#左主翼 スパ−破損、前縁部大破
#右主翼 前縁部大破
#カンザシ 真っ二つ
#Vテール カンザシ破損
さてこの大破を克服して修理する事が出来るか?? 所詮、失った機体だと思い怖いもの無いです。シャレ―修理の勉強の為にも少し手を加えてみたいかと思います。
左上 前縁部上面リブ組として修復。
右上 スパー破損部をレジンで修復。
左下 カバーリング。
右下 裏面の切開。
左上 下面 前縁部切開。
右上 上面 前縁部切開。
左下 バルサ、グラスでの當木。
右下 裏面 バルサ、グラスでの當木。
ここは強度を必要とし思い切ってリューターでカッティング、裏側からバルサとグラスで補強。この上から更にバルサでサンドイッチ、仕上げはケブラークロスを張るつもりです。
左上 翼端 破損部。
右上 切開とリブ組。
左下 バルサプランク。
右下 バルサプランク。
翼端部の破損はさほど力も掛からずリブ組構成として蓋を閉めてカーボン貼りの予定。
左上 真っ二つのノーズ部固定。
上中 ヨシとしましょう。
右上 真っ二つのカンザシ。
中左 S45Cを中空に固定。
中中 尺金に固定し平行を出しながらレジンの注入。
中右 レジンの硬化待ち。
下左 グラス貼りの固定。
下中 日を於いて表バルサをレジンで固定。
下右 日を於いてカーボン貼り。
カンザシをどのように接合するか迷いました。 カンザシが10×10mmの中空になっていますので「7×7mm角S45C」150mmを二本入れ、これを均等になる様バルサで中空固定しました。 ここにカーボンパウダー+レジンを注入(垂れ流す)する事としましたがいざ作業を進めると接合部よりレジンが染み出し焦りましたがティシュを詰めて何とかクリアしました。接合部の微妙なすき間から染み出すとはレジンなめていました。
左上 カンザシのサンディング。
右上 右翼上面のサンディング。
中左 レジン硬化を待つ。
中右 レジン硬化せずコタツでアフターキュアー。
左下 主翼裏面。
右下 主翼上面。
カンザシのサンディングは慎重に行いはめあい誤差はバッチリ決まりました。 レジン硬化剤比が微妙に狂ったのか硬化せずコタツの中へ突っ込んでアフターキュアー。
主翼の復元がほぼ完成しました、ここまでカーボン&ケブラー張りを何十回となくの繰り返しで疲れました。レジン調合作業も厄介でこの時期の寒さで硬化も中々進まず丸一日寝かしでの作業なので硬化まで次の作業が出来なくイライラしますね。 これからの作業は「塗装へ」向けての準備となりますので凹凸修正サンディング、パテで穴埋め、まだまだ続き先の長い作業です。 主翼復元完了と言ってもカーボン歪、割れなど細かな修正が残っていますシャレー機の修理ホントに参ります。
左上 CROSSFIRE 2からの角度取り。
右上 こんな感じでやってみようかと。
中左 カンザシはこの様にアレンジ。
中右 折れたカンザシ部の胴体。
左下 エルロンホーンを基準に平行、迎角出し。
右下 静止固定。
「Vテールの角度と固定をどう決めるか」連日悩みました。思いついたのが手元に同社の後続機CROSSFIRE 2の有る事を思い出し、本来の角度は分かりませんがそれなりに近い角度になるのかとボール紙で「定規」をこの様に作ってみました。これで角度は大方決まりますが、「左右の仰角」をどう決めるか超大問題です!!!無い頭、絞ってみましたがダメです。
固定時の作業が同時進行なので余計に悩みますがダメです、アップ&ダウンスラストとサイドスラストをどうする!。 フライト姿勢とクセの発生に大きく左右するモノです。でも方法が解りません!。 自分の「目と平行感覚」を信じてやるしかないです。
