〜 2月15日 〜
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みより、どこに行ったか知らないか!? |
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あ、ご主人様。おはようございます。 |
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それより、みよりは!? |
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え? あ、そーいえば今朝は見ないね。 |
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部屋にもいないし・・・・・・あいつ、本当に・・・・・・。 |
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お砂糖が切れてコンビニにでも買いに行ったとか、そーゆーんじゃない? あの子、朝から元気だし。 |
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もしかしたら、お庭ではないでしょうか。 |
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・・・・・・ちょっと、外を探して来る。(たったった・・・・・・) |
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あ、ご主人様、朝食は・・・・・・。 |
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・・・・・・なに、慌ててるんだろ? |
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そういえば、みよりさん、どうしたんでしょうか。いつもはいちばん早く起きてお茶の用意をしてくださってますよね。 |
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そうね。・・・・・・なにかあったのかな、昨日・・・・・・。 |
| 〜〜〜〜〜お昼〜〜〜〜〜 | |
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ご主人様、お帰りになりませんね。 |
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うん・・・・・・どこまで行ったのかなー。まさか迷子になってるわけじゃないとは思うけど。 |
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そういえばご主人様、コートも着ないで出かけてしまいましたね。まだ寒いのに、大丈夫でしょうか・・・・・・。 |
| もしかして、財布も持たないで行ったのかな。慌ててたもんね。 | |
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私、ご主人様をお迎えに上がった方がいいでしょうか。 |
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んー・・・・・・困れば帰ってくると思うけど。だいたい、どこに行ったのかもわかんないし。ケータイにかけてみよっか? あ、でもあの調子じゃ置いて行っちゃったかな・・・・・・。 |
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あっ、そういえばこのみさん。いま気づいたんですが・・・・・・。 |
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なに? |
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今日は、学校に行かなくてよろしいのですか? 月曜日ですよ。 |
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あー、いま受験シーズンだし、自宅研修期間てやつだから。 |
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そうなのですか。 みよりさんも、なにも言わずにどこに・・・・・・。 |
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・・・・・・失恋かな。 |
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え? |
| バレンタインでしょ、昨日は。だから、ね。そーかなって。言ってみただけ。 | |
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・・・・・・。 私、ご主人様にチョコレート、差し上げました。 |
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・・・・・・うん。 |
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「ありがとう」って、言ってくださいました。でも困ったようなお顔で。優しく笑ってくださって。そしたら、私、切なくて・・・・・・。 |
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そうね。恋しちゃったら、そうなっちゃうのよね。 |
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でも私、まだご主人様のいちばんじゃないんです。こんなに愛しているのに、好きって言っていただけないんです。・・・・・・好きな人から愛される事が怖いなんてこと、本当にあるんでしょうか。私は・・・・・・愛してほしいです。 |
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そっか。・・・・・・あたし、ご主人様には、チョコあげなかったんだ。代わりにね、マフラーをあげたの。チョコなら、ほかにあげる物好きな子がいるからね。 |
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・・・・・・。 |
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まあ、だからどうしたって事でもないけど。せっかくあげたのに、今朝はもう忘れてっちゃったんだなって思ってね。 |
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はい。 ・・・・・・みよりさん、お部屋にもいないんでしょうか。 |
| そんなの最初にご主人様が最初に確認してると思うけど。・・・・・・でも、ただ待ってるのもなんだし、一応見て来よっか? | |
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はい。 |
| 〜〜〜〜〜夜〜〜〜〜〜 | |
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・・・・・・ただいま。 |
| あっ! 真っ暗になるまでどこ行ってたのよ〜! | |
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ご主人様! みよりさんのお部屋でこれを・・・・・・。 |
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手紙? |
