Xeanagama batillifera(その2)

英名:Club-tailed dwarf agama
和名:シャベルカワリアガマ、クラブテールゼノガマ
など

3.ケージのセッティング
とりあえずどの様に飼いはじめたか。
色々な文献をあたったり、先人からの情報をいただきまして、自分なりに大まかな飼育環境を想定し、その上で設定しました。

3-1.ケージのサイズ
協調性は良いという情報とメスが高圧的、という情報がありました。
激しく争うと言うことはないようだ、と書きましたが、発情するとオス同士が相当のケンカもします。(その4・闘争にまとめてみました。)
社会的な威嚇行動は頻繁に見られます。

メスでも威嚇行動は、見られるのですが、闘争にまで発展することはないようです。
とりあえず90cm×45cmの床面積で、複数飼育をした場合、発情していなければ、すぐにタテスジマブヤの様な危険な状態になることはありません。
また、ある程度つつきの順位(Pecked order)ができるらしく、導入時から複数をいっしょに飼育し始めると、比較的穏やかにいられるようです。


3-2.床材
穴掘りが好きです。四六時中掘っています。
で、掘れる材質が良い訳ですが、乾燥したときに崩れていくような材質(砂やヤシガラ土など)は不可のようです。
これはかなり重要なポイントのようで、がっちり固まる粘土質が理想のようです。
田んぼの土ってのも考えましたが、とりあえず赤玉土を7cmほどに敷き詰め、湿らせて乾燥を繰り返し、固めていますが、イマイチかな。

3-3.シェルター
前述したように隙間が好き。
と言うわけで、ブロックを床材の上においています。
下を掘られて傾いたり、圧死を招いたりしないように、床材の深さと同じ高さの位置になるよう支えを入れて固定しています。

3-4.温度
高温を好むというのは間違いないので、昼間はホットスポット直下を55℃くらい、ケージの雰囲気を30〜35℃くらい、シェルター内を25℃くらいになるようにしています。これだけ暑くても、ホットスポット直下に来て温まっています(笑
夜間は照明やスポットを消して、20℃くらいまで下げています。

3-5.照明
照明は不可欠です。紫外線要求量も高そうなので、それなりの照明が必要と思います。
私は、HIDを使用しています。
できれば太陽光を週に一度でも浴びせて上げられたら、その方が良いと思います。夏になったら屋外飼育に切り替える予定です。


4.餌・水

4-1.餌
餌は昆虫と若干の植物。
コオロギに対する反応は良いです。一回に2〜3匹、毎日〜2日に一度くらいのペースで食べています。
植物への反応は、それほど顕著ではありません。週に一度くらい供給したのでも大丈夫と言う情報もありました。
このあたりは、まだハッキリしない部分です。

4-2.水
水は飲みます。水入れからも、日に一度くらい、ごくごくと言う感じで飲みますので、水入れの常設をした方が良いと思います。
水入れの設置時に注意することは、床材面と水面を同じ高さにすること。
つまり、水入れを床材に埋めると言うことです。

その際、水入れの中にも土を入れてやると何故か見つけやすくなるようです。彼らが野生状態で認識していた水溜りにイメージが近いのでしょうか?

(行動など)
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