アライメント講座

アライメントとは
 
ホイルアライメントを構成する要素は主に、キャスター角・キャンバー角・トー角の3つです。
 キャスター角とは車体に対する車軸の角でGT2では調整できません。
 キャンバー角とは車を前からまたは後ろから見たときにタイヤについている角度の事です。GT2で調整できるのはネガティブキャンバー角のみです。
 トー角とは車を上から見たときにタイヤについている角度の事です。GT2では-0.2~+0.2と小さい範囲での調整になります。

車高について
 
車高を低くする事で次の効果が生まれます。
1.空気抵抗が減り最高速が上がる
2.重心位置が低くなりコーナーで安定する

 つまり車高は低い程良いという事になりますが、あまり低くしすぎるとサスペンションの収縮が不完全になり、オーバーステアやアンダーステアに悩まされる事になります。
 徐々に下げていき、サスペンションが破綻するようなら上げましょう。
 それまでコーナーで踏ん張れたものが踏ん張れなくなったり、コーナー進入時にアンダーが出るようになったら、それが車高の限界です。

 車高は前後それぞれ調整ができますが、フロント低・リア高にするとダウンフォースの効果が得られ、高速走行時に車体が安定します。ただしあまりリアを上げてしまうとコーナー進入時にオーバーステアが強くなります。

キャンバーについて
 
キャンバー角を変える事にはメリットとデメリットがあります。
1.メリット
 直進安定性を高める
 コーナー限界を高める
2.デメリット
 直進走行時のタイヤの接地面が少なくなりグリップ低下
 ステアリング操作初期の応答性が低下

 調整する場合はなるべくデメリットを出さない範囲、またはデメリットが出てもそれを上回るメリットを求めましょう。

 フロントのキャンバーを調整するとハンドル操作に関する変化があります。キャンバーを上げるとハンドルを操作した直後の反応が鈍くなりますが、そのかわり、切り続けるとマシンの回頭性は上がります。逆にキャンバーを下げるとハンドルを操作した直後の反応は鋭くなりますが、切り続けるとタイヤのグリップが少なくなり、回頭性が下がります。

 リアのキャンバーを調整するとコーナー限界に影響が出ます。キャンバーを上げると曲がり始めにオーバーステアになりますが、コーナー限界は上がります。逆にキャンバーを下げると曲がり始めはニュートラルですがコーナー限界が下がります。
 ただし、後輪駆動車の場合はあまりリアのキャンバーを上げすぎるとコーナー立ち上がりでタイヤのグリップが低下してしまい、マシンコントロールがシビアになったり、または加速が鈍ります。

トーについて
 
トーは車体上から見て「ハ」の字になっている状態がトーイン、「V」の字になっている状態がトーアウトです。
 数値はトーイン側が-でトーアウト側が+です。

 トーを調整すると直進性と回頭性に影響が現れます。
 フロントをトーイン側に調整すると直進安定性は高まりますが、コーナー進入時の回頭性は低下しアンダーが強くなります。
 フロントをトーアウト側に調整すると直進安定性は低下し、フラフラとしたマシンになりますが、ステアリングの反応は敏感になります。

 リアは基本的にトーアウトにはしません。理由は直進安定性が悪化し、コーナー限界も下がるといった具合でメリットがまるで無いからです。
 リアをトーイン側に調整すると直進安定性が高まり、またコーナー限界も高まります。滑り出しもマイルドになりグリップ感も上がります。
ただし、回転半径が大きくなるのでアンダー傾向が若干見られますが気になる範囲ではありません。

 


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