星までの距離は、どれくらいあるのか?

光りの速度で測る
夜空に輝く恒星や星団などの距離を表すには、「光年」という
単位を用いて表すのが普通です。  この光年とは、光りが
1年かかって進む距離で、1光年は約9兆5000億kmです。

 光りの速度は大変速いですから、地上では瞬時に届きますが、
いちばん身近な太陽でも1億5000万km離れていますから、
太陽の光が地球に届くまでには、8分19秒かかる計算になります。

太陽系を離れて他の恒星までの距離となると、時間で測れる単位では
なくなります。  太陽系にいちばん近い恒星ケンタウルス座の
α星があるのが、40兆7000億kmの彼方ですから4.3光年、
夜空に明るく光るシリウスまでは8.6光年、オリオン座大星雲と
なると、なんと420光年の彼方になります。

また、「光年」とは別に、地球と太陽の距離を1として表す「天文単位」
と言う表し方もあります。こちらは主に、惑星との距離を表すのに用い
られます。 たとえば太陽からの距離は、水星が0.4天文単位で
冥王星は約39天文単位になります。

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