Episode
管理人のおしゃべりです
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 妄想リプレイ
基本とゆーか、やっちゃったとゆーか…。(でもやる)
久々にざぁどりをやって書いた、管理人のリプレイです。
妄想なので、こーゆー風なスタイルもあるんだね、くらいに思って下さい。呆れたら、すぐに読むのをやめて下さいごめんなさい。
これは元々、トップメニューの近況コーナーに書いたものです。
ざぁどりを知らない人にも読めるよーな文ですが、ざぁどりは何でかんでこーゆーもんな訳ではありませんので誤解なきよう;
でも外伝T女王の受難の地下六階までネタバレになりますので注意して下さい。



無くしたと思ったスーパーゲームボーイが出てきたので、女王の受難をノーリセット・プレイ開始。
初回プレイ時は途中でカートリッジが壊れた(管理人のせいではない)ので、買っておいた新品の復刻版で挑戦です。

何しろリセット技を使わないつもりな訳で、死んだら年齢が上がってしまう。
地下一階から大切に、大切に…。
と、レベル1でいきなり盗賊が死亡。
寺院への寄付金が足りないので蘇生させてもらえません。
仕方がないので別の盗賊を加えて、金を得るべく地下迷宮に向かう六人…。
今回最初のドラマは金欠だったか;

辛うじて満額を稼ぐも、またもや盗賊が死亡。
とにかく最初の盗賊だけ蘇生してもらって、再び迷宮に潜り、死と金のルーレット。
ようやっと稼いだお金を寺院に献上するが…ボシュ。
「いやあ〜失敗してしまったのう〜。さて更に寄付金だしたらもっと凄い事してあげる♪」
しっかり頼むよじいさん…。
「ねんじろ〜ねんじろ〜〜ボシュ。」
じ、ジジィッ!
開始早々の初ロストでした。

その後の死闘で魔法使いの年齢も三歳ほど上がってしまったけど、大切に育ててる甲斐があり、パーティは順調に力をつけてゆきました。
そしてついに地下六階へ降り立った。
そこそこ行けそうだったので二回目の戦闘に挑んだのがまずかった。
どろどろの殺し合いにもつれ込み、メンバーの五人が絶命。
四グループもいた相手も、あと残りはたったひとりという状況だ。
戦士対トモエの、剣対刀の勝負が始まった。

戦士の行動=逃げる →逃げられない
トモエの行動=斬る →外れ

戦士の行動=逃げる →逃げられない
トモエの行動=斬る →外れ

果たして、ここで更に逃走を試みたのならば、それは良い結果をもたらしたものだろうか?

戦士の行動=斬る →外れ
トモエの行動=斬る →当たり

最後の一斬。それは無情にも残り体力を無視した一撃必殺、クリティカルヒット…。

パーティは全滅しました。
かくて最下層には六つの惨殺体が散乱し…。


普段はマイキャラをなでなでする(?)だけで、ちょっとやっては別のゲームを始めたがる管理人。
しかしこうなるともう没頭します。
どうにかして助け出さねば落ち着いて眠れたもんじゃないのです。
セカンドパーティをレベル1から育て上げ、死体回収に向かわせました。
最初のパーティが全滅したのは、最下層に侵入してふたつ目の部屋。となると最低二回の戦闘に勝たなければならない訳で、単純に考えても今まで以上のプレイ時間が必要になります。
最近の方々には到底受けそうにない、実にヘビィな作風ですこと。

マスターレベルに達したセカンドパーティの面々は、ついに最下層へ降り立ちました。
二度の戦闘も、遭遇した魔物が弱めな相手だったので難なく撃退です。
そして死体たちと対面…。
この瞬間がホントあれなのです。
うまく言えないけど、もう、あぁ…って感じなのです。

