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みずがめ座 | ![]() |
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★黄道上の三っ矢のマークが目印です。 ペガスス座の首と、みなみのうお座にはさまれた部分に、みずがめ座はあります。 水瓶の水を、南の魚の口に注ぎこんでいる、少年ガニメーデの姿を描き出した、 星座です。 黄道12星座の11番目で、太陽がこの星座にはいると、故郷メソポタミ地方が 雨期になることから、水に関係のある星座になったといいます。しかし、明るい 星は含まれておらず、あまり目立たない星座です。三つ矢の形に並んでいる、4つ の星が目印となります。 |
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★ゼウスにさらわれたガニメーデ 大神ゼウスは、ヘーベという娘に自分の死のまわりの世話を、させていました。 ある時、この娘が天に昇ったヘルクレスと結婚することになりました。そのため、 ヘーベに替わって世話をしてくれる子供を、捜すことになりました。そこで、ゼウ スの目に留まったのが、トロイヤーの美少年と言われていたガニメーデでした。 ゼウスは早速鷲(わし座)に化けてガニメーデをさらってしまいました。ガニメ ーデの父親には代償として、”黄金のブドウの木”が与えられました。ゼウスが 少女ではなく少年をさらったのは、男ならば結婚をして自分のもとを去ることも 無いだろうと考えたからだと言うことです。 |
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★南中位置での見つけ方 1.先ずは真南に昇った、3等星のα星を見つけましょう。 真南を向いたら、げんこつ5個半分上を探します。α星から南西(右下)の 方向に、げんこつひとつの間隔で2等星のβ星と、3等星が並んでいます。 この部分が、水瓶を担ぐ腕です。 2.次は水瓶の口に当たる、三ツ矢のマークを探してみましょう。 α星の東(左)げんこつ半分の所に、4等星のζ星を中心に、3つの4等星〜 5等星が、直径5度の大きさの三ツ矢のマークの形に並んでいる。 3.最後は水瓶から流れ出た水の流れです。 三ツ矢のマークから、みなみのうお座のフォーマルハウトに向けて、大きく 東(左)に蛇行するように、4〜5等星が連なっています。 | |||
●みずがめ座探検のポイント | |||
・ζ(ゼータ)星 3つ矢の中心の星ζ星は、白色の4等級の星が、ふたつ寄り添っている連星です。 二つの星はおよそ850年の長い周期でめぐり会っています。口径75mm以上の 望遠鏡で、倍率を高くすると、分離して観測することができます。 | |||
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