モグラからピュアに改造

モグラからピュアに改造

(2015.12)



大親友の形見でした



 


今年亡くなられた大親友の故桑名氏が愛用していたホビーキングから売られていた機体Riotです。それ以前にも京商から発売されていたフライングフィッシュです。おまけのLaunch ModelのLuna(ここが本家かな)名前は違うものの三社とも全く同じメーカーの機体です。 私もこの機体を2009年に製作し今も健在で山遊びの偵察機として使用しています。

「ARF フライングフィッシュ2000V」この機体です。

 形見分けの機体でしたのでそのままフライトするべきだった様ですが同じモノが二機有ってもと迷いました。ただ再修理しなければならない個所も有りましたし、リンケージにも少し問題が生じていましたので思い切ってオーバーホールを兼ねてピュアに改造する事にしました。最初にメスを入れる時、故人を弔ながら入れさせてもらいました。



エルロン&フラップ



         

  


フラップの作動量を確認してみましたらちょっと足りない様でスロープで使用するにはブレーキの利きが甘く思いっきり改造する事にしました。一旦サーボを降ろしました。フラップホーンは既製品位置のままでは全く角度が取れずホーンを根元から取り外し、位置と角度を変更しました。 リンケージも新たに作り直しました。サーボはそのまま使用する事とし固定は直付けとしてしまいました。



Vテール部再修理


   

     

Vテール、胴体は以前に骨折して修復を行っていましたが少しガタが生じていましたのでここも改めてメスを入れました。



ノーズ


     

     

     

  

スピンナーを改造するかバルサで作るか迷いましたがバラストの積み込みを考えてバルサで作る事にしました。
 固定方法はブラスレスモーターの防火壁を利用して作業を進めてみました。更に固定には航空ベニヤをサンドイッチし、ビス止めの構想で行きました。

 久々にバルサを探して見みましたら4mmしかなかったのでこれを使う事にしました。ブロックを積み上げてピラミッド風にしなければならないので二枚ずつ積み上げる形で接着して行き、途中で掘り込みを行って鉛を整形しながら入れ込みました。隙間の出来てしまった所は鉛粒をこぼして極力先端部に重みが掛ける努力しました。 ノーズ長さ50mm、重量85gで仮完成。


     

  

        

ブロックをサンディング後、補強グラスの型紙切りを行いPP板のキャップを作ってやってみました。PP板の腰がちょっと強かったのでビニールテープを千切れんばかりにテイションを掛けながら巻きつけました。そこそこ良い感じに出来上がりました。パテ塗りは2回で終わらせてしまいました。Vテール周辺は少し凹凸が有りますが見えないのでヨシとします。 後は塗装して完成です。 塗装はこの時期ちょっと寒いのでもう少し陽気が良くなってからにしようかと思います。 



フライト





バラストチューブ追加


  


     

フライト時、気象状況が良かったのか思っていた以上に良く飛んでくれていました。こうなると欲も出てしまい、もう少し「安定感とスピード」が欲しくなってしまいバラスト搭載を考えました。 しかし既にメカの搭載は済んでおり動かす事が出来ません。 ちょっと考えましてそれなら「バッテリーを搭載(バラスト)に応じて動かせば」と思い、即席のバラストチューブを追加することにしました。 工具ケースを利用して最大で30gを10個搭載出来る様にしました。 ノンバラストでバッテリー最前、60g(二個)増すごとにバッテリーを後方に移動させ重心を損なう事無く遊べるのかと即席工作してみました。2mでMax300g積めば更におもしろく遊べると思います。

JFCラジコンクラブに戻ります