スチレンペーパー無尾翼機

スチレンペーパー無尾翼機

(2011.01)




先日、無尾翼機のフライトに大成功した(命名したラムセス)余韻が頭から離れず二機目を考えていました。二機目はもうリブ抜きはめんどくさいし「発砲コア」にしてみようかなと思いまして飛行帰りに大型ショッピングセンターに立ち寄り発砲スチロール(ブロック)探しているとその通路に「スチレンペーパー」が目に入りました。 「オッ〜!」厚さ、大きさも色々有ってこれでやってみたらおもしろいかなと考えて品定めをしました、うまくいくか全く解らない心境にちょっと戸惑いも有りましたが所詮道楽の世界、失敗しても1000円足らずの材料費に挑戦することにしました。 




手持ち器財を使用

        モーター    E−MAX CF2822 1200rpm/V  

        アンプ      *

        バッテリー   WAYPOINT   3S  700mAh 18C 

        ペラ       APC            6×5.5

        受信機     ASSAN 2.4G 

        サーボ     コロナ  DS−939MG ×2 

        





翼型          板平ら
翼幅        780mm
全長        310mm
前縁後退角      27度
後縁後退角       7度
上反角          0度
スタビライザー      0度
アップスラスト      2度
サイドスラスト      0度
翼面積        16du
翼面荷重     28g/dm2
全備          450g




  


購入したスチレンペーパーは760×540×7サイズで裏面に接着ノリ(シール?)が有るものにしました(1枚 1250円)。 最初はノリ無しサイズ一枚にしようかと思ったのですが強度的にひ弱な感じがしましたので二枚合わせでやる事にしました。 しかしノリで二枚貼るのも結構厄介かと思いまして(ただの面毒さがり屋)、それとシールを剥がして互いに貼り合わせれば簡単に工作も出来るし時間も掛からないではないかと判断しこちらにしました。 強度は二枚の二乗になるとのことだそうです。って言う事は4倍。 






まずボードを1/2にカットしました。 厚み(7mm)が有りましたが二回ほどの引きでカット出来てしまいます。 ただノリが刃面にべとつくと切れ味悪くなる感じですがふき取れば問題なかったです。 




一枚目をカットしたところです。



二枚目をカットしたところです。



シートを剥がして更なる強度補強のためにカーボンをこんな感じで貼り付け、サンドイッチ工法にしました。



モーターマウントですが上下のスチレンはシールで貼っただけです。 プッシャーなので二枚(翼)がガンバッテくれるのでいいだろうとしちゃいました。 後は3Mボンドでペッタンコ。

 


前縁部のRを施したところです。発砲倍率小さい(密)ためなのか素材も硬く、なんとバルザカンナが使用出来てしまう。更にサンディング(80番位で)も出来てしまうのにビックラこいちゃいました。 でも困ったのがそのカスです、静電気!! 手の周り張り付いて困ったものです。湿度のある時ならくっ付かないのかもしれません。初めて使用する素材なのでわかりません。掃除機を回しながらおこないました。



エルロンも二枚貼り合せて成型しました。


こんな感じで瞬く間に完成してしまいました。ここまで5時間ぐらいで出来てしまったでしょうか。 その気になればリンケージ、メカ積みを入れても工作は一日で出来上がってしまうのかもしれません。 これで飛べば最高なのですが果たしてその結果は?



ここの画像では良く見えませんが前縁、後縁にははめ合わせの隙間と強度を持たせるためグラステープを貼って有ります。 エルロンを貼り付けたところです。

 


モーターを取り付けるとこんな感じ。



ホーンが無かったが買うほどでも無く作ることにしました。


重心が後ろ重になるので事前に少しでも積んで置こうかと埋め込みました。

  


これで完成です。 バラスト21g追加して全備455gでした。予定通りの重みとなりました。 電流を計ってみると6×5.5で5Aしか流れていなく推力もやっとかなと言う感じです。 

飛んでくれませんでした



いつもの如く、草むら向けて手投げしながら重心位置を模索してみましたがどうもうまく見つからずでんぐり返ってしまうばかりでした。 手投げすること数回、気持ち水平飛行したのでいい加減ながら決めてしまいました。 本番テスト飛行となりましたが全く飛ぶ予感もしなかったので草むらに向けてもらい「は〜い、いいですよ」2,3m飛んだでしょうか、笑っちゃいました。 目の前にストッ〜ンでした。試みること何回手投げしてもらったでしょうか? でもその飛距離(時間)は段々と長くなって行きました。 期待はしましたがダメでした。 最後の墜落まではそれでも6、7秒飛んだでしょうか。安定感が全くなく右に左に大きく振れ迷走して飛んでいる状態でした。トリム調整するヒマなく見事滑走路脇に墜落しました。 それでも好く数秒間でも飛んでくれたものと少し感謝しています。 飛ばないモノと想定していましたのでヨシッとします。 モーターマウントが外れてしまい小破というところですがかなり翼に問題が有り、修復、再挑戦はあきらめます。


JFCラジコンクラブに戻ります