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PC/HP日記 2000年6月分

■2000/06/23IP接続と個人サーバ時代
 現在発売中のDOS/V magazine(7/1号)に、IP接続の記事があった。IP接続とは、簡単にいうと、各家庭から電話局までの既存の電話線を、TCP/IPの専用線として扱うことで、インターネット常時接続を実現する仕組みである。詳しい説明は、NTTのページをご覧いただきたい(正式名称は「フレッツ・アイ」に決まったようだ)。
 既存の技術とインフラ(電話線)を使うため、コストを下げることができ、またサービスエリアの拡大も容易らしい。たしかに、その仕組みを見ると、ごく単純でわかりやすい。
 私の会社の同僚でも、数人がすでに利用している。ケーブルテレビやxDSLの普及が伸び悩むなか、常時接続の思わぬ伏兵登場、という感じである。
 残念ながら、私の住む地域は8/7の提供範囲にも入っていない田舎なので、使えるようになるのはまだ先のようだが、それでもそう遠くないうちに利用可能になるだろう。
 まち遠しい限りである。

 常時接続が当たり前になってくると、サーバを自分で建てることも一般化するだろう。当然、CGIなどのWebアプリケーションの需要も拡大することが予想される。
 また、いままでは個人が利用できるWebアプリケーションといえばCGIだったが、今後はJavaServletなどが使われる機会も増えるだろう。個人サーバ上での利用では、Servletのインストールや、Servlet同士の独立性の確保といった難点が、目立たなくなるからである。
 個人的にもJavaに興味があるので、個人向けJava Servletなどを開発しても面白いかもしれないと考えている。

■2000/06/22マザーボード換装
 購入したALL-IN-WONDER 128 PRO(以下、AIW128P)が常用に耐えない画質であるため、ゲームPC・"hikaru"に装着することにした。ゲームPCのマザーボードはP3V4Xである。
 G400からAIW128Pに交換すると、なかば予想したことだが、正常に動作しなかった。さすがApollo Pro 133Aチップセットである。
 原因追求も面倒なので、メインマシン・"sakurako"と、マザーボードを交換してしまうことにした。交換後の構成は、メインマシンがASUS・P3V4X(Apollo Pro 133A)+G400、ゲームPCがGIGA-BYTE・GA-BX2000(440BX)+AIW128Pとなる。CPUにCeleron 566MHzを購入したので、FSB 100MHzの440BXでも、条件さえ整えばオーバークロックができるだろう、とのもくろみである。
 数日かけて、両方のPCのセットアップを完了した。

 メインマシンは、サウンドカード・Ensoniq AudioPCIが正常に動作しない(起動後、ピーという音とともにマシンがハングアップ)というトラブルに見舞われたものの、PCIスロットの場所を変えることで解決。正常に動作した。

 ゲームPCは、Windows98のセットアップは完了するものの、Windows98の起動中に「ピーポーピーポー」という警告音が鳴り出し、そのままえんえんと鳴り続ける、という困った事態が発生。BIOSで、温度センサーや回転数のモニタリングを無効にしても、現象は変わらない。Windows起動前や再起動時には警告は出ないし、BIOS画面での数値は正常なので、温度や回転数の異常ではない。
 いろいろ調べたが、明確な原因はわからなかった。
 ただ、電圧異常でも警告音は鳴るらしいので、Windows98起動時に一時的に電圧が降下するなどして、警告が出ているのではないかと推測している。警告音は、いちど鳴り出すと異常がなくなっても再起動するまで鳴り続けるようだ。今回のケースは、ある意味での電源との相性らしい。
 3DMark2000などのベンチマークを動かしても正常なので、特に問題はなさそうだ。スピーカーを切り離すことで解決することにした(苦笑)。

