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オリオン座 | ![]() |
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![]() オリオン座は数ある星座の中でも、北斗七星と並んでとてもなじみ深い星座でしょう。 冬の南の星空を見上げれば、ミンタカ・アルニラム・アルニタクの三つの2等星が並ぶ 有名な【三つ星】を中心として、力強くこん棒を振り上げた、勇壮な青年の姿が浮かび あがります。 冬の星空でひときわ目立つ星座のためか、ギリシア以外の多くの地池で もこの星座を、神勇者になぞられることが多いようです。ギリシア神話では巨人にして、 優れた腕を持つ狩人オリオンとされていますが、古代アッシリアでは、農業の神タンム ーズの姿とされ、スカンディナビアは巨人オルナンデルと見ています。 日本でもオリオン座は様々な名前で呼ばれています。まずは星座全体をさして「鼓星」、 三つ星をさして「三光」「親孝行星」「親担い星」等が一般的な呼び名です。 また、オリオン座の二つの一等星、α星のペテルギウスとβ星のリゲルも有名な星で す。 ペテルギウスとおおいぬ座のシリウス、こいぬ座のプロキオンを結ぶと、冬の夜空に 巨大な三角形「冬の大三角形」ができあがります。また日本では、ペテルギウスが赤み がかったオレンジ色、リゲルは青白い光を放っているので、平家の赤旗、源氏の白旗に 見立てて、平家星、源氏星とも呼ばれています。 | |||||||||
★南中位置での探し方 1.まず最初に、真南に上った三ツ星を探してみましょう。真南を向いたら、げんこつ 5個半のところを探します。小指の幅位の間隔で2等星が3っ並んでいる星が見つか ります。この星がオリオンの腰ベルトの部分です。 2.次は体の部分を探します。先ほど探した三ツ星から北東(左上)にげんこつ一つの 所にペテルギウス、南西(右下)にげんこつ一つのところにリゲルが見つかります。 この二つともう二つの2等星を結んで、三ツ星を囲む縦長の四角形を探しましょう。 3.最後にペテルギウスから北(上)へげんこつ一つ分のびる、こん棒部分と、西(右) 側にげんこつ一つ分の長さで弧を描くように南北(縦)に並んでいる、盾の部分を 探せば、その雄姿が完成します。 |
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★オリオン座大星雲M42 【冬の星空を代表する大散光星雲】 冬の代表的な星座であるオリオン座の、三ツ星の下を見ると「小三ツ星」と呼ばれて いる、縦に並んだ3つの星が輝いているのが見えます。そのちょうど真ん中に見える のが、有名な(オリオン大星雲)M42です。肉眼で観察してもその輝きは確認 できますが、双眼鏡を使えば、まるで鳥が羽を広げたような姿を、鑑賞することも出来 ます。
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