ハードウェアデバイスについては、いくつかWindows2000に対応していないものがあった。
まず、
Canopus製のISAのチューナーカード・
TV Tuner/Vは、予想通り動作しなかった。このカードはかなり古い製品であり、NTにも対応していないので、諦めるしかないだろう。ビデオデッキをチューナー代わりに使おうと思う。
また、ビデオキャプチャカードの
I-O DATA・
GV-VCP/PCIも、ドライバがまだ提供されていない。Windows2000対応予定とのことなので、しばらくこのまま待ちたい。
トラブルに見舞われたのは、
QVisionの古いSCSIカード・
SCSIStar/FL(Western Digitalチップ)である。Windows2000用のドライバがないため、NT4.0用のドライバを組み込んだところ、いっけん動作しているように見えたのだが、とても不安定なのである。Western DigitalはSCSIコントローラから撤退したため、リファレンスドライバも提供されていない。
これについては、SCSIカードを
IOIの
4203U(initioチップ)に交換することで、安定動作するようになった。
サウンドカードの
AOpen・
AW724(YAMAHA YMF-724チップ)は、Windows2000付属ドライバで正常に動作した。ただし、ハードウェアMIDIによる再生は、このドライバではサポートされていない。メーカーによるサポートを期待したい。
NICの
Planex・
FNW-9700Tは、メーカー提供のベータ版ドライバで動作している。
Matroxのビデオカード・
G200(AGP、SDRAM 8MB)は、同じくメーカー提供のベータ版ドライバ(500.2195.1010、2000/02/04版)で動作している。ただ、いままで使用していた
1280*960の解像度が、使用できなくなってしまった。標準で使用可能な1280*1024だと、アスペクト比が4:3でないのと、文字が小さくなってしまうのが若干不満なので、いろいろと調べてみた。結果として、
INFファイルを書き換えることで
1280*960が表示できるようになった。
参考になるかもしれないので、いちおうそのやり方を書いておこうと思う。ベータ版ドライバのINFファイルを開き、
斜体の行を、次のように書き換える。3箇所存在するが、G200は1647行目、G400なら2023行目である。
オリジナル
%R_1280x_720%,%R_1280x_720a%,%R_1280x_720b%,%R_1280x_720c%,\
%R_1280x_800%,%R_1280x_800a%,%R_1280x_800b%,%R_1280x_800c%,\
%R_1280x1024%,%R_1280x1024a%,%R_1280x1024b%,%R_1280x1024c%,\
修正後
%R_1280x_720%,%R_1280x_720a%,%R_1280x_720b%,%R_1280x_720c%,\
%R_1280x_960%,%R_1280x_960a%,%R_1280x_960b%,%R_1280x_960c%,\
%R_1280x1024%,%R_1280x1024a%,%R_1280x1024b%,%R_1280x1024c%,\
なお、書き換えと導入は、自己責任で行なって欲しい。
どころで、Windows2000付属のG200用ドライバでは、まったく使用価値のないと思われる妙な解像度が数多くサポートされているのだが、これはどういうことなのであろうか……。
外付け機器では、
RolandのMIDI音源・
SC-8820が、USB接続では動かなくなってしまった。USB用のドライバをインストールしようとしても、エラーが出てしまう。
シリアル接続用のWindows2000ドライバは、すでにRolandのサイトで公開されている。おそらく近日中にUSB接続もサポートされるだろう。それまで待つか、とりあえずシリアル接続で使うか、どちらかにしたいと思う。
プリンタは、
HPの
DeskJet720Cなのだが、Windows2000のドライバで動作した。