 現在は両方のマシンとも、オーバークロック状態で動作している。詳細は、また後日書きたい。

■2000/06/17物品購入
 物欲に駆られ、いくつか物品を購入したので、レポートしたい。

 まず、メインマシン・"sakurako"のCPUを新調。
 いままで使っていたのは、Celeron 300AMHzの450MHzオーバークロック駆動である。日常の使用にはおおむね不満はないものの、いまとなっては若干見劣りすることは否めない。
 新しく選んだのは、CoppermineコアのCeleron 566MHz・リテール版である。オーバークロックを目指すなら533AMHzのほうが狙い目なのだが、533AMHzはバルク版しか出ていないので、566MHzを選んだ。オーバークロックについては、動けばラッキー、という思いである。カクタSofmapで、\13,799であった。いっしょにASUS製のSlot1・FC-PGAアダプタも購入した。
 "sakurako"のマザーボード・GA-BX2000は、BIOSをすでにアップデートしてあり、Coppermine Celeronに対応していることは確認済みである。CPUを交換し、起動すると、正常に認識されてコア電圧1.5Vが供給された。
 Windows2000の動作は、若干速くなったかなという程度である。FSBが100MHzから66MHzに低下していることもあるし、こんなものであろう。

 正常動作を確認後、100*8.5の850MHzへのオーバークロックを試みたが、Windows2000の起動の最初(モノクロで、下にバーが出る画面)で停止してしまう。1.5Vでの動作は、さすがに苦しいようだ。ただ、リテールファンのままでの昇圧は、廃熱に不安が残る。
 高性能のファンを購入してから試してみようと思う。

 また、雑誌やウェブの記事に触発され、ATIの多機能ビデオカード・ALL-IN-WONDER 128 PROを購入。先日入手したチューナー・キャプチャカード、AD-TVK501の使い勝手がいまいちなのも、動機のひとつになった。
 T-ZONE・DIY SHOPでリテール版が\29,800と、CPUよりも高くついた。もっとも、CPUを新しくしたのも、実はAIWのキャプチャのためだったりする。
 しかし、これは大失敗画質がたいへん悪いのである。1280*1024以上の解像度では、ゴーストが出てしまい、常用困難である。詳しくは、のちほどレポートしたい。
 とりあえず、19インチ以上のディスプレイを使っている人には購入不可の警報を出しておく。また、ディスプレイのサイズにかかわらず、画質にこだわる人は絶対に買ってはならない

 さらに、メインマシンをCD-ROMからDVD-ROMにアップグレード。安かったからという理由で、東芝SD-M1402を入手。ソフトアイランドにて、\13,800
 動作音は、それなりか。サブマシンのPioneer・DVD-103Sと大差ない。

■2000/06/11Let's noteとWindows2000
 松下のサイトで、Let's note用のWindows2000対応のパッドドライバと、パッド用ユーティリティソフトが公開された。私のCF-A77J81も対象機種であるため、さっそく導入してみたところ、問題なく使用することができた。
 Windows2000でLet's noteを使う場合、パッドの操作性が低下するのが大きな問題だったが、これでかなり改善されるだろう。

 いままで、ホームページをみるかぎり、松下はWindows2000対応にあまり積極的ではないようだったので、ドライバ提供は正直にいって期待してなかった。今回の提供はありがたいことである。ユーザーからの声が大きかったのだろうか。
 あとは、パワーマネジメントのソフトウェアが提供されれば、Windows98に遜色ない環境になるのだが……。ACPIに準拠してしまうと、メーカー独自のパワーマネジメントは、かえってやりにくくなるようなので、望み薄だろう。

 以前使っていたアイ・オーのキャプチャカード・GA-VCP/PCIのWindows2000対応が遅れているので、なにか情報はないかと、久しぶりに@Niftyのベンダーフォーラムを覗いてみた。
 肝心の情報は特に得られなかったのだが、サポート会議室は盛況で、メーカーの対応もきめ細かいようだった。やはり国内メーカーは違う。
 今後は多少高くても国内メーカーの製品を買おうと思った……かというと、まったくである。やはり今後も怪しげな海外ベンダーの製品を買いつづけるのだろうと、認識を新たにした。
 国内メーカーの価格競争力の無さの源泉をみた思いである。

