スロープ機  MATRIX−30

スロープ機 MATRIX−30 Hobby Topgun 社 中華

(2014.09〜)


製作過程ですので前後バラバラです




RCRCM社のPV購入後、次のモノを考えていました。やはりその前提には私の腕に見合う値段相当の代物です。 金額をはたけば欲しい機体は何機となく候補が上がって来ますが肝っ玉が小さいのか今ひとつ踏ん切りがつかず色々と物色していました。 そうこうしている時あるサイトの安い機体を思い出し検討してみました。結果的にはこの機体となった訳ですがメーカー的には知っていたのですがこの機体自体私が知る3mが有る事自体知りませんでしたし名前も始めて耳にしました。無論その性能すら知りません。そこで色々とネットで検索して見たのですが全くヒット率が低くメーカーサイトでも投稿されていないほどでした。 一体この機体は何んなんだい?値段的には3mのシャレーがこんな値段で買えるのかい!!ウッソ〜と言う超激安機体です。 ここまでサイトでヒットも少なくメーカーからも紹介が外されたのにはよっぽどの事で工法、強度、性能にかなりの落ち度が有り人気もなくなったので生産を打ち切ったのではないかと推測してしまいました。 しかし私はこれらを含めてポジティブに考えをしてみました。 逆にこれならおもっきり攻めのフライトが出来るのでは、価格も安いし、壊してもある程度愛しみも無く気軽に飛ばせるのではないのかな〜と考えました(そこそこ飛べばの話ですが)。 値段も超安ですしだまされて買ってみようかな〜と思ったしだいでした。 この機体のフライトまでを大雑把算出してみましたがやはり普通の3mに比べれば1/2機も1/3機の値段で仕上がってしまう事にも見逃すには欲しい処でした。 憶測ですがメーカーもこのクラスの機体での脳波を持ち備えていないのではないかと私はキツイところも推測しています性能的にはかなり衰えているのかと思っています。 でもこれも飛ばしてみないと分からない事です。 これは余談ですが送料がめちゃ高く一万円を超えてしまいびっくりでしたがそれでも一般の3m級の仕上がりに比べれば安いです。ちょっと数日検討してみました、色も私好みのイエローですし気に入ってはいますが一番の困り事はグライダーの命でも有る重心位置が分からない事です。 サイトで色々検索して見たものの一切ヒットしませんでした。 どうしようかかなり迷いました。 現物を見てそれなりに設定し、後は春先草むらで地上テストして探せば良いのかと安易な考えになってしまいました。 気軽にフライト出来る代物としてだまされたと思って購入することにしました。


メカ予定


RX       ASSAN X8R7 (Long Antenna)

フラップ    Corona DS-239MG  (×2)

エルロン    Corona DS-239MG  (×2)

エレベーター、ラダー  Corona DS238MG  (×2)

バッテリー  Turnigy 2/3A 4.8V 1500mAh NiMH



     

月曜日にオーダーしてDHLから佐川急便にバトンタッチされて土曜に配達されました。 しかもここでまた送料を取られた上に更に税金まできっちりと取られました。

後日、梱包を開き中身を確認しましたが余りにも問題が多すぎて作る気力を失いました。

ざっと確認しただけの問題箇所色々  至るところに問題が有りとてもシャレー機とは言えないほどの機体です。雑な作りと言うかいい加減な作りとでも言いましょうか値段相当ですね。オークションで中古機を落とした感じだと思って作らないととても作れないです。 飛びもまるっきり期待できそうもありません。
バルサシャレーかと思っていましたがローハセルシャレーでした、これはいいのかな。

(写真1)   (写真2)   (写真3)

(写真4) (写真5)  (写真5)

(写真6)  (写真7)

*後縁部の厚みが1mmほど エッジになってない

*ヒンジが上部でフラップ角度が取れない40度位までしか動かない

*リンケージロッド カーボン3mmパイプ細い、責めてロッドにしろよ

*輸送中、翼端割れ 破片の片割れが見つからない 覚悟はしていたがトッホッホ〜です(写真1)

*フラップ、エルロン樹脂が着いていずペコペコ 黒線で見える部分(写真2、3)

*ノーズ頭、樹脂が剥がれ口が裂けちゃってます、何んなんだいこれ(写真4)

*主翼を組み付けて見ると胴体と主翼に隙間が1.5mm位有る(写真5)

*塗装がえらく悪いツヤも無く薄いです

*クレーターも数箇所有り

*Vテール前縁部が思いっきり開いてしまっている(写真6)

*キャノピー留め金、接着剤がはがれちゃってます(写真7)

ざっと見ただけでこれだけですから製作時かなり修正、補強が必要かと思います。作る気力を失いました。


自分が承知で購入したモノ諦めるしかない


翼端の破損(写真1)