『ご主人様、ごめんなさい。やっぱりわたし、帰らないといけないんです。心の中に。わたしがそばにいたら、いつか絶対にあなたを不幸にしてしまうから。 このみちゃんとメルルちゃんと仲良くしてね。わたし、みんなと一緒にいられて、とっても楽しかったです。本当に、ありがとうございました。 ご主人様。あなたが幸せになれるように、ずっと祈っています。 わたし、想い出だもん。ずっとそうやってきたから、幸せを願うのは得意なんです。 さようなら。ずっと一緒にいてあげられなくて、ごめんね・・・・・・。 本当に、みんな、大好きでした・・・・・』 | |
| ・・・・・・家出って、わけ? 要するに。 | |
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あの、バカ。家出娘がまた家出してどーすんだよ!! |
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ご主人様、どうしましょう・・・・・・? |
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これ、どこで見つけたんだ!? |
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みよりの部屋。机のそばに落ちてたの。 |
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もう1回探してみよう。どこに行ったのか、手がかりくらいはあるかもしれない。 |
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は、はい・・・・・・! |
| 〜〜〜〜〜みよりの部屋〜〜〜〜〜 | |
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あの、ご主人様。勝手にお部屋の中の物を見てしまってもいいんでしょうか・・・・・・。 |
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だから、お前らに頼む。一応、女の子の部屋だからな。 |
| 家出だとしたら、みより、なんにも持たずに行ったのね。旅行鞄もあるし、服もいっぱい残ってるし。・・・・・・・あ、ご主人様! | |
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なんかあったのか!? |
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みよりって、意外とセクシーな下着いっぱい持ってたんだ〜。ほらほら、これなんかレースで透け透け。わー、えっちっぽ〜い。 |
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・・・・・・お前な(脱力)。 |
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メイド服に合わせたんだと思いますよ。ガーターストッキングもそうですけれど、やっぱりレースのものでないと合いませんから。そういえば、お洗濯の時もあまりプリントものとかは見た事ありませんよね。 |
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お前ら。・・・・・・・探してるもんが違うぞ。 |
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あ、ごめん、つい。やっぱ女の子としちゃ、こーゆートコは気になるし。 |
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すいません、ご主人様・・・・・・。あ、抽斗にお財布もあります。銀行のカードも残っていますが・・・・・・。 |
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あいつ、金も持たずにどこに行ったんだ。公園にもショッピングモールにもいなかったし・・・・・・あいつが行きそうな所は探したつもりだけど・・・・・・。 |
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あ、これ・・・・・・。 |
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なんだ? |
| なになに? あ、この写真て、いつだったか地下室のアルバムに入ってたやつ!?・・・・・・写ってる、ね。ちゃんと。白い服の女の子。あれ、白い服の・・・・・・? | |
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この子、みよりさんじゃないでしょうか!? みよりさんの、小さい頃の写真・・・・・・。 |
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・・・・・・。 |
| やだこれ、はっきり言って心霊現象じゃない!? みよりって、実は限りなく健康そうな幽霊だとか言わないよね〜? | |
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・・・・・・そんな事、言うな。 |
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でも、ご主人様、どうしてみよりさんの小さい頃の写真を持ってらしたんですか・・・・・・? |
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持ってねーよ。・・・・・・みよりの言った事が本当なら。それは・・・・・・みよりじゃ・・・・・・ない。 |
| ?・・・・・・どゆこと? | |
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分かるかよ! 分かんねーよ、俺にだって・・・・・・。 |
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そちらの手紙は? ずいぶん、くしゃくしゃになってしまっていますが・・・・・・。 |
| くしゃくしゃの手紙? あれ、どっかで聞いたような・・・・・・? | |
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まだ封が開いていませんね。・・・・・・あ! これ、あの時の! |
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あー、そっか! あれだアレ。春のラブレター騒ぎの時の! |
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取っておいたのか、あいつ・・・・・・。 |
| ・・・・・・開けても、いいかな? これ、「From Miyori」ってなってるし。 | |
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・・・・・・。 |
『こんにちは、ご主人様☆ 毎日会ってるのになんだか恥ずかしいけど、お手紙の書き出しは挨拶から〜! あなたと逢って、1ヵ月とちょっとになります。ここでの生活にもやっと慣れてきました。でもまだいろいろと知らない事があって、大変です。 それで、ご主人様! わたしのこと、まだ誰だかわからない? ヒント:わたし、あなたの大切なものです。 でももう答え言っちゃお。 答え:想い出。 なんて、なんのことか分からないかなー? でもいつか、思い出してくれると嬉しいです。 わたし、もっとあなたの大切な想い出になれたらいいな☆ お邪魔じゃなければ、わたし、ずっとあなたと一緒にいてあげます。 恋人にはなれないけど、ず〜っと、一緒にいてあげるね☆ だから、この前マグカップ割っちゃったの許して〜! みより』 | |
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・・・・・・なんかとっても、みよりらしい手紙ね〜。 |