■2000/06/06親指シフト、IntelliMouse Optical
 ふと思い立って、親指シフトなどを使い始めた。親指シフトキーボードを入手したわけではなく、エミュレータソフトを常駐させての使用である。
 まだ3日目で、ローマ字入力よりぜんぜん遅いのだが、親指シフトを好む人の気持ちが、なんとなくわかったような気がする。たしかにこれは、慣れれば高速打鍵ができそうだ。
 エミュレータソフトには、親指ひゅんQをとりあえず使っているのだが、CtrlとCaps、ESCと半角/全角を入れ換える機能がないのが残念だ。しかたなくAltIMEも併用している。
 似たようなソフトをふたつ常駐させているためか、ときどき動作がおかしくなることがあるようだ。キーを交換できる親指シフトエミュレータがあればよいのだが。

 Microsoftから、あらたな光学マウスが発売された。IntelliMouse Opticalである。
 以前購入したIntelliMouse Explorerは、大きすぎて手にあわず、そうそうに手放したのだが……。今度のOpticalは、サイズがそこそこで、期待できそうだ。また、左右対称のデザインも、左手でマウスを使う私にはありがたい。
 というわけで、今日、アキバの浜田電機で買い求めてきた。\5,980であった。
 さっそく、今まで使っていたLogitechFirstMouse+と交換してみる。光学センサの調子は上々だ。
 しかし……どうも使いにくい。いろいろ調べてみると、「しもぶくれ」なのが理由らしい。Opticalは、マウスを横に切ったときの断面が、台形をしている。それに対して、FirstMouse+は、逆台形である。
 そのため、今までの習慣でマウスをつかむように持ってしまうと、つかみにくくて疲れるようだ。
 力を抜いて、軽く乗せるような感じを心がけて、しばらく使ってみようと思う。

■2000/06/04Low Profile PCI
 最近、拡張カードに、Low Profile PCI規格を採用したPCが増えてきたようだ。Low Profile PCIとは、名前の通り、薄型のPCIカードの規格である。AkiaのBook PCに最初に採用されたのだが、IBMや日立など、他のメーカーも追随している。
 たしかに、規格としてみても、ライザカードが必要なNLXよりも洗練されていると思う。薄型のPC、いわゆるBook PCでは、NLX規格を急速に置き換えてゆくだろう。
 また、拡張カードのメーカー側の負担も、カードのサイズさえ小さく作っておけば、Low Profile用のブラケットを1枚、追加するだけですむ(ブラケットの交換はユーザーまかせだ)。これだけの追加投資で、セールスポイントがひとつ増えるなら安上がりといえるだろう。
 将来的には、ほとんどの拡張カードが、ブラケットの交換でPCI・Low Profile PCIの両方に対応するのではなかろうか。
 ずばり1年後には、販売されるPCIカードの70%は、Low Profileになっていると予測する。AGPでは、部品の実装面積の問題もあり、普及は難しいだろうが、それでも30%は対応していてもおかしくない。

 先日の日記のあと、しばらくP2B-NをメインPCとして使っていた。しかし、PCIビデオカードのGA-SV408(Savage4 Pro+チップ)がフルカラーで遅いなど、いくつか問題があり、結局以前のミドルタワーに戻してしまった。
 Book PCは場所を取らず、便利なのだが、ばりばり使うには力不足らしい。なかでも、AGPビデオカードが使えないのが大きい。Low Profile AGPの充実に期待しよう。

 そのGA-SV408だが、速度はともかく、画質はなかなかであった。ATI製カードのような、しっとりとした画面である。以前使った、同じSavage4搭載のCreative製カードと較べると、雲泥の差だ。やはり、アナログまわりは、メーカーによって大きく違いが出るようだ。

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