GROUND TOURING with 220

 津軽海峡夏景色(函館2泊3日)の巻

 榎本武揚編

 強い揺れがあり、目が覚めた。4時30分、丁度よい時間だ。外にはもう、函館山が見える。シャワーを浴び、身支度を整えるとクルマに乗った。フロア一面排気ガスが充満していて気持ちが悪かった。下船して、函館駅の近くの朝市に向かう。とりあえず、買うものはないので、朝食にする。朝市丼なるものを食べる。いくらとホタテとイカがのっていた。それとイカの刺し身を食べた。確かに透明だった。でも、割高、銀座価格のように思えた。  

 再びクルマに乗り、松前に向かう。市街地を抜け、海岸線に出ると、周りのクルマの巡航速度が速い。大型バスさえ速い。軒並み+30km/hで流れている。規制速度が適正でないためだろう。後ろから来た新型カリーナがごぼう抜きをしていった。多分、130km/h は堅いと思った。ここでは、カリーナの行動も納得できてしまうほど道路状況がよい。途中福島町を通り、千代の富士の像を発見した。彼は新潟の田中角栄並の英雄に違いない(たとえが悪いか)。

 松前では城と郷土資料館に入る。城では武士の視点から武家のことと北前船のことを前面に押し出している感じ。郷土資料館は資料館よりとりあげられている時代が古く、アイヌのことと商人や漁師のことに触れているようにうけとれた。

 再び海岸線を行く。アップダウンがかなりあるが、ある程度速度が出ているので楽に運転できる。それにカーブも緩やかだ。沿線はときどき漁師町の様なものがあるほかは海と丘が続く。ずっと高速巡航ができるので、これだと、内地で高速料金を払うのが馬鹿らしい。

 12時過ぎ、江差で開陽丸を眺める。中に入るには料金が必要で、中に入るほど時間的余裕もないためだ。伊豆の下田の黒船の遊覧船のようだった。

 今度は一転して山の中を函館へ向かう。ほどよいワインディングで気持ちがいい。プラス登坂車線があるところもあり、快適そのもの。国道18号よりもずっと整備されていて規格も段違い。函館に着くと片側2車線になり、やっぱり、ここには道路公団は不要のようだ。開発庁様々というかんじ。そして、2時に市街地に入り、今回の目的である五稜郭の近くにある道立函館美術館を見物した。駐車場は北方資料館のものが2時間無料だった。

 目的を達成したので、函館駅前で買物をして、5時に宿泊先の大沼のプリンスにむかう。国道5号線は片側1車線でゆっくり流れていた。途中で2度目の給油(43l)して、大根をもらう。これも北海道産なのだろうか。しばらく松並木の中を走り、将来函館新道になる部分から2車線になった。またトンネルの前で1車線になり、くぐり抜けると別世界でいかにも公園という感じだった。

 ホテルに到着して、シャワーを浴びて、夕食のコースを食べた。疲れているせいか、ビールがよくまわった。売店で買物をしたら、駅の売店より六花亭のチョコが安かった。ゆうべは時間的にあまり寝ていないので、早めに寝た。

 ごらんあれが竜飛岬編

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