死体はどれも食い散らかされるような事もなく、五体満足に残っていました。(←妄想)
運びきれないので、まずは僧侶さんだけ担ぎます。
地上に戻り、寺院に寄付金を納め、僧侶さん蘇生です。
一晩おいてだいぶ落ち着いた僧侶さん。酒場の机でセカンドパーティと話し合い、自らも救出に向かいたいと言い出します。(←妄想)
蘇生したばかりの身体で無理するな、ここは俺たちに任せておけ、などと説かれ、結局は地下迷宮の入り口で一行を見送ったのでした。(←妄想)
城下街に残り、無事と成功を祈る僧侶さん。(←妄想)

しかし、彼らは帰ってこなかった…。

目的地の目前、扉一枚を隔てたという所で最強の破壊呪文を操る相手に襲われたのだ。
これで最下層にふたパーティ、計十体の死体が転がる事態に陥ってしまった。
迷宮内に残された死体は、時間が経つほどに荷物を漁られ、死体を荒らされ、蘇生の見込みはどんどん失われてゆきます。
また別のパーティをレベル1から育て上げなければならないのだが、気ばかりが焦る焦る。

城下街で待ち続けていた僧侶さんは、とうとう地下迷宮に踏み入りました。
パーティのメンバーは、死体回収の為にメンバーから外されていたセカンドパーティの盗賊と、まだ冒険者として初歩的な魔法も覚えたてというふたりの魔法使い。
人数が少ない分、リスクは大きい。
しかし得られる経験値も少人数で山分けだ。
一刻も早い成長が必要なのだ。
そう、求めているのは成長であってお宝ではない。
幾度か戦闘を繰り返すうちに、盗賊が役に立っていない事に気が付いた。
盗賊を外し、サードパーティはルーンマスター三人という、物理攻撃を放棄した構成となりました。
しかし経験値は三等分。出し惜しみ無しの連続魔法で圧倒する戦法は成功し、全キャラクターの中でも最高のレベルにまで急成長しました。

魔法使いの欠点は、重く固い装甲をまとえない事と、少し深めの傷を負ったら致命的という事です。
念には念を入れるつもりで地下五階で更なる経験を積んでいた時、こまめに地上へ戻ればいいのに、もう一回は戦えるだろうと欲を出したのが運の尽き。
集団で現れる魔物は、魔法使いにとっては有利な戦闘なので、いつも通りに魔法を唱える…。
しかし呪文の詠唱に手間取ってしまい、なだれ込まれるように物理攻撃を受けてしまった。(←妄想)
相手の接近を許してしまうと処置が無い。(←妄想)
一手目で消し去れるはずだった相手に襲いかかられ、戦略は狂うばかりだ。(←妄想)
魔法使いの欠点としては、もう一例知っておくべきだったのだ。
後手に回った時、魔法使いの戦力は激減するという事を…。

魔法使いふたりを失い、僧侶さんはたったひとりで十匹以上の魔物に囲まれていた。
次の一手はどうすべきか。
自分の魔法が早く、相手を抑えられるか。それとも逃走を図るか。
究極の選択である。
しかもこれはトラウマでもある。
今救出に向かいたいパーティの最後の一斬は、まさにこの選択と同じものだったからだ。
…そして。
相手の行動を封じて、二手目で逃走を図る。
これが精一杯の決断だった。

地下五階の冷たい床に、冷え切った三体が放置される。
不幸中の幸いなのは、死体が荒らされた様子の無い事くらいだった。
もぅ目を覆いたい…。
しかしここで救出を諦めきれるような生半可な愛情は注いじゃいない。
再び新たなパーティを編成し、地下一階で戦闘を繰り返す。
既に十年来のマイキャラは使い果たし、フォースパーティは新しめのキャラクターたち四人組で挑むのだ。

これまでの死体回収と決定的に違う点は、目的地が地下五階へ降りてすぐという事。
つまり、地下五階に巣食う魔物とは戦闘をしなくても死体回収は可能という訳なのです。
でも地下五階へ降りるには、ある鍵が必要なのです。
その鍵さえあれば、たとえレベル1のキャラクターひとりでも回収できちゃいそうなんですが…。
今度の旅は、その鍵の入手が当面の目的です。

