Cheeper2 Bird Carbon Light

Cheeper2 Bird Carbon Light

ウクライナ Soaring Models

(2021.01〜)



また段ボール箱が

 

日向ぼっこしていたらピンポーンって!。何か長いダンボール箱がまた届きました。 開けてみましたら「マナ板と包丁が二丁入っていてお玉も入っていた」のですが、これって晴れた無風の時にグルグル回して空に投げるヤツですかね。


山遊びに出かけると予報に反して風が収まってしまったり又風向きが変わるときなどの無風の状況にさらされてしまう時がしばしば有ります。こんな時少しでも時間を割くために軽量機が有ればといつも後悔で終わってしまっていたのです。バルサ機は手持ちに有るのですが持参と準備などを考えるとついつい横着となってしまい、もっともっと手軽に遊べないかと考えていました。このCheeper(Ver1)は友人からも面白く遊べるし、良く飛ぶヨとも言われていましたがこの手の機体の製作に携わったことも無く製作の仕方も分かりませんでした。 組立説明(Assembly instruction)によるとこうでした。 この正月休み中にrc-sailplaneさんを覗いたらあれッまたUPされている。じっくり眺めたら今回は、大幅に改善され翼端サーボを辞めポットも廃止してサーボを胴体に搭載するモデルに変更されているのではありませんか、これなら初心者の私でも作れるのではないかとUPされた翌日に速オーダーしてレシーバー以外のモノを揃えて頂きました。組立説明(Assembly instruction)によるとVer2はこんな作り方の様です。  


部品&メカ

部品と言ってもこれだけ

RX    ASSAN(7ch) ケースを外しシュリンクチューブ > 6ch変更
サーボ   Tahmazo TS−1002×4
バッテリー Lipo 3.7 v 250mah


製作してみよう



どうもハンドランチなどは軽量化を図るためラダー、エレベターは「トーションバーのばねを応用」して肩支持ワイヤーリンケージの様ですが私的に中立から無負荷方向での舵角が曖昧でホントにこれで良いのかい?と感じてしまいエレベーは0.8mmステンレス棒で従来のプッシュロッド式としました。重量の増加とモーメントは大きくなりますが(重心に)コントロールがなじまずニュートラルがバラついてもしょうがないです。 エレベターで使用しなくなったこのトーションバーを敢えてラダーに使用しラダー部はトーションバーをダブルでセットしました。飛ばしてみてダメだったら取り外します。 そんな訳でエレベターは0.8mmを50cm程張る事となり、たわみが発生するので中間辺りにウレタンスポンジを押し込みロットを刺し込んでたわみ防止とました。

エルロンロット穴

 

サーボホーン位置とエルロン位置は水平とならずオフセットされているので敢えて傾斜角度を簡易的に求め切開しました。ホーンにロットを借り固定してみるとちょっと失敗だったかも、後5mm程外側だったかも。

メカ積み


付属のエルロンロッド1mm、曲げたら折れそうな素材に案の定ポッキリ折れてしまいわざわざ買いに行って来ました。今度はステンレスにしましたのですんなり所定の長さで曲がりました。ロッドの長さが決まりましたので仮組付けしてサーボマウントを瞬間で固定しました。エルロン(左)、エレベター、ラダーはガタも無くわずかなサブトリムの調整でOKで有ったが右エルロンが1mm程短かった様でどう調整してもニュートラルが決まらずまたしても作り直ししました。

CG

   

メーカーの設定では58〜62mmの様です。製作画像などを参考に製作したので大体この値に近い所に納まるだろうとバランサーに掛けてみるととんでもなく前のめりとなりびっくり、どうしようか思案しました。全備重量もrc-sailplaneさんの記事と同様128.4gに収まっていたのに? 仕方なく他の機体に搭載されていたRX(6ch)を降ろして来ました。計量してみると2.5g軽く軽量化にはなるのでこのまま搭載する事にしました。 この2.5gでは全く利き目も無く参りました!! 最後尾にバラストでも積もうかとも考えました。 何の事はない!バッテリーを後方にずらせばいいじゃん!!  バッテリーを降ろして重心を測ってみると設定近くまで近づく事が分かりバッテリーを重心位置まで移動する事にしました。これによりハーネスが届かず根元からコードの作り直しを行いました。散々でしたがね。胴体部に開口部も有って指が入ったので良かったですが。取り合えずCG60mmに合わせましたのでこれでフライトしてみます。 本来この部分にバラストでも積もうかと考えていましたがボツかな。

気づかなかった

完成後の数日、改めてメーカーサイトを眺めてみたらなぜかサーボマウント固定画像が二点表示されている? 何故? 翌々眺めていると黒(カーボン仕様)のスケールが55mm、白(グラス仕様)のスケールが59mmを指している、ここの違いでCGが大幅にズレ込んだのではと、気づいた次第でした。ちなみに私のモノは61mmとなっていました。カーボンとグラスの誤差(重量g)をこのマウント位置で吸収しているのかと思った次第ですが後の祭りです。固定前に大雑把のCGを確認しておく事ですね。


セッティング

グライダーモード内にウイングタイプが有りハンドランチで使用する「スタートディレイ」が有りましたのでこの仕様で設定してみました。 ハンドランチでのセッティングは初めてで結構はまりまして半日掛かりました。

ランチモード 1mm up  ノーマルフライト2mm down

サーマル 5mm down 


バラスト搭載

フライトの主体が山となります、3m/s前後でも飛ばす事も有ろうかとバラストを構想に入れていましたがバッテリーの移動で小細工がボツとなり何かいい方法はないかと考えました。 そこで思いついたのが「五円玉バラスト」です。3.7g/個、厚みも1.5mmとかで穴も空いている。枚数を可変してバラストとにしたらいいじゃないかと、小細工してみました。3.7g×7枚で26gの調整が出来ます。重心位置より数ミリ前となりましたが無視、支柱は3mmナイロンビスとしました。 バッテリー交換の時は壊してしまいましょう。


完成


126.7g超軽量のハンドランチの完成です。
 この手の機体の製作は初めてで小物の扱いが多く結構厄介でしたね。製作前はちょっと不安が有りましたが案ずるより産むがやすしでハンドランチ機の製作にいい勉強となりました。今シーズンはコイツを山のお供に持ち込み無風サーマルの時、思いっきり遊んでみたいかと思います。

テストフライト

生憎この日は春一番でしたがまだそよ風でしたのでテストしてみました。CG、セッティングの状況も分からず第一投は河川敷土手よりゆるやかに滑空させてみました。思いの他ピッチングしてしまいビックリ!二投目に2g搭載させるとかなりの落ち着きを見せ、更に1.4gを追加して重心が取れた様でした。 その後はグランドで数回となくフライトしてみました。この手のモノは初めてで要領がつかめませんでしたが結構遊べました、その後風が出て来てしまい撤退。 帰宅後このままバランサーに掛けてみましたらCG54mmと設計値(58〜62)とは大夫前となってしまった様ですがバッテリーをサーボ後方に移動させノーズに1g積んでこの値に合わせました。 日を改めてまた調整したいかと思います。


JFCラジコンクラブに戻ります