Xeanagama batillifera(その3)

英名:Club-tailed dwarf agama
和名:シャベルカワリアガマ、クラブテールゼノガマ
など


5.雌雄差・行動など
5-1.雌雄判別
これは簡単ですね。

オスは前肛孔がくっきりしていて、黄色い蝋状物質が出ています。
また尾の裏面と肛門との間に、細かいうろこに覆われた部分があります。

メスでは、前肛孔がなく、細かいうろこに覆われた部分が狭く、殆どないように見えます。


また、オスの場合、喉が青く染まります。

絶好調の場合、喉が青くなるだけでなく、体色は黄色くなります。(アロエが邪魔・笑)


5-2.
社会的な行動
雌雄を問わず、他個体に対し、誇示行動を行います。

前足、後ろ足ともつっぱり、体を持ち上げ、やや側扁させて、相手に示します。
平常時は、後ろ足を持ち上げることはなく、また、腹が地面より離れることはありません。
上の画像では、ちょうど別の個体の下半身が見えていますが、それと比べてもらうと判るでしょう。
それとは別に、オスでボビング(お辞儀のように頭をひょいひょい動かす行動)が見られます。

ボビングの場合、後ろ足は立ち上がらず、前足のみで腕立て伏せをする感じです。
その他、オープンスペースで8の字を描きながらくるくる回るというのも見られました。

体側誇示は、その行動の後、他個体を追い払うこともありますし、対象の個体は逃げ出すので威嚇行動であることは間違いありません。
それ以外の行動の意味は、まだ良くわかりませんが、社会的なコミュニケーションであることは間違いないでしょう。

(闘争行動)
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