Series Data
背景となる物語を紹介します

シリーズの作品情報やレビューも含みます
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− 本編 −
狂王の試練場
リルガミンの遺産
ダイヤモンドの騎士
災禍の中心
禁断の魔筆
ストーリー・オブ・リルガミン
その他
音楽CD
− 外伝 −
女王の受難
古代皇帝の呪い
闇の聖典
胎魔の鼓動
ディンギル
その他
音楽CD
− 他の作品 −
旧パソコン版
PC-エンジン版
プレイステーション版
ワンダースワン版
ゲームボーイカラー版
ウィンドウズ版
音楽CD
 ファミリーコンピューター版 『 ウィザードリィ 』
〜 物語 〜
魔法使いワードナに魔法の魔除けを奪われてしまった狂気の大君主トレボーは、国中にお布令を出して奪還する為の戦士を募りました。
取り戻した者には、莫大な賞金と名誉ある称号を授けるというこの話に、各地から冒険者が集まって来ました。

正式名称はウィザードリィ、もしくは Wizardry Proving Grounds Of The Mad Overload ではないかと思います。
一般に、邦題はシナリオ名を含めて「 ウィザードリィ 狂王の試練場 」と表現されます。
シリーズ中、最高の作品と評されています。
作品内容ですが、
ドラゴンクエスト等に比べると、かなり分かりにくく不親切な作品です。
ゲームの性格が違う以上、比べる事自体がナンセンスなのですが、一般人向けRPGというジャンルの開拓課程にあった日本おいては極めて敷居の高い作りであり、それがそのまま欠点となっています。
これは今日のコンピューターRPGにも当てはまります。
「 物語性や画面表現力の及ばない過去の栄光作 」と
「 やればクリアできる作業ゲーで満足するヌルゲーマー 」を並べると、ゲームの物差しが分かって来そうですが、
ウィザードリィは、やってる事は作業ばかりでありながら、作業ゲーには作られていません。
必死になれます。
作業ゲーとは違い、むしろ必死にならなきゃ勝てません。

今管理人は、こんぴーたーゲームはつまるところポーカーやブラックジャックと同じだと考えています。
ここに物語や演出と称して作業を強要させると、プレイヤーは楽しむ為に時間を捨てる必要に迫られてしまいます。
この作品は、そんな問題をクリアにしているような気がします。
例えばシューティングゲームの弾避けはテクニックで乗り切れる訳ですが、ウィザードリィはサイコロです。
運命を他者に委ねるなんて馬鹿馬鹿しい、とはもっともな意見でしょうが、管理人に言わせれば弾避けだって運です。
当たる時は当たるし、先々の局面で勝負しなければボンバーだって底を尽きます。そもそも勝負しなけりゃ熱くないと思います。
ただ、この作品はゲームバランスも最高だと言われていますが、管理人には少々マニア過ぎるように感じます。
クリアするまでに稼がなければならない経験値は莫大です。
それをサイコロひとつで無に帰すゲームルールは、物語が皆無なだけに前進感が得られないと言うか、徒労感でいっぱいになってしまいます。
個人的には、必要な経験値を半分か三分の一ほどにしてもらえれば、色々な罠に痛い目を見ながら、クリアまで楽しんで頑張れると思うんですよね。
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 ファミリーコンピューター版 『 ウィザードリィU・リルガミンの遺産 』
〜 物語 〜
ワードナの魔除けを取り戻す冒険から、数世代後の世界の物語です。
世界は、毎日のように異常な天災に襲われていました。
リルガミン王国の賢人たちは、その災害の真の理由を解き明かすには、ル・ケブレスなる龍によって守られている神秘の宝珠の力が必要と考え、世界の混乱を解決する為に、英雄の子孫や勇敢な冒険者を呼び集めました。
冒険者たちは、この星の力そのものであるというル・ケブレスを探し出し、宝珠を手に入れなくてはなりません。
「 世に危機現る時、リルガミンは常に自ら先頭に立ち、その危機に立ち向かってきた。
今や、汝らがその先頭に立ち、人々を救うのだ。これぞ、リルガミンの遺産なり。 」

