうした視点で探すと、CF-A77から驚くほど進歩がないことに気付く。ちなみに、CF-A77は、Celeron 300AMHz、11.3インチXGA液晶、6.4GB HDDで、約1.4kgである。
 特に、重量についてはそれがいえる。液晶が狭ければ、SONYのVAIO、富士通のLOOXなど、軽いPCはいくつかある。しかし、11.3インチ以上の液晶となると、東芝のDynabook SS1.34kgが最軽量のようだ。薄さを売りにしているPCも多いが、実際に持ち歩くとなると、薄さよりも軽さを重視したい。
 ノートPCの進化がCPU速度向上にかたよっているためであろうが、残念である。

 もちろん、それなりに魅力を感じるものがないわけではない。
 たとえば、IBMのThinkPad X20。1.5kgで12.1インチXGA液晶、スティック型ポインティングデバイスなどは評価できる。
 また、hpのOmnibook500も、1.6kgとやや重いものの、hp初のサブノートということで、ミーハーな私には惹かれるものがある。
 日立のFLORA 220TXは、Crusoe搭載ながら、他社のCrusoeモデルとは違い、ごく普通のノートである。もっとも軽い組み合わせでは1.4kgと、かなりの軽さ。Windows2000モデルがつい最近発売されたのもポイントだ。

 しかし、いずれをとっても、購入にいたるほどではないのが正直なところ。というわけで、今年はHDDの換装のみで乗り切ろうかと思う。

 個人的にある程度評価できるのは、NECのLaVie MXと、日立のFLORA 220TXだろうか。ともに、Crusoe搭載である。前者は液晶がSVGAで反射型なのが欠点だが、ユニークなことはたしか。後者も常識的にパッケージングし、使えるPCに仕上がっている。
 Crusoeは、冷却機構が不要になることから、通常のサブノートPCでも軽量化が図れるはずである。今後の展開に期待したい。

■2001/01/17WinDVR PCI
 メインマシン・"Sarurako"のTVチューナーカードを、アルファデータのAD-TVK501から、カノープスのWinDVR PCIに交換した。
 ハードウェアは、PHILIPS製TV/FMチューナーCONEXANTFusion 878チップというごく一般的な組み合わせで、AD-TVK501とほぼ同じである。また、カノープスが販売しているとはいえ、他社のOEMらしく、カードの製造元は台湾だ。

 アプリケーションの動作は、比較的安定している。いまのところ、原因不明のハングアップなどは体験していない。iEPGも問題なく動作した。
 ただ、画面のサイズや場所を記憶してくれないため、毎回ウインドウがデフォルトの位置に表示される。また、操作パネルだけ非表示にするのにわざわざコンテクストメニューを出さなくてはならない、など、操作性はいまひとつである。
 ちなみに、リモコンと常駐ツールは使用していない。

 チューナーの画質は、AD-TVK501と同じか、やや劣るようだ。私の環境では、アンテナからの入力をTVやビデオデッキと分配しているため、もともとざらついているのだが、AD-TVK501よりもノイズが増えたような感がある。
 うりのステレオ対応は、臨場感が増してすばらしい。当たり前ながら、モノラルとは段違いである。ただ、モノラルとステレオの切り替え時に、ノイズが乗ったり、追随が一瞬遅れたりと、普通のテレビ、ビデオデッキには劣るのが残念だ。

 ハードウェアエンコーダを持たないキャプチャカードとしては、かなり高価格だが、ステレオ対応とiEPG対応を考えれば、なんとか納得できる価格だろう。逆にいうと、この点に魅力を感じなければ、AD-TVK501でも充分である。

 とはいえ、Windows2000で使用できるチューナー・キャプチャカードは限られているので、選択肢が増えたのは喜ばしいかぎりである。あとは、これに刺激されて、昔からキャプチャカードを販売しているアイオーデータが、自社製品でWindows2000に正式対応してくれることに期待したい。

■2001/01/16マザーボード交換
 先日書いたように、マザーボードをP3V4XからCUSL2に交換した。

 交換後、まずはWindows2000の再インストールを試みるが、困ったことにCD-ROMからブートしない。マザーとCD-ROMドライブ、メディアの相性によっては、こういったケースもあるようだ。仕方がないので、FDからインストールした。

