〜 9月14日 〜


ご主人様〜、ご飯できたよ〜
・・・・・・ただいま〜♪
あ、このみちゃん。お帰りなさい。思ってたより早かったね☆
うん。ホントはまだいろいろ残ってたんだけど、こっちも放っておくと心配だったし。
あ! それがね、メルルちゃんが風邪で倒れちゃって。大変だったんだよ。
あらら。それで、大丈夫なの? メルル。
うん。ご主人様と病院行って・・・・・・今は寝んでる。
そっかぁ・・・・・・。じゃ、あたしがご飯作らないとだね。すぐ着替えてくるから! (たたたた・・・・・・)
あっ、それならわたしが作ったのに☆ ねー、ご主人様〜? あれ?? どっか出かけちゃったのかな?
(すたすた)・・・・・・お前、人の部屋の前でお玉なんか振り回して、なにやってるんだ?
あ! ご主人様。ご飯できたよ
(う・・・・・・)。そ、そーか。匂いからするともしかしてカレー・・・・・・だったり?
うん☆ いちばん得意だし!
お前な〜、そりゃカレーは栄養あるだろーけど、病人向きとじゃないと思うぞ、俺。
そうかな〜? でも大丈夫だよ、じっくり煮込んだから、材料やわらかくなってるし。
・・・・・・・。まあ、それはそれとして。メルルの分はいいよ。さっき部屋に行って置いてきたから。
あ、もう起きてた?・・・・・・・え? あれ? 置いてきたって、だめだよ、コンビニのお弁当じゃ〜!
誰もコンビニ弁当だなんて言ってないぞ。まあ俺も大したモンは思いつかないし作れないからな、とりあえず食べやすいモンと思ってシチューと薄味のミニロールキャベツ作ってみたけど。
え? え?? 作ったって、誰が? どこで? あれ????
だから。俺が。ティールームの方のキッチンで。
えっ・・・・・・ええぇぇぇっっっっ!? ご主人様、料理なんかできたの!?
・・・・・・そ、そんなに驚く事か? (ちょっと傷つく)
(とことこ) ????
じゃ、じゃあわたしが作ったカレーは?
・・・・・・・。
・・・・・・・カレー?
・・・・・・・。
・・・・・・・そんな目で見るなって(ため息)。そっちは健康な俺が食うってば。
良かった〜☆ わたし、一生懸命作ったんだから
そ、そーか。・・・・・・・そーいや実は初めてか、みよりのカレーって。
〜〜〜〜〜食堂〜〜〜〜〜
・・・・・・・。
(にこにこ)。
カレー・・・・・・に見えるね。一応。なんかほとんど具が溶けてるみたいだけど。
ふにゃ(くんくん)。
(スプーンを握りしめ、じっと見る・・・・・・・)。
(ひそひそ)・・・・・・俺が食うとは言ったものの・・・・・・。
・・・・・・。
(ひそひそ)本当にいいのか、俺? 本当に挑戦できるのか!?
(ひそひそ)・・・・・・お前な、勝手に俺の心理状態を読みあげるなよ。
どーしたの? あ、あとサラダもあるの! 冷凍庫から出してくるね!
冷・・・・・・凍庫?
はい、お待たせ! 牛肉が余ったから、冷肉のサラダっていうの作ってみたの☆
・・・・・・・(がくっ)。
みよりぃ。冷肉のサラダってね、冷凍したお肉の事じゃないよ。
え、うそ!?
みゃ〜? (かぷ)・・・・・・ふみゅう(諦める)。
(ため息)まあ、そっちは置いておくとして・・・・・・(ごくっ)。
(ひそひそ)そう、たとえどんな危険が待ち構えていようと、今だけは男として逃げるわけにはいかない。ああ、今の俺って、かっこよすぎる!
(ひそひそ)だから、読みあげるなっての。ひょっとして俺の顔のどこかに書いてあるのか? なんでそんなに分かるんだ?
もお、愛してるからに決まってるでしょ?
え!? な、なにが!?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・。お前、冗談もほどほどにしとかないとな、・・・・・・今夜あたり襲うぞ。
・・・・・・。
(ちら。・・・・・・ちら)・・・・・・そだね。って、時間稼ぎはそれくらいにして、と。冷めたらぜったいおいしくないと思うよ。
そ、そーだな。(おそるおそる・・・・・・ぱく)。
(こっそり)どう、おいしい?
おいしいでしょ!?
