電動グライダーX

電動グライダーX

(2008.01)



 今回は初めての挑戦です、「発泡スチロールコア翼」にして見たいかと思いサイトを渡り歩きそれなりの製作方法を模索し製作してみました。

<予定>            <完成後>
翼長   1700mm      1680mm

全長    900mm       990mm

全装備量 1000g        980g

翼面積    26du

翼面荷重   36.5g/du

バッテリー リポ3セル 2100mAh

モーター ハイペリオン HP−Z−3025−10 815kv

アンプ Waypoint W−EBLESC−70

ペラ   11×8

5ch、6サーボ(エルロン(2)、ラダー、エレベーター、フラップ(2))

 MIX  スロットル>エレベーター、スロットル>エアブレーキ、エルロン>ラダー、バタフライ、エルロン>フラップ

リブ型

リブ型は一昨年デタラメに作った「1600の飛びっぷりが抜群」だったので今回はこのデーターを使用することにしました。


リブのカット
 

失敗のテンプレート

まずはリブのテンプレートのカットからですが最初は2mm航空ベニアでやってみましたが切り出しカットの段階で失敗しまして0.4mmに変更し造り直ししました。



 

形状を少し変えた(前縁部)0.4のテンプレート

発泡のカット

 

購入の発泡910×910×40(900円程度)から翼弦をスチロールカッターでカット。

スチロールカッターは即席の製作で、費用もいたって安く(700円程度)、短時間で製作できました。
電源はアマ無線の安定化電源が有りましたのでこれを使いました(電流計、電圧計付のお誂え向き)。カット時は2.5Aから3Aで0.3mmのピアノ線(200円程度)で気持ち良いほど切れます。ただ締め切った部屋では窓を開けてやらないと・・・さんに怒られます。


コアの切り出し

 

なんとここまでの切り出しに4回も失敗しました。その原因はテンプレートの精度と手動切り出しであったと思われる。
最初から上手く行く訳もありませんので練習のつもりでやりました。

 そこで急遽、即席「半自動カッター」にしまして、左右をナイロンロープで引っ張りおもりが無かったのでバッテリーを代用しました。 やはり自重任せの半自動カッターにしなければならないです!

失敗した凸凹のサンプル

プレート表面は滑らかに見みえてもカッターを上から押さえながら引くとなると思ったよりプレートに引っかかりピアノ線が一瞬止まる様です。

やはり手動では力の加減と引く速さにはかなりのコツを要する様です。



コアの切り出し後

ちょっと失敗が有りますがカットしてしまいますのでこれでヨシとします。



ロービング

どうしようか迷いましたが片面だけやって於く事にしました。


プランク

左右同時にプランクしようと思いましたが片面だけにしました。
接着は3Mの77(1500円程度)を使用しました。  結構スプレー時飛散しましたので新聞を敷きました。重しの重量がありましたのでリビングのフロアーでやっちゃいました。 このまま三日間放置しておきました。

完成した主翼
 

 プランク後の主翼  

リンケージ穴の貫通
  

 この時点でリンケージ穴を開けて於きますが、まずサーボ(エルロン、フラップ)位置を決めます。 カッターでカット後にピアノ線をガスコンロであぶり、淵に倣って 移動させると溶けながら気持ち良く切れます。 リンケージコードはピアノ線先端にタイヤストッパーを取り付け同じくコンロであぶって一騎にエルロンサーボまで貫通させました。

仮組みの整形

エルロン、フラップと前縁の整形を終えたところです。

中央プランクのグラス貼り
       

プランクが済んだ所です、今回は上反角4°30′に設定してみました。

胴体の製作

適当に設定して作りはじめてしまった。

水平、垂直尾翼のカット
  

水平尾翼を中翼位置に設定してみました。

やっとフイルム完成
     

思いつき設計からここまで二ヶ月経ちましてやっとフイルム完成まで漕ぎ着けました。 これからリンケージに入ります、もうちょっとで完成だ!

メカ積み、リンケージ
  

画像はメカ積み、リンケージ(エルロン、フラップ)の途中です。

リンケージとメカ積みの完成
     

臓物を格納させるのにちょっと苦労しましたが何とか納まりました。

セッティング

舵角、MIXを設定してついに完成

電動グライダーWの完成



処女飛行

最終チェックを終えいよいよ初フライト、2〜3mの南風、手投げで支えていると自ら飛び立とうとしていた。 ちょこっと押し出してやると何のためらいも無くスムーズな直線を引きながらグングン上昇して行きました。その間、全くのトリム調整を必要とせず素晴らしい飛行を見せてくれました。 なかなかの出来具合に感激! クセもなく運動性も優れています。 初フライトでしたがいきなりループ、ロールに4ポイントまでやっちゃって遊んじゃいました。 上空でのバタフライテストもまずまずでほんのわずかな微調整が必要だった程度でした。 大変よくできました、はなまる!! いつも「デタラメ.グライダー」ではかわいそうなので「アガスティア(Agastia)」と命名してやろうかと思います。
命名

「アガスティア(Agastia)」と命名してやりました。