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想い出・・・・・・? |
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・・・・・・あいつ。本気でそう思ってたのか? |
| ずっと一緒に、って事? | |
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・・・・・・。 |
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ああ。いや、そうじゃなくて。あいつさ、自分が・・・・・・変な話だけどさ、自分が俺の想い出から生まれた、なんて思ってるんだ。そんな事、あるわけないだろ? 否定する理屈なんかいくらでもあるんだからな。名前は誰がつけたんだ? 最初に逢った時に着てた服だって、どこかで買ったんだろ? 想い出に完全な人間の遺伝情報なんかあるのか? 記憶喪失って言ってくれた方がまだいい。記憶喪失の家出娘で、それでいいじゃないか。それなら・・・・・・・それなら、俺が守ってやれたんだ。 |
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想い出、かー・・・・・・。ホントに、ありえないと思う? |
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ありえない。あってたまるかよ! それじゃみよりが「帰る」って言ったら・・・・・・もう、どんなに探しても見つからない事になるじゃないか・・・・・・。 |
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伝説や物語には、それが語り継がれるだけの理由がある。そこには必ず、誰かの想いと真実のかけらが眠っているのだから。・・・・・・おばあちゃんが小さい頃にお話を聞かせてくれた時、いつもそんなふうに言ってた。 |
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私・・・・・・奇跡は、起こせると思います。 |
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俺は、信じない。みよりはちょっと変な、それでも普通の女の子だ。昔の事なんか話してくれなくったってかまわない。俺は―― (ふら・・・・・・) |
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あ、ご主人様!! |
| あ・・・・・・熱があるよ! もう、そんな格好で外なんかうろうろするから! | |
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・・・・・・べつに風邪じゃないぞ。今日はまだ飲まず食わずだから体力が尽きただけだ。 |
| そんなだから風邪引くんでしょ! すぐお粥作ったげるから、寝てなさい! | |
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寝てなんかいらんねーよ。とりあえずなんか食ったら、またみよりを探しに行く。あいつはおっちょこちょいだから財布忘れたのはあとで気づくだろし、書置きなんかしたら帰りづらいだろうからな。 |
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ご主人様、それでは私が探して参りますから・・・・・・。お願いです、どうかご主人様はお休みください。お身体を壊されては・・・・・・。 |
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大丈夫だ。風邪ならもうひいたから免疫ができてる。 |
| ・・・・・・バカ。大バカ。超、バカ!! | |
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分かってる。 |
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分かっててやるのがバカって言うの!・・・・・・ばか・・・・・・そんなムリばっかりしてあなたがどうにかなっちゃったら、みよりだって、帰って来る所がなくなっちゃうじゃない・・・・・・。 |
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・・・・・・でも、待ってるかもしれないだろ。探しに来るの。 |
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ご主人様・・・・・・やっぱり、みよりさんがいちばん好きなんですね。 |
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・・・・・・。 |
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私、ご主人様を止められません。だから、お手伝いさせてください。私、あなたのためなら、なんでもします・・・・・・。 |
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・・・・・・ごめん。メルル。頼む。 |
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・・・・・・はい。 |
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もおっ、しょーがないなあ。分かったわよ、3人で探しに行きましょ。どうせご主人様、陽が出てないとすぐに迷子になるんだから。心配で1人にできないわよ。 |
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ごめん。ありがとう。 |
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でもその前に、ちゃんと食べてからね。 |
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あの、寒くないようにお召し物も替えないと・・・・・・。 |
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うん。・・・・・・そうだ、このみ。メルル。 |
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はい。 |
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オルゴール、見つからなかったか? これくらいの大きさで、小物入れっぽい装飾がついたやつ。 |
| え?・・・・・・見当たらないけど・・・・・・。 | |
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抽斗にも入っていませんでした。 |
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そうか・・・・・・そうか。想い出、持って行ったのか。残して、行かなかったのか。 |
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そんなに、大切な物なのですか? |
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そういえば、みよりもオルゴールがどうとかってこの前言ってたっけ・・・・・・。 |
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そうだよ。大切な物だよ・・・・・・。 (みより、本当にもう帰って来てくれないのか? ずっと一緒にいてくれるんじゃなかったのかよ・・・・・・。 俺はまだ、言ってないんだぞ、お前に。お前の欲しかった言葉・・・・・・)。 ・・・・・・みより・・・・・・。 |