バルサキットにスポイラー装着

スポイラー装着へ改造

(2013.03)



バルサキットにスポイラーを装着してみる


 


部品探しで箱を色々物色中、「いつかと知れずその内、また自作機でも作ろう。 その時にはスポイラーでも付けてみようかなぁ」、とかなり前に購入したまま忘れていた箱の隅の中で無造作に置かた安物スポイラーがまた目に入ってきちゃいました。 肝心な部品探しは見つからずこのスポイラーがどうも気になってちょっと考えてみました、捨てるに捨て切れず悪い癖です。 自作もめんどくさいしな〜、安物キットでも買って改造でもしてみようかなぁと思った次第で数日間、構想を練ってみました。ネットで手頃のキットでも無いかと探してみましたが最近はめっきりキットが少なくなってなかなかこのスポイラーに合いそうなモノがなかったのですがホビーキングに30ドルで有りました、円安2800円っか?一時期なら二千弱で買えたのになんて思いつつこのキットに装着してみようかと注文してみました。 スパン、キット構造からしてこのスポイラーを装着させるにはかなりの難儀かと思いましたが所詮、道楽の三千円グライダー、ダメだったら工作途中で捨てちゃいます。そんなつもりで工作にはいります。キットベースのままモグラでやってみます。出来るかどうか分かりませんがお楽しみ。

    

装着させようとするキット



        


注文のモノが届きました。 箱を開けてビックリ ((((;゚Д゚)))) キットはビニールに入っているだけのモノでちょっとした付属パーツは梱包ダンボールに無造作に入れてあっただけのものでした。CHINAらしいと言えばCHINAらしいです。 今回初めてフィルムも購入してみましたがロールの芯棒は無く正味だけのものでした。 ECOと言えばECOです。ちょっと日本の感覚とは違う様ですがECOの最先端です。恐れ入りました。




        


キットからの組立ですがレーザーカットにはなっているもののスロットインにはちょっと程遠くマチ針固定で作らないとダメなものでしたがそれよりも図面が有りません。 その故パーツ部品には焼印品番が無くどこの部品やら全く判りませんでジグソーパズルの感じです。 組立写真イラストには品番がちゃんと書かれているがパーツには無いお粗末モノでした、オマケに品番が間違っているモノで結構厄介ものでした。 制作の途中からキットとして考えなくパーツ取りとして考えました。




            


スポイラー本体をビルトインとしてリブをそれなりに小細工しなければなりません、こんな感じですか。


     


大雑把な形が出来てきました。サーボマウント、リンケージを考えなければなりません。引っ込み脚の要領で工作すれば良いのかと思っていますがスペース的な問題でどのようになるのかチョッっと頭を使うところかもしれません。 サーボマウント用としてリブを抉ったところです。


         


やはりここが一番の大御所でした。 サーボスペースとホーン、ここでのサーボホーンストロークがうまく取れずダーミーリンケージを作っては取り外し、調整。 調整しては取り外して作り直しの往復でした。 オマケにこの安い樹脂性スポイラーの動きも渋く、バラしてバリ取りや面取りなどをしてやっとの思い出スムーズに動く様になりました。 もう諦めて投げ出そうかと思う次第でした、ここのストロークリンケージだけで三日も費やしてしまいました。 twoサーボにすれば簡単に出来たのですがこれは最終手段として取って於きました。 なんとかめげずにこの形になりましたが最終、組み付け調整でまた四苦八苦するのかと思いますが工作が前に進みませんので取り合えず一旦このリンケージで進めて行きます。



     


ところがプランクしてフィルム貼り前の最終仮動作を確認しようとしてみるとリンケージが通せません、無理やり通したが調整出来ない ワァ〜まいった! アジャスターも動かせず左右のスポイラーのバランスが悪く不動な動きになってしまい全く使える感じではなくなってしまいました。 翼厚も薄くなかなか小細工が利きません、スポイラー作動もサーボの微妙な動きでフルアップになってしまうものでかなり調整が微妙です、ウイングサーボも考えましたがちょっと無理でした。厄介でまいりましたがもう一度最初からやり直しです。 挙句の果「ボールジョイント」で結合することにしました。 片方は大体の位置で固定してしまいトリムオフセットで位置決めしてしまうつもりです。これに習ってもう一方は調整出来る様に工夫でもないですが取り外してアジャスターを回転出来る様にしてみました。


 


サーボマウントも購入したものの使わず最終的にはこの様なかたちでサーボも接着剤で直付けです。 ボールジョイントのリンケージにより微妙な調整が可能となり左右対称スムーズな動きとストロークもなんとか確保出来る様になりました。

           


完成してみると結構な重みが有ります、機体からすればスポイラー一個でも十分なのかもしれませんがここは趣味の世界の遊び心、なんといっても見た目がカッコ良いじゃありませんか。 かなりのブレーキが利きそうな感じです。



ところでこのキット一体、主翼は何型なの?? 図面は無いし、イラストも無い。 写真から判断しても良く分からない? カンザシが二枚残ってしまっている!!同せ残るなら四枚残れよ、翼端カンザシは左右一枚づつなの?大丈夫かいな?。 中央カンザシとは明らかに上反角が異なっているのです。 二段上反角? ガルウィング? ストレート? この際おもしろ半分、興味本位で工作はちょっと厄介で有るが「ガルウィング」にしてみます。上反角の角度計り忘れたけど余り角度の無いガルウィングになっちゃいそうです。





後、胴体のみフイルムを貼ればパーツ類は完成、後は通常のリンケージで完成します。 しかし骨組み主翼の為、少し熱を加え過ぎてしまい若干ねじれ気味でしょうか翼端で数mmズレちゃいました。まぁ〜ここはトリムの調整内かと思い修正しませんでした。 この辺りになったらもう作るのが嫌になってしまいかなりいい加減な作りで手抜き、横着工作で機体もかなりブサイクになっちゃいました。 最初からフルプランクで作れば良かったです、骨組みの為どうも納得出来ない箇所が随所に出てしまい作る意欲がなくなったのかと思っています。




       


思いの他、リンケージに手こずりました。 スポイラーサーボの出っ張りがエレベターとラダーに微妙に干渉してしまっている様な感じがしましたのでサーボを前後(フタバ、コロナ)に入れ替えたら今度はS3101がウイングボルトに干渉、仕方なくアジャスターをホーン下より取り回ししてなんとか干渉を避ける事が出来ました。 普段、ロッドをネジ止めする様なやり方はゆるみが怖くやらないのですが今回は目をつむってしまいました。 胴体に高さと幅があればさほど悩む問題でもないのに兎に角スペースがいっぱいいっぱいでまいりました。 ミキシング設定も一通り終わりましたがスポイラーONの時、機体姿勢がどのようになるのか初めての事でわかりません。 想像だけでフラッペロンで数mm下げてみました。

カードでアンプにブレーキONを設定しようとしたのに全くLEDが点灯しません、TURNIGY Plush で使えたのにこれってこわれたの? 相性? 送信機でやるしかないのかな?

     


調べてみたらどうやらこのカードは「Turnigy AE-**A Brushless ESC 」シリーズには対応していない感じです。




     


明るいところで撮影したら結構、様になっています。 しかし背景の庭、草ぼうぼうじゃん、草むしりしないと。


JFCラジコンクラブに戻ります