| おおぐま座 |
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| 北斗七星がしっぽです | ||
| おおぐま座を構成する星は、北斗七星以外に明るい星はないので 夜空の明るい街の中では、北の空を広くおおっているおおぐまの 姿を見つけだすのは、少し難しいかもしれません。 おおぐま座の歴史は古くて、5000年前のバビロニアにすでにその原型が 見られます。この当時は「大きな車」と、呼ばれていました。おそらく北斗七星の 姿が、引き車に見えたのでしょう。 おおぐま座になったのは、それから約1200年も月日がたってからのことでした。 |
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| 南中位置での見つけ方 | ||
| 1.まず北を向いて、天頂近くにあがった北斗七星を見つけましょう。 東西にげんこつ二つ半の大きさで、ひっくり返った形の北斗七星が 見つかります。 北斗七星はクマのお尻としっぽにあたります。 2.次は鼻先を探してみましょう。 北斗七星のα星から、西(左)へげんこつ二つ分の位置にある3等 星がそれにあたります。 この星から南(上)へげんこつひとつ半 のところに、斜めに並んでいる3等星と4等星を探して見ましょう。 この二つの星が、クマの前足の爪の部分です。 3.最後に後ろ足の爪の部分の、見つけ方です。 北斗七星のますの部分から、南(上)へげんこつ二つ分の位置の両側に 4等星がペアを組んでいるのが、見つかります。西(左)側がみぎ足の 爪で、東(右)が左足の爪です。 |
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| ★おおぐま座探検のポイント | ||
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★北斗七星 星が描き出すさまざまな形の中で、特に知られた形です。肉眼で見えるα星、 β星、γ星、δ星、ε星、ζ星、η星からなっています。この七つの星が描き出す 形は、各国でさまざまな形に見立てられています。ひしゃくのほかにも、ソースパン、 馬車等々です。北斗七星は一番外側の、α星とε星を除いて、すべて同じ方向に 空間を移動しつつあって、いわゆる運動星団を形成しています。 |
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| ★ζ星(ミザール) 多重星です。視力の良い人ならば肉眼で、または双眼鏡を使えば、2.2等級のこの が、アルゴルまたは80番星と呼ばれる4.0等級の伴星を、従えているのが見られます。 ミザールとアルゴルは、地球からそれぞれ78光年と81光年の距離にあって、連星では ありません。 |
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M81・M82【おおぐま座の系外銀河】 おおぐま座の頭の部分に見える、2つの明るい系外銀河がM81とM82です。 それぞれの明るさは6.9等と8.4等でともに1800万光年彼方に浮かんでいます。 おおぐま座の中ではもっとも明るい銀河なので、春霞がかかったやや条件の悪い 星空でも、双眼鏡を使えば2つの小さなぼんやりとした光点として、確認することが できるでしょう。
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