1984 R2 イタリア 500 Qualify
Position Rider Time
1 フレディ・スペンサー 1:21.45
2 エディ・ローソン 1:22.84
3 ワイン・ガードナー 1:23.20
4 ロン・ハスラム 1:23.31
5 フランコ・ウンチーニ 1:23.59
6 レイモン・ロッシュ 1:23.62
7 マッシモ・ブロッコリー 1:23.88
8 ディディエ・デ・ラディゲス 1:24.86
9 セルジオ・ペランディーニ 1:24.28
10 ブット・ファン・ドルメン 1:24.38

 

1984 R2 イタリア 500 Result (3,488kmx40Laps)
Result Rider Machine Time Point Total Ranking
1 フレディ・スペンサー ホンダNSR500 55:20.55 15 15 3
2 エディ・ローソン ヤマハYZR500 55:40.20 12 27 1
3 レイモン・ロッシュ ホンダRS(NS)500R 56:07.33 10 22 2
4 ワイン・ガードナー ホンダRS500R 56:12.32 8 8 5
5 フランコ・ウンチーニ スズキRGγ500 56:24.25 6 6  
6 ロン・ハスラム ホンダNS500 56:25.05 5 5  
7 ブット・ファン・ドルメン スズキRGB500 56:31.27 4 8 7
8 ヴァージニオ・フェラーリ ヤマハYZR500 56:31.95 3 3  
9 レインホールド・ロス ホンダRS500R 56:32.05 2 2  
10 マッシモ・ブロッコリー ホンダRS500R 56:43.40 1 6  

速いスペンサーが帰ってきた。南アフリカでのスペンサーの負傷は、右足首の軽い骨折で
まだ完治には至っていないが、予選でじゃじゃ馬のNSRでラップレコードを塗り替え、
ポールポジションを獲得するまでには回復しているようだ。
予選2位にはやはりローソン、3位にはガードナーと南アフリカの再現のような予選結果だ。

右からスペンサー、ローソン、ガードナー、ハスラム

レースで飛び出したのは、レインホールド・ロス。しかし2周目にはハスラムがトップを奪う。
ハスラム、ロス、ラディゲス、ペランディーニ、スペンサー、ローソンの順だ。
スペンサーは見る見るトップに浮上、トップ争いと言うものではない。
対してローソンはラディゲスを抜きあぐんでいる。やっとラディゲスをかわしたローソンだったが、
今度はハスラムが立ちふさがり、スペンサーとの差を決定的なものされてしまった。
ローソンがハスラムを抜いて2位に上がった時には、その差約7秒、しかし、その差はついに
詰まる事は無く、逆にフィニッシュ時には約20秒にまで広がっていた。
新型V4NSRとスペンサーの84年初優勝だった。
しかし、2位をキープ出来たローソンは、ポイント上では12ポイントのリードを保っている。
片山のNSエンジンを積んでロッシュが3位に入った。
また、4位にはスロットルスティックのトラブルながらもガードナーがWGP初ポイントを獲得した。

次戦スペインGPまでの間に「トランスアトランティックマッチレース」が行われ、
米英対抗のマッチレースだ。GPライダーも出場し、スペンサー、ローソンらが米国代表
ガードナーは英国代表として走る。(ガードナーは84年英国チームからGPへエントリーしている)


1984 R2 イタリア 250 Qualify
Position Rider Time
1 ジャン・ミッシェル・マッテオーリ 1:25.32
2 マンフレッド・ハーウェー 1:25.43
3 フランコ・リッキー 1:25.44
4 カルロス・ラバード 1:25.53
5 M・マッティオーニ 1:25.56
6 イワン・パラゼッセ 1:25.81
7 ステファン・メルテンス 1:25.84
8 マーティン・ウィマー 1:25.85
9 ドニー・マクレオド 1:25.98
10 クリスチャン・サロン 1:26.03

 

1984 R2 イタリア 250 Result (3,488kmx35Laps)
Result Rider Machine Time Point Total Ranking
1 フランコ・リッキー ヤマハTZ 47:05.59 15 15 1
2 マーティン・ウィマー ヤマハTZ 47:17.54 12 12 3
3 ウェイン・レイニー ヤマハTZ 47:19.82 10 10 5
4 ジャン・ミッシェル・マッテオーリ シュバリエ 47:20.39 8 8 8
5 ドニー・マクレオド ヤマハTZ 47:20.57 6 6 10
6 ジャック・コルヌー ヤマハTZ 47:43.44 5 5 11
7 ジャック・ボール ペルノー 47:45.93 4 4 13
8 マリオ・ラディメイヤー ヤマハTZ 47:51.35 3 3 15
9 マンフレッド・ハーウェー リアル 47:55.53 2 10 7
10 アントン・マンク ヤマハTZ 47:55.93 1 7 9

地元イタリアで初出場初優勝をリッキーがやってのけた。
スタートからトップグループはリッキー、ラバード、マッテオーリ、ウィマー、マクレオド。
しかし、ラバードはトップに立つや否や転倒してしまった。続いてマッテオーリも転倒し、
リッキーがトップに立つ。
後方では、サロンがエンジンを焼きつかせて転倒、フェルナンデはハンドリングトラブルで
後退とやや荒れ模様。GP2戦目のレイニーは、スタートで大きく出遅れるが、猛烈な追い上げで
3位に入っている。
今シーズン初レースとなった福田は、予選中に後続車に追突されて足を負傷し、スタートが
うまくいかず、しかし17位まで追い上げる頑張りを見せた。


1984 R2 イタリア 125 Result (3,488kmx30Laps)
Result Rider Machine Time Point
1 アンジェロ・ニエト ガレリ 44:30.67 15
2 マウリツィオ・ビターリ MBA 44:31.74 12
3 ユージニオ・ラザリーニ ガレリ 44:34.18 10
4 ステファーノ・カラッキ MBA 44:57.67 8
5 ルカ・カダローラ MBA 44:57.68 6
6 ブルーノ・ノイブラー MBA 45:10.35 5
7 ジョニー・ウィックストローム MBA 45:28.37 4
8 ジャン・クロード・セリーニ MBA 45:29.13 3
9 ハンス・ミューラー MBA 45:55.86 2
10 ゲルハード・ワイベル リアル 29Laps 1

ガレリワークスのニエトは、予選中に本番車を焼きつかせて、
決勝はTカーを使用したが、レース中はラップレコードを塗り替える
走りで今期の125開幕戦を制した。


1984 R2 イタリア 80 Result (3,488kmx23Laps)
Result Rider Machine Time Point
1 ピエ・パオロ・ビアンキ カザル 36:53.21 15
2 ステファン・ドリフリンゲル ツェンダップ 37:00.50 12
3 ウベルト・アボールド ツェンダップ 37:21.04 10
4 ハンス・スパーン クライドラー 37:52.50 8
5 ゲルハルト・ワイベル リアル 38:07.61 6
6 ウィルエルム・ヘイクープ カザル 38:26.67 5
7 ジョージ・マルティネス デルビ 22Laps 4
8 マリオ・ストッコ ルザルディ 22Laps 3
9 レイナード・コバースタイン クライドラー 22Laps 2
10 クラウディオ・グラナタ ガレリ 22Laps 1

元125チャンピオンのビアンキは今年から80ccクラスに転向し、
初レースで優勝した。去年の50ccチャンピオンのドリフリンゲルは
3週間前に負傷した足が完治せず、それに加えピストンリングが
破損するトラブルで、ビアンキを捕えることが出来なかった。
ドリフリンゲルは表彰台にも松葉杖を使っていた。


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