フォースパーティは四人組。
セカンドパーティの盗賊は、サードパーティから追い出された後、フォースパーティにも加われませんでした。
「どうせ罠係なんて作業担当には、面倒な雑用任務でしかお呼びが掛からないよな」
なんて演出ゲーを作りたいプログラマみたいな像を重ねちゃいます。
ちょっと、哀れ。

フォースパーティは地下三階でアンデッドモンスターに麻痺させられてしまい、全滅です。
パーティ全員が麻痺した場合は、戦闘シーンは強制中断し、全滅扱いとなります。
麻痺は自然回復しないので、戦闘が続けば全員死亡するはずなんですが、この辺ウィザードリィにしては珍しく救いのあるルールとなっています。

この時点で、地下迷宮内には計四パーティ、十三人の死体と四人の行動不能者が取り残された状況となっています。
またこれ以上、冒険に出られるほどのキャラクターを新たに作るだけの枠も残っていません。
最初に全滅したメンバーも、死体はまだ残っているみたい。
なかなか凄惨な状況ですが、ここが今回の救出劇のターニングポイントです。
ここからは管理人の可愛いキャラクターたちが次々と生きて地上へ這いあがる、格好いい見せ場のみっ!

まず、散々なまでに利用価値を見い出して貰えなかったセカンドパーティの盗賊が、たったひとりで地下三階へ侵入(彼はやけくそになっていた)。フォースパーティの四人を地上へ生還させます。
奇跡の大救出劇が始まりました。
この盗賊、ここへ来て大活躍です。プログラマ像を重ねた管理人もこういう結末に辿り着きたいもんです。
寺院に寄付金を納めて、麻痺から回復したフォースパーティは、地下三階のハイプリースト一団を見事に皆殺し。地下五階への鍵を入手します。
地下五階へ向かい、誰とも遭遇しないように警戒しながら、サードパーティの死体を回収。僧侶さん、全滅から二度目の復活です。

サードバーティは蘇生した感覚が戻ると、地下五階で再び腕を磨き始めました。
例え全滅しても、フォースパーティがすぐ助けに来られるという安心感があります。
そして、セカンドパーティが全滅した頃はまだ初歩的だった魔法使いが、ついに最強の破壊呪文を会得したのを機に、最下層の回収に乗り出しました。
それは実に快進撃。
出し惜しみのない破壊呪文にものを言わせて、ついに全員を地上へ連れ戻す事に成功したのです。

蘇生の為の寄付金で、貯金が半分以下に減りました。
しかも最後のひとりは蘇生に失敗して灰化です。
もうここでこんな生臭坊主には頼れません。
レベルが下がる代わりに願いが叶うという、魔法使いの呪文を使って100%蘇生です。
この後レベルが下がらなくて済む裏技を使おうとして失敗しました。
経験値ガッポリ取られました…。

蘇生されたサムライ君が言います。(←妄想)
「ええっ、あいつが俺の蘇生に自分の努力を犠牲にしたのか…」
背後から、
「失敗しただけよ。」
サムライ君、魔法使いさんとなかなか距離が縮まりません。(←妄想)

長文を読ませておいて、こんなの退屈な駄文と言えばそれまでですが…。
このようにウィザードリィにはドラマがあります。それは決して用意されたものじゃないし、特に苦境に陥ったら必死にならなければ這いあがれないとゆー厳しさは、むしろゲームは不毛に時間を費やすだけのものじゃないと思えてくる(場合もある)のです。(え?)

最近のウィザードリィは、不利な結果はリセットして事無きにするという前提がある傾向です。
そーゆー作品は得てして演出に凝っていて好きですが、今回みたいな作風は初めてやった頃の熱い感動があって、ああやっぱりこーゆーのもいいなあ、と想うのでした。
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