 インストール後、デバイスマネージャに不明なデバイスが表示されていたが、intelから提供されているチップセットインストールユーティリティを導入したところ、正常に認識された(ユーティリティはマザーボードにも付属している)。
 ICH2用のATA100ドライバもintelから提供されているが、導入するとIDEコントローラがSCSIコントローラとして認識され、ATAPIデバイスが正常に動作しないとの話である。そのため、こちらは導入していない。

 その後、ドライバ、アプリケーションなどのインストールを行なうと、再起動シャットダウン時に、リブートせずに停止してしまうトラブルが発生。Webで調べると、サウンドカードのレガシーサポートが有効になっていると、このような現象が起きるらしい。無効にすると、無事に再起動できるようになった。
 ただ、それでも10回に1回ほど、この現象が発生している。リセットボタンや電源ボタンを押せばいいだけで、特に実害もないらしいので、無視している。

 このほかは特にトラブルもなく、おおむね正常に動作中である。今後のBIOSのバージョンアップに期待したい。

 残念なのは、マザーボードとケース、両方との相性で、アルファ製のヒートシンクファン・PEP66が使えなくなってしまったこと。CUSL2と私のケースの組み合わせでは、ケース内の部品にファンが接触してしまうのだ。もうすこしソケットの位置がずれているか、ケース内に余裕があれば大丈夫だったのだが……。

 メインマシン・"Sakurako"のSPECTRA F11と、ディスプレイを接続するケーブルを、入手したV30に交換した。残念ながら、画質はそれほど変わらないようである。
 しばらく使っていると、画面が乱れ始めた。先日、サブマシン・"Hikaru"とF11を組み合わせたときと、同じ現象である。電源投入直後は問題ないのだが、だんだん乱れがひどくなり、そのうちに使用に耐えなくなってしまう。
 試しにケーブルを元に戻してみると、おさまるようだ。
 また、サブマシンのほうは、ビデオカードをSPECTRA 5400 PEに変更してから、画面の乱れは起きていない(ケーブルはF11のときと同じである)。
 どうやら、この現象は、F11特定のケーブルを組み合わせたときに発生するらしい。まったく原因不明である。
 とりあえずケーブルを元に戻すことで対処したが、謎である。

 購入レポートにさらに追加(苦笑)。

 メモリが安くなったので、将来を見越して(?)、先週さらに256MBを追加購入。PC133/CL3が、ツクモeX.\10,980。メインマシンを512MB実装にしたが、さすがにこれほど必要ないので、そのうち会社のマシンにでも導入しようと思う。

 昨年末に、ソフマップ6号店で小型PCが安かったので衝動買いする。モノは、EPSON DirectAT-550。NLX筐体で、マザーボードはASUSのSP-98N。SiS 5598チップセットのSocket7である。いまさらのSocket7だが、K6/300MHz、64MB RAM、6.4GB HDDで\19,800なら、そこそこだろう。

■2001/01/14物品レポート
 最近購入した物品の話題を簡単にレポートする。後日、それぞれもうすこし詳しく書きたい。

 昨年末、マザーボードを購入してきた。ASUSのi815Eチップセット搭載マザー、CUSL2である。ソフマップ大宮店にて、\14,999だった。
 いままで使用していた、同じくASUSP3V4Xでもまったく問題ないので、交換は趣味の問題である。あえていうと、VIAチップセットではないマザーが欲しくなったとはいえよう。
 お正月休みに交換し、いままで使用しているが、おおむね快適である。

 カノープスのチューナー・キャプチャーカード、WinDVR PCIを購入。不具合対策版である。秋葉原でもずっと品薄だったのだが、地元の電気店で偶然見かけて、思わず購入してしまった。\17,800
 アルファデータAD-TVK501と交換したが、アプリケーションの動作は、WinDVRのほうが安定しているようだ。また、iEPG対応の録画予約はなかなか便利である。ただ、チューナーの画質は、AD-TVK501と同じか、やや劣るような印象である。

 家族が使うので、秋葉原で中古のディスプレイを物色。いろいろと見て回るが、結局、NANAOFlaxScan 56TS(17インチ、トリニトロン管)を選択。ソフマップ6号店\12,800。ついついNANAOを選んでしまうあたりが、古くからのPCユーザーのさがである。
 映りはまずまずで、管面に目立つ傷もない。悪くない買い物だったようだ。
 また、なぜかケーブルに純正のV30(BNCケーブル)が付いてきた。一時期購入を検討したのだが、秋葉原の店頭で安く売っている店がなく、あきらめたものである(通販なら何軒かある)。買えば\5,000はするものなので、これだけでもお買い得感が高い。

