PCよもやま話へ戻る ホームページへ戻る
PCよもやま話 No.6・新マシン組み立て(前編) 1998/03/10
■PC/AT互換機ユーザーのさが
 ふと気付くと、手元に1台分(弱)のパーツが揃っていた……PC/AT互換機ユーザーなら、だれしも経験したことがあるだろう。パーツごとにアップグレードしていくうちに、旧パーツが蓄積され、いつのまにか1台分のパーツが集まってしまうのだ(人によってはマザーボードばかり、ビデオカードばかり集まったりするかもしれないが……)
 私にその瞬間が訪れたのは、先月末だった。
「む、ケースマザーボードがあれば1台組み上がる……」
 そう、故障したIBMAptiva Vision 2407-RWDを分解し、パーツ取りを行なったため、ケースとマザーボード以外のパーツがほぼ揃っていたのである(Aptiva Visionの顛末については、日記を参照のこと)
「そういえば、いまファイルサーバとして使っているPC-98とても遅いな……」
 このとき私は、i486SX 33MHzPC-9801BX3をファイルサーバとして使っていた。たしかに遅いが、ファイルサーバとして使うなら、なんとか使い物になる速度ではある。しかし、多少の投資で新PCが組み上がるとなれば、実行に移したいのがPC/AT互換機ユーザーのさがだ。すでに頭は自作モードに突入。
「98だといろいろ面倒だし、ここはやはりAT互換機にしたほうが運用しやすいな。それに、そろそろケースをATXにしてもいいだろう」
 と、無理矢理、理由を正当化し、PCを組み立てることに決めたのだった。

■ケースをインターネット通販
 まずは、ケースをどうするかである。
 狙いはミドルタワーATXケース。私はATマザーASUSSP97-Vを使っているが、ATXのケースにもATマザーが組み込めるのは、トイさんザクさんの情報で確認済みである。また、SP97-VにはATX電源コネクタも付属している。
 ケースは互換機のパーツの中でも、もっとも長持ちするもののひとつだ。どうせならいいものが欲しい。
 そこで、MEiKOのホームページにアクセスしてみた。以前、PC-VANにザクさんが書き込まれたケース購入レポートを読んでからというもの、このショップのケースが気になっていたのだ。秋葉原でごく一般的に販売されているケースに較べると、かなり品質がいいようだ。
 ホームページでは、スリムデスクトップからフルタワーまで、各種のケースが販売されていた。ATXケースだけでも、いくつも種類がある。
 ザクさんの書いていたもっとも高級なケース「EXTRAシリーズ」にしよう……と思ったが、あいにくミドルタワーは品切れであった。しかし、フルタワーなら在庫があるようだ……。ミドルタワーとフルタワーでは\2,000しか価格が違わない。また、ミドルタワーではオプションの背面パネルも、フルタワーなら標準で三種類付属する。
 しばし悩んだが、いったん動き出した物欲は止まらない。週末に組み立てを行ないたいので、2/27の金曜日に思い切ってフルタワーケース(しかも日本製電源セット)を注文したのだった。しかし、フルタワーケースを選んだせいで、のちほど思わぬ苦労をすることになる……。ちなみに、ザクさんの購入したのはフルタワーよりさらに大きいビッグタワーとか。
 その晩には、MEiKOからケースを発送した旨のメールが届いた。すばやい対応になかなか好感が持てる。

■パーツは足で探す
 翌日の土曜日(2/28)、その他のパーツを買うため、秋葉原を訪れた。週末に秋葉原へ行くのは、本当に久しぶりである。いつもは平日の退社後なのだ。週末の秋葉原は、さすがに平日よりも混んでいた。この雑踏の中に、石橋文健さんサハロフ佐藤さんがいるのだろうか……。などと思いつつ十数軒のショップを回り、価格調査。もう一周して、次のパーツを購入した。
 その他、キーボード、5インチベイマウンタ、キーボードコネクタ変換ケーブルなど、雑多な品物も購入。
 秋葉原から帰宅すると……ケースはまだ届いていなかった。しかし、所用で数時間、家を空けて戻ると、玄関に巨大なダンボール箱が届いていた……。

(続く)

PCよもやま話へ戻る ホームページへ戻る

ご意見・ご感想は、conflict@ps.ksky.ne.jpまで。
Copyright(C) CONFLICT 1998. All rights reserved.