           


翼端破損部のかたわれが見当たらずバルサで整形して瞬間を流し込み下地出しをしたところ。



Vテール、ボールジョイント変更



     

  


付属のボールジョイントは長さ、径が長く大きくとても胴体に収まりきれません、全く使えなく手持ちのモノに交換しました。
カーボンロッドパイプが3mmでしたので2mmのプッシュロッドを差し込んで瞬間を流して固定後、熱縮チューブで皮膜しておきました。



Vテールのすきま修正(写真6)



     


計測してみると「ハの字に0.5mm」ほど雄、雌がズレていましたのでカーボンロッドを少しずつ削り落としてすき間がなくなるまではめ合せを行ないやっとVテールらしくなりました。



キャノピーとノーズの修理(写真4)(写真7)



     


ノーズは裏側よりグラスで補強、キャノピーロックは改めて作り直しとしました。 またキャノピーも全くはめ合いが合わず整形しながら合わせました。



サーボの位置出し



    




付属のサーボトレイではウイングサーボが収まりきれず、サーボマウントが余っていましたのでこれを使う事にしました。
サーボ位置(フラップ、エルロン)を決めるため中心を引いてここから作業に入りました。

工作手順が前後しサーボ搭載後カバーをふせてみるとエルロンがどうしてもカバーに干渉してしまい諦めました。 そしてビデオテープケースをカッティングしてカバーとしました。


ホーンナットの固定

    


このナットが2.5mmだったのでほんとは3mmに代えたかったのですが小物部品が揃わず結局付属のモノを使用することにしました。


サーボマウントの固定

    


    

 


梱包テープでマスキング後エポキシで固定、サーボ固定ネジ穴内径がちょっと大きくタッピングビスでの締め代が弱そうなので本番締めのときはエポキシを付けてねじ込む様になる感じです。


バラストチューブ


    

 


ヘリ用テールパイプをちょうだいして加工しました。 イメージはこんな感じかな
60g10個搭載予定で加工し完成後、仮セットしてみたら重心位置に合わせると何とバラストの投入、取出しが出来ないことが判明し9個に変更(MAX540g)。


たわみ防止(エレベーター、ラダー)


  


3mmのカーボンパイプですのでテールの長さからすれば必ずたわみが出ますので硬質スポンジを利用して押し込みました。


6ピンコネクターに変更


     


  


通常のコネクター接続の仕様の様ですがコネクターの接続ミスを防ぐ為にも6Pコネクターに変更することにしました。 そしてこれでよかろうと接着直前に主翼を仮組み付けしてみたところなんとコネクターが主翼スパーに干渉してしまう事に気づき大きな修正が入ってしまいましたが接着しなくてホッとしたところでした。2mm程前方向にシフトしてなんとか治まる様になりました(撮影方向が左右逆であった)。


6ピンコネクターケーブル


  




胴体側コネクター固定にはケーブルを作らないと前に進まないのでここで少しやっておく事にしました。


オリジナルキャリングバック




     

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やはりバックが無いと製作過程の移動でも保管でも結構始末が悪くコンパクトにまとめる必要が製作過程で毎回感じていましたのでバックを作る事にしました。 2100円/mを2m購入して来ました、バックのキルティング生地だけで4000円!私の服より高いです上等過ぎます。 店内に入ると思いのほか何か抵抗感が有りました、店員の若いねぇ〜ちゃんの目の視線が「この人いい年して何するんだろう?」ってな感じでしたね。
 内側にハート型で二つ袋(四枚仕切り)を作るつもりで生地を購入して来たのですが思った以上に厄介で生地も少し足りなくなってしまう感じでしたの三枚仕切りに変える事にしましたがそれでもパズルの様に迷走、縫っては解し縫っては解しの繰り返しでしたがなんとか出来上がりました。
後はファスナーを縫い付けて正式に完成です。
  ファスナーの縫いつけには往生しました、半日も掛かってしまいパズルで格闘している心境でした。裁縫ってバカじゃぁ出来ませんね、裏表の感覚や縫いつけの手順などを間違えると最初からやり直しやら度素人は仮縫い(仕付け)などをしないと出来ない作業で裁縫する人ってすごいな〜って痛感しました。


ノーズバラストの計量




CG73mmで設定、少し前のめりでてんびん掛けしてみましたら325gでバランスが取れる様でしたので溶解には340gで溶かしてみたいかと思います。


ノーズバラストの溶解


     

       

      



いつもの様に型取りして鉛湯を340g溶かしました。 分かってはいたものの胴体内に入らず金づちで整形しながらやっとのおもいで入れ込みました、若干後方にシフトしてしまいましたのでバランスがどの程度変化するかです。


JFCラジコンクラブに戻ります