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フルタワーケース購入記
1998/03/09(PC-VANへの原文掲載は、1997/12/24)
ちわす。最近、子育てと試験勉強が忙しくて満足にゲームが出来ず、ストレスが溜まりまくりのザクです。こういう時は、PCパーツを大購入して、その性能に大満足して、ストレスを大発散したくなりますな。
ところでそんなある日のこと。最高に可愛くて、最強に怖い俺のワイフがこうおっしゃいました。
「もうすぐあなたの誕生日だけど、プレゼントは何がいい?」
この問いの答えを 60nsの間じっくり考えた俺は、こう答えた。
「フルタワーケースがいい」
ワイフは驚いて鳩が豆鉄砲を食らったような顔をしたが、現在使っているケースは色あせて古びているのは知っていたので、
「そうね。ケースが変わると見栄えが良くなるわね」
と言い、承諾してくれた。
実は、今使っているケースは、知人のT氏から譲り受けたものなのである。
これはかつて日商岩井がGatewayを並行輸入販売する前に、INFINITIというメーカーのPCを販売していた時(DOS/V黎明期)に、T氏が購入したものなのである。そういうレア物なのだが、これからはセカンドマシンのケースとして余生を送ってもらおう。
早速、俺はかねてより目をつけていた、「Meiko」のケースを購入するべく、ホームページにドドーンとアクセスした。狙いは、ATXタイプのフルタワーケースだ。こいつは全高が67cmもあって、底面にキャスターを付けることもできる。なんとなくサイバーな雰囲気な感じさせてくれるのである。
ベイは3.5インチと5インチ合わせて8つもあるので、HDDやCDROMドライブはおろか、MOだろうがCD-RだろうがPDだろうがベイ用スピーカでもベイ用スキャナーでもベイ用UPS電源でも何でも内蔵できちゃうのである。怖い物無しだこの野郎。矢でも鉄砲でもICBMでも持ってきやがれ、オラオラオラッ。 え?そんなに内蔵しないって?ぶわっはっはっは、そうですね。
だいたい、ケースはフルタワーに限る。デスクトップやミニタワーなどの軽薄短小なケースなんて目じゃない。ましてや最近大手メーカーがオフィス向けに発売しているスリムケースなんぞ、もってのほかだ。デカイ事はいいことだ。男は黙ってフルタワーケースだー。
しかしこのMeikoのケースも一つだけ難点がある。それは価格だ。なんと、電源無しで2万円もするので弱っちゃうヨ状態だ。
いやいや。2万もするということは、それだけ作りがしっかりしているということじゃないか。ケースなんて何年も使うものだし、性能が陳腐化したりということもないから、投資効果は大きいはずだ。
さてここで、賢明な読者諸兄は気付いたことだろう。
「ATXタイプ? お前、ATXマザーボードなんて持っていたか?」
そう、その通り持ってないのである。
しかし以前、トイさんより「ATXケースには、ATマザーボードやAT電源でも取り付けることが出来る」という情報を得ていた。念のため、Meikoにもメールを出して確認した。
つまり今は、ATXケースにATマザーとAT電源を取り付け、将来、ATXマザーを購入した時には ATX 電源だけを購入すればよいのである。なんとクレーバーなのだろう。>俺
(編集部注:ATXケースにATマザーを取り付ける場合、AT用の背面パネルも必要です。このケースには付属しています。)
このMeiko(明興産業)というところは、ナイスな店だ。TELで在庫を確認した後、代金の銀行振込書をFAXすれば、その日のうちに商品を発送してくれる。おまけに、1万円以上の購入なら、送料もサービスだ。
次の日。仕事で疲れた俺を、いつも笑顔で出迎えてくれるワイフとベイビーの代わりに、玄関に現れたのは巨大な段ボール箱であった。
晩飯もそこそこに、ワイフの冷たい視線とベイビーの泣きまくり攻撃をかわしながら、早速俺は、段ボールからケースを取り出し、組立に入った。
うーむ、がっしり作りだ。思わず頬ずりしたくなりますな。それに寸法の出ていない安物ケースとは違って、拡張カードのネジもぴったり締まるし。なにより、マザーボードのネジ穴の位置に合わせて、ケースのシャーシのネジ穴の位置も変える事ができるのには、インド人もビックリだ。
現在、この文章は新しく生まれ変わったPCで書いているわけだが、このケースは本当に素晴らしい。皆さんも買いましょう。
でも、外見だけはワークステーションやサーバーみたいに立派だが、中身はPentium133という平凡な性能のPCなんて、なんだかなぁ、と思っている近頃の俺だ。
スタパ ザク
※ 文中「編集部注」は原文ママです(笑)。
※ 編集・リンク付加は、こんふりくとが行ないました。
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