英語表記では Wizardry Legacy Of Llylgamyn です。
アスキー社から発売された「 ターボファイル 」を使えば、前作のキャラクターデータを移す事ができます。
ターボファイルは、対応したゲームのセーブデータを退避させておける外部記憶装置です。
町外れのメニューで利用できました。
ウィザードリィの他にはフリートコマンダーが対応してましたが、あれはターボファイルが無いとセーブそのものが出来ませんでした;
ウィザードリィでは、ターボファイルはあくまでマニィ向けのオプション的な位置づけとなっています。適切な対応だったと思います。
原作のパソコン版の場合はフロッピーディスク一枚で解決するので、前作のキャラクターデータを使う事が前提としてデザインされたウィザードリィを、いかにしてファミコンに移植するかが問題だったようです。
結局、新しく作ったキャラクターでゲームを始めるというデザインに落ち着きましたが、この問題のお陰で、ファミコン版は原作の二作目と三作目が逆順になって発売されたのでした。
ちなみに、ターボファイルは不揮発性ではありません。
乾電池が切れてしまうと、やっぱりデータは消えてしまいます。乾電池をひとつづつ交換すればデータが消えないとか何とか…。
大切なキャラクターが消えてしまった時の為に、ぜひ欲しい装置のように思うものですが、実際ウィザードリィのデータが消えたという話はとんと聞きません。
タイミング的に、わざわざ自動セーブポイント付近でリセット技なる強制ブレイクが多用されるゲームであるにも関わらず、データが破壊されにくいというのは素晴らしいです。エラーの自己訂正を組んであるのでしょう。
もっとも、管理するデータといえばキャラクターのデータくらいしかない程にさっぱりした作品な訳ですが;
で、ゲームですが、
パーティふたつ分のメンバーを成長させなければならないとか、前作とは比較にならないほど仕掛けが多いという点が挙げられます。
遭遇が少なく、レベルが上がり辛いという退屈な期間があります。
情報量の少なめな作品だけに、自力で解くには難のあるところもあります。
この辺が、ロストというキャラクター消滅のシステムを持つ本作としては厳しめな仕様でした。
管理人の友達は、パーティが最上層で全滅し、イベント用の重要アイテムを抱えたまま死体が残されてしまった為にデッドロック状態に陥り、投げ出したらしいです;
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 ファミリーコンピューター版 『 ウィザードリィV・ダイヤモンドの騎士 』
〜 物語 〜
リルガミンの街はニルダの杖の力によって侵略者から守られていたが、内部の者に対しては何ら力を持っていなかった。
ダバルプスは闇の力に助けられてリルガミンの王位を奪い、若きマルグダ王女とアラビク王子は落ち延びた。
旧王家の姉弟は力を合わせて、偉大なる英雄ダイヤモンドの騎士の伝説に名高い鎧を取り戻し、アラビクは神秘的な装束に身を固めてリルガミン城へ攻め入った。
ダバルプスは倒れたが、彼は死ぬ間際に呪いの言葉を発した。
城は崩れ落ち、大地には穴が残され、ダバルプスとアラビク、そしてニルダの杖は消え失せた。
杖が戻らなければ、リルガミンの街は滅びてしまうであろう。

英語表記では Wizardry Knight Of Diamonds です。
管理人を虜にしてしまったのはコイツです。
まったくウィザードリィというのは創作魂とゆーものを植え付けてくれるもので、管理人はこの作品に出会って以来、TRPGをやるようになるわ、絵を描くようになるわ、本も読まんくせに小説にまで手を出すわ、恥ずかしすぎる過去がいっぱいです。
あ、まさかこのページも恥ずかしい内に入るのだろーか。ぅぅ…
そーゆー試みが上達すればそれは立派なもんですが、管理人は勉強しないおバカなので進歩がなく、こんなページがせいぜいでぁぁ…;(←こんなトコで卑屈になってどうする)
む、ゲーム内容でしたっけ。
ファミコン版最後の作品です。原作パソコン版では二作目のシナリオですが、ファミコンでは三作目にあたります。
原作の謎かけとは異なり、アイテムの連続交換というイベントを軸にシナリオは進行して行きます。
しかしシナリオ内容はパソコン版と一緒です。
バランス調整も絶妙で、内容も濃いです。石壁しかないダンジョンに、勝手にドラマを感じてしまいます。
初心者でも(楽しみのある)苦労をしながら、プレイヤー自身が成長してゆけるし、最下層は上級者向けに設計されていて、シナリオ達成後も長く楽しめる作りになっています。
イベント上入手できるアイテムで無限に体力回復できたりと、僧侶(=美少女キャラ)が歳をとらなくて済む仕様は嬉しかったです。
タイトル画面のまましばらく置くと、挿絵付きで物語が流れます。英語ですが、一見の価値ありです。
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