9月の星空

夏の星空を彩ってきた、さそり座のアンタレスが南西の地平線に、沈もうとしています。
そんな姿を見ると「あぁ、夏も終わりなんだなぁ」と、少し感傷的になります。 そんな
夜には、使い残した花火に火をつけながら、星空を眺めてみては如何でしょうか。そして
静かに去る夏の星座達を見送りましょう。
 夏の星座と秋の星座がちょうど子午線で区切られています。南北方向に寝転がって星空
を眺めると、夏と秋の星座の性格の違いに気が付くことでしょう。輝きか方、星の数、天
の川の濃さ、どれを取ってみても夏の星座の方が派手で楽しげです。秋の星座が地味なの
は、私たちが安らげるようにとの、神様の心遣いなのかもしれませんね。 

中秋の名月
ススキと月見団子をお供えして祝う「中秋の名月」は、旧暦8月15日に見える満月の
ことです。中秋とつくのは、旧暦では7〜9月を秋として、その真ん中の8月を中秋と
呼ぶためです。
団子に里芋を供えて月見をするので、「芋名月」などと呼ばれることもありますが、中
秋の名月の頃は、雨や曇りのこともあり、1ヶ月後の旧暦9月13日の日にも、栗名月
といって、欠けた月を楽しむ日本流の月見もあります。

やぎ座
みずがめ座
みなみのうお座
つる座
けんびきょう座