天の川と銀河系

天の川が、夏の夜空に綺麗に見えるのは
天の川は、夜空を横切る光りの帯のように、見えます。
七夕には織り姫と彦星が、この光りの川を渡って会うのだと言う
伝説が生まれたように、天の川が綺麗に見えるのは、夏の夜空です。
これは、天の川の正体が銀河系という大きいな星の集まりで、その
中心を地球から見るには、夏が適しているからなのです。
銀河系の中の地球
銀河系の構造が正しく解ってきたのは、電波望遠鏡による観測が進んで
来てからのことです。  しかし、この前にもイギリスの天文学者ハーシェルが
星の方向をチェックすることにより、「星は凸レンズのような範囲の中に、分布
している。」という説を唱えていて、この説が正しかったことが、わかりました。
銀河系は上から見ると渦巻き状です。その直径は10万光年、中心部の厚さは
1万5000光年だと推定されています。 地球は銀河系の中心から3万光年
離れていて、約2億年のかかって、公転していると考えられます。
中心部から離れた地球からは、夏に銀河系の中心を見るのに適していて、
冬には、銀河系の外側を見ているために、天の川が見にくくなってしまいます。

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