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 津軽海峡夏景色(函館2泊3日)の巻

 ごらんあれが竜飛岬編

 朝、五時半に起きてしまう。温泉なので、入ってくる。ゴルフに来たオヤジばかり。おばはんは浴衣でうろついているし。朝食のバイキングで思いっきり食べて食いだめをする。昼食時間に山の中にいるのと、経費節減のためだ。

 7時半にホテルを出て、5号線を函館の昨日着いたフェリーターミナルへむかう。8時25分ごろに着き、手続きをして8時40分に乗船。昨日のってきた船が隣に停泊していた。幹線の船は東京湾のやつのようにかなり大きいのに比べて、今度の大間行きは広島の宮島航路の船のようだ。搭載された車輌も12、3台くらいしかいないし、お客も30人前後のようだ。これでこの津軽海峡最短距離の航路は成り立っているのだから素晴らしい。30分以上函館湾の中にいて、しばらく函館山を眺めていた。1時間くらいたって恵山のあたりがはっきりみえなくなると、大間が見えてきた。本州と北海道の間がとても短く感じる。大間の海岸にへばりつくような集落が見え始めると、下船の案内がされて、クルマに向かう。相変わらず下船前にアイドリングをしていて、臭くて気持ち悪くなってくる。

 10時40分に下船、とりあえずむつへ向かう。船着き場に本州と北海道の間に橋を架けるのだという看板が掲げられていた。ぶっ飛び。これができても、通行料なんか話題の東京湾横断道路とは比べ物にならないくらい高いんじゃないかと思う。10000円コースかなあ、それでもフェリーと同等か。トラックのドライバーも休む場所が無くなって困るんじゃないかな。地元の人はすぐに函館までいけて、いいのかなぁ。国道279号線はセンターラインが引いてあるものの狭い。北海道側とはえらい違い。途中の坂道で登坂車線があり、いくらか追い越し、さらにその先の直線でバスをギューンと抜く。「この瞬間が、ローバー車だね。」というかんじ。馬力より低速トルクが大事だね。大畑バイパスで幅が広くなった。この辺もイカが名物らしく、看板が立っている。むつで国道338号線に進路を変更して、さらに山の中へ。けっこうイケる山道で、センターラインつきで幅が広い。わりとハイペースで走っていたら、直線で後ろから来たアルトにあっさりと抜かれる。多分、メーターが振り切ってるんじゃないかな。有名な六ヶ所村を通る。バイパスと書いてあるのを信じて行ったらとても狭い道だった。その先がバイパスだったらしく、再びまともな道に出た。途中に自衛隊の基地があり、その近くのカーブは重量物が通るためか路面が歪んでいた。また、長い直線で前が飼料トレーラーなので追い越すのを躊躇していたら、後ろのトラックがかっ飛んでいった。ここら辺も北海道なのかもしれない。三沢の淋代あたりから、本州らしくなり、八戸に入ると混みだした。八戸北バイパスに入ると少しすいた。

環状道路から2度曲がって、八戸自動車道に入る。13時、予定より1時間多くかかった。こんなに長いとは思わなかった。ゲートを走り出してすぐにパンダが追いかけてきたが、それをうまくかわす。連中は赤色灯さえ点けていないのに110km/h以上で抜かしていった。彼らに取締りを行う資格はない。かなりの高規格なのに80km/hなのは、彼らに手当をくれるために違いない。連中に権力をくれるのはなんとかに刃物だ。浄法寺あたりで雨が降ってきたのでゆっくり走る。東北道と合流してすぐの畑PAでしばらく80km/h規制のためかネコがいた。両方の車線をふさいで強制的にPAに入れていた。ネコを見落として、本線上のパイロンに突っ込んで事故でも起きたら彼らは責任をとれるのだろうか。自分のことしか考えない連中だ。雨天になったので終了していたらしいが、それも本末転倒。規制解除の地点からも雨天の80km/h規制。本当に過保護だ。道路設計者はこのことをどう思っているのか聴きたくなる。かっとぶトラックは関係なく走る。宮城県に入り規制は解除。

5時、菅生PAで最後の給油(45l)ハイオク120円は今どき高すぎる。畑PAからノンストップでよくきたものだ。このPA にはプリクラまであった。旅行の記念にとってしまった。ここまで来れば、かって知ったる道。那須からまた雨が降ってきた。でも、規制なし。台風の影響らしい。また、羽生でおりて、帰宅。9時だった。

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