6mm径カーボンロッドが無かったのでアルミパイプにカーボンパイプ挿入、そして更にピアノ線の挿入です、強度は大丈夫でしょう。
復元出来、フライトしてみて余りにも癖が出る様でしたらVテールカンザシ(角度)は固定で動かせませんが尾翼は取り外しが可能なので後方にダウエルピンが在りますのでこのメス側を切開すればアップ&ダウンスは調整出来それなりに何とかなります。Vテールカンザシはレジンを使用せず30分エポキシで固定です。
一晩寝かして外してみました。 ノーズもへし折って修復したので何とも言えないのですがそのままリンケージを繋げてみました。右が1mm程ダウン、左2mm程ダウンでした。 ちょっとズレたかなと思ってトリムを見たら当日10m位の風でしたのでかなりダウントリムにして有った様でディスプレイ上でニュートラルにしてみたら右ほぼゼロ位で左が1mm程ダウンの感じでした。まぁまぁの感じでトリムレベルの調整で済むのかと思っていますが? ロールではちょっとクセが出るのかと思いますが主翼の翼型も大分変わってしまっているので飛ばして見ないと分からないという感じですかね。
左上 Vテールのカンザシ復元。
上中 パテにて凹凸ピンホール修正上面。
右上 パテにて凹凸ピンホール修正下面。
中左 空研ぎ反復(#80で三回)。
中中 空研ぎ反復(#80で三回)。
中右 水研ぎ反復(#320で三回)。
下左 水研ぎ反復(#320で三回、ラスト#600一回) 。
下中 サフェーサーで下地作り。
下右 サフェーサーで下地作り。
Vテール固定位置取り付け失敗だった!! 主翼カンザシ修復に若干のネジレが生じていた様で左右を差し替えると取り付け角度に微妙に誤差が生じ10mm程オフセットされてしまった。CROSSFIRE 2のカンザシが同等で有る事に先に気づけばこちらを使用して芯出ししたが後の祭りです。微妙にネジレた主翼カンザシでほぼ芯が出ているのでこちらの方向で挿入して飛ばすしか在りません、かなり癖が出そうな感じです。
塗装に向けて下地作りです。大破によるダメージも大きく修復での凹凸が多く、ピンホールも無数の為パテを埋めては空研ぎの繰り返し作業を三回、その後は更にパテを埋めては細目の水研ぎ作業を四回、根負けしてサフェーサーを吹いて終わりとしました。
左上 ホワイトのマスキング。
上中 ホワイト吹き。
右上 ホワイト完了。
中左 レッドのマスキング。
中中 レッド吹き。
中右 レッド完了。
下左 ブラック吹き。
下中 ブラック完了。
下右 コンパウンド研ぎ。
白から塗ってみました。 ウレタン顔料も少なくコンプレッサーを出してのガン塗装は横着して今回は止めです、以前使用した残りの缶スプレーが有ったのでコイツでやってしまいました。当日は少し風もあり、 やはり圧力が弱く風にあおられて失敗でしたね。 機体色の赤はレッド+ブラックでこの様な色合いの缶スプレーはなく近い色合いでやってみましたがムラになった色彩になってしまいました、色合いも乗りも悪くやはり缶では無理ですね。 またその後もダメージ面積も広く手持ちの残量では間に合わずカーショップに足を運ぶ破目になりました。 今回は訳有ってクリアーはパスです、軽く水研ぎ後コンパウンドとワックス掛け、ピカールでの研ぎ忘れましたがヨシとします。車すらワックス掛けした事無いのにこちらには心を込めて掛けました。
後、フライトでの癖がかなり出るのかと思っています。 左右の翼型がかなり違っているところにVテールの取り付け角度もズレているので投げた瞬間どの様な姿勢で飛んで行くのか怖いです、トリム調整レベルで飛んでくれる事を願っています。
三ヶ月掛けての大手術でしたが不死鳥のごとくよみがえり整形手術した甲斐が有りました。これでまた楽しみが持続しました。