 ここのところ、日記がすっかり物欲レポートと化している。どうも日々の忙しさにかまけてしまって、たいしたことをしていないのである。また、ホームページの更新も滞りがちだ。もうすこし興味深いことをいろいろ公開できれば、と考えている。

■2001/01/01A Happy New Year
 新年、あけましておめでとうございます。昨年中はたいへんお世話になりました。今年もよろしくお願いいたします。

 さっそくだが、昨年末に起きたトラブルの話題を。

 SPECTRA F11の画質が思ったよりよかったので、サブマシンでもカノープスのビデオカードが使いたくなった。そこで、秋葉原で中古のSPECTRA 5400 Premium Editionを購入してきた。
 5400PEよりも、F11のほうが新しいため、性能も高い。そのため、F11をゲームマシン・"Hikaru"(MSI K7TPro+Duron 700MHz)に組み合わせることにした。
 しかし、G400と交換してみると、これが、うまく動かないのである。画面が乱れてしまうのだ(ビビるとでもいえばいいのか、水平同期が常時乱れる)。
 この現象は、P3V4XにF11を組み合わせたときにも発生し、そのときはOSの再インストールで解消した。そこで、今回も再インストールを試みるが、解消しない。よくみると、BIOS設定画面でもわずかながら発生しているようだ。OSとは関係ないらしい。電源を交換してみるが、変化なしである。
 しかたがないので、F11ではなく、5400 PEをゲームマシンで使うことにした。こちらはノートラブルで動作した。結局、F11とK7TProの相性ということらしい。

 以前書いたインストール時の件といい、Duronマシンはどうもトラブルが多い印象である。うまく動くときにはまったく問題ないが、ひとつ条件が変わると動かなくなってしまう。気難しい、という表現がぴったりするだろうか。
 原因はVIAチップセットにあるのだと思うが、CPUがせっかく高性能なのに残念である。
 Athlon/Duronマシンは、はっきりいって、あまり一般にはおすすめできない印象だ。まったくデバイスを追加しない初心者か、どんなトラブルが起きても対処できる上級者なら、よいのかもしれないが……。

 さて、そのDuronマシンのリテールファンがうるさいため、ファンを交換することにした。使うのは、アルファのヒートシンクファン・FC-PAL35Uである。
 FC-PALは本来intelのFC-PGA CPU用なので、コアを保護するため、ヒートシンクの下部の四方に、プラスチックの足が付いている。FC-PGAにつけるときには、中央のコアに加えて、四つの足でヒートシンクを支えるわけである。
 しかし、Athlon/Duronには、同じ目的で、CPU表面の四方にゴムのスペーサーが付いている。
 そのスペーサーが、ちょうどこの足と接触してしまうため、まずはFC-PALの足をカッターで削ってしまった。
 次に、FC-PALをマザーボードに取り付ける。しかし、K7T Proはスロットの周囲に背の高いコンデンサが林立しているため、どうにも取り付けにくい。
 四苦八苦しているうちに、ガリガリ、と嫌な音がした……。そう、Duronのコアを破損してしまったのである。話には聞いていたが、まさか自分が体験することになろうとは……。
 いったんヒートシンクファンを外して、破損したコアの破片を取り除く。そして、ドライバーでファンを外し、ヒートシンクだけにして、ようやく取り付けることができた。
 ふたたびファンを装着し、おそるおそる電源を入れてみると……幸いにも、動作した。コアの破損、即破壊、というわけではないというが、本当だった。一安心である。
 しかしながら、もうヒートシンクは交換したくない、というのが正直なところである。

 原因としては、私の注意不足もさりながら、K7TPro部品レイアウトの悪さ(というか、K7TProの部品レイアウトと、アルファ製CPU固定金具の相性の悪さ)が大きいだろう。K7TProをお使いになっている方は、ご注意いただきたい。
 また、CPU周囲のスペーサーがゴム製でやわらかいため、あまりCPU保護の役に立っていない可能性もある。CPU表面のスペーサーを削ったほうがよかったかもしれない。

 EIZOのディスプレイ、T761を購入。なかなかいい感じである。いままで使っていたS901Gは、某氏にお譲りした。

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