地球の兄弟、惑星と彗星

一般的に、星と言えば恒星をさすのが、普通です。 でも、夜空には恒星以外にも
輝いている星があります。  それが太陽のまわりをまわっている、地球の兄弟
惑星たちです。  惑星は、他の星と違って、地球からの距離が近く、星座の中を
少しずつ移動して、位置が定まらないので、星座には含まれていません。

内惑星の見つけ方
地球よりも内側を、まわっている惑星を、内惑星といい、水星と金星があります。
水星と金星は、夕方の西空か明け方の東の空に輝いています。  水星は
−1等星で明るいのですが、太陽から30度以上離れることがないので、
見つけるのは大変です。  金星は−4等星で夕方の西の空に見える時を「宵の
明星」、明け方東の空に見える時を「明けの明星」と呼んでいます。

  
外惑星の見つけ方
地球の外側を回っている外惑星では、土星までが肉眼でも見ることができます。
外惑星は、太陽の反対側に行ったときが、いちばん地球に近づいて、よく見える
ようになります。

彗星も太陽系の仲間
彗星といって最初に思い浮かぶのは、ハレー彗星でしょうか。  このハレー彗星は
76年周期で太陽のまわりを回っています。 ただし軌道が縦長の長円軌道で、
太陽に近づいた時にしか見えないので、突然現れた天体のように、思うだけです。
このように彗星も、太陽系の仲間なのです。
彗星の特徴は、長い尾を引きながら移動している事でしょう。  彗星の中心部は
氷やちり、岩石などから出来ています。 彗星が太陽に近づくと、これらの粒が
壊れて核のまわりにガス状に広がります。これが太陽風の影響で電離し、太陽と
反対の方向に尾を引くのです。

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