(・・・・・・より、自信があるわけね)。
・・・・・・・まあ。思ったより、食える。めちゃくちゃ辛いのかと思ってたが・・・・・・。
ねっ☆
が、なぜカレーがこんなに甘いんだ!? すでにカレーの味じゃないぞ。それに、この緑色の皮みたいのはなんなんだ?
あっ、それたぶんカボチャの皮!
中身はどこいっちゃたの?
・・・・・・ぜんぶ溶けちゃったのかな?
だからこんな甘いのか(汗)?
あとねー、隠し味に入れるとおいしいってどっかで聞いたから、ヨーグルトとハチミツとチョコレート入れてみたんだけど☆
(ぐっ)・・・・・・しかもなんか、葉っぱが出てきた・・・・・・。
ベイリーフ。香り付けに入れたの。
で、普通は煮たら取り除くんだけど。
あれ? そんなことカレーの箱に書いてあったっけ?
みゅ? にゃ。・・・・・・みゃあ
あ、みゃあちゃんは気に入ったみたいよ。甘いから。
このみちゃんも、カレーでいいでしょ?
え、あ、あたしは〜・・・・・・そだ、ご主人様のシチューって、まだ残ってる?
ん? ああ。ティールームの方の鍋ン中。
じゃああたし、そっちにしてみよっかな。ちょっと興味あるし。
え〜、おいしいのに〜。あ、でもわたしもちょっと食べてみたい♪ ご主人様い〜い?
あ? ああ。止めはしないが。
〜〜〜〜〜20分後〜〜〜〜〜
・・・・・・あれ? ご主人様もう食べ終わったのかな? お代わりもあるのに〜☆
あ、ちゃんとぜんぶ食べたんだ。えらいえらい。
みゃ♪ (ぺろぺろ・・・・・・食後の洗顔)。
みゃあちゃんももうごちそうさま? じゃあわたしたちも食べよっか。
あ! そういえば温めてからお鍋持って来るんじゃなくて、こっちに持って来てから温めればよかったのかな。
あ、そっか。なんか思いつかなかったね。・・・・・・あ、いい匂い♪
ほんと。実は意外とおいしいかも?
・・・・・・(どきどき)。
どしたの?
え、ううん! いただきまーす!・・・・・・・あ。
あ、メルルが作ったほどじゃないけど、ちゃんとシチューになってるじゃない。もうちょっと塩入れた方がいいかもしんないけど。
・・・・・・・。
????
(おもむろに立ち上がり、カレーをよそう)
みより・・・・・・そんなに食べると太るよ。
太んないもん! (ぱく)・・・・・・・。
(しずしず)あ・・・・・・・このみさん、お帰りなさいませ。
あれ、メルル? 起きてきて大丈夫なの?
はい。ご主人様にお手間をおかけするのは申し訳ありませんので、自分で食器を下げに参りました。
え〜、どうせだから甘えればいいのに♪ ま、洗い物とかこっちでやっとくから♪
はい。お願いします。
ねえ! メルルちゃん! ちょっとだけこのカレー食べてみて!!
え? はあ。なんだか・・・・・・・個性的なお味ですね。
・・・・・・やっぱり・・・・・・。
あの、それで・・・・・・・。
あ、いいのいいの! じゃあメルルちゃんは休んでて! あとはやっておくから!
はい。(ぺこり)。
(ひょい) あれ、メルルこっちにいたのか。薬は食後30分以内だぞ。もう飲んだか? できるだけ休んだ方がいいけど、眠れなければ話し相手くらいは俺もつき合うから。
はい・・・・・・・。(しずしず)
あ、みより。まあ、なんつーか・・・・・・・次からはカレーにアーモンドチョコを入れるのだけはやめてくれ(苦笑)。 (すたすた)
みゃああ〜☆ (とことことことこ)
そんなの入れたの!?
う、うん。お菓子の棚に入ってたのがそれだけだったから・・・・・・。
あ、あはは・・・・・・・。あ、そだ。なんかさっきのご主人様って、心配症っていうか過保護な父親みたいだったね〜。
・・・・・・。
・・・・・・みより?
あのね、ご主人様の作ったシチューって、とってもあたたかったの・・・・・・。
そりゃ、温めなおしたし・・・・・・。
ううん、そうじゃなくって。ご主人様、このカレーぜんぶ食べてくれたんだよね。おいしくなかったのに・・・・・・まずいなんて言わなかったんだよ。そしたら、わたし・・・・・・。
そっか。・・・・・・教えてあげよっか? 料理。
うん、・・・・・・次はちゃんと、作ってあげたいから・・・・・・。
だいじょーぶ、料理は愛